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2006年12月08日

日米英開戦65周年、一切の戦争に反対し、反戦平和のために闘います

快晴

真夏のような日差し。

1941年12月8日(日本時間)、日本と米英との戦争が開始。
1931年の中国侵略、傀儡政府満州国樹立など、
アジア・太平洋戦争」では、300万人の日本人、
2000万人もの他国の人々が犠牲となった。
改めて65年前の無謀な戦争を記憶に留め、今日的な戦争
社会に一歩一歩近づいている我が日本の現状に警鐘乱打
したい。誰にどのように言われようとも、私は「個人」として
いかなる戦争にも反対し、意思を表明し、できる反対の
行動を取りたい。子どもたちや孫への私のできる唯一の
行動である。

午前中、受信メールの中で重要な内容のものを改めて
読み取る。

午前9時半。ベトナム事務所でバオミンさん、税田さん
といくつかの問題について情報意見交換。

午後2時。日本料理店で子どもたちと「日本料理店会議」。


日本料理店を公式に初めて7ヶ月。この間1500人以上の
お客様に来て頂いた。毎月平均200人強。
同時に仕事をする中で子どもたちに社会的経験が
ないこともあり、仕事に対する責任感、お客様に対する姿勢
などに大きな問題が出て来た。
また、お客様がいる時が仕事で、いなければ仕事ではないとの
認識を持ち、お客様がいない時には、どこかえ消えてしまう
こともあった。

子どもたちは日本料理店での仕事に少し慣れてくると
店長などの注意を聞かず、自己流の仕事をしはじめ、
日本料理の味も少しずつ変化してきた。一部の子どもたち
は「自分は日本料理の専門家」との自意識が強くなってきた。
しかし、実際には、日本料理の入り口に入った程度なの
だが、意識だけが先行する状態となった。
親戚に法事があるといえば、勝手に仕事を休んでも
良いという社会風潮があり、子どもたちもそうした
ベトナム社会の風潮に影響され、無断欠勤や
法事などと言っては休む傾向が見えてきた。
概して、仕事をして給料をもらうということの大変さを
理解できない状況があった。特に日本人スタッフの
言うことや指示を聞かないで自分勝手な自己流の
行動をする傾向は、厳に慎まなければならないと
感じ、昨日、日本人スタッフ全員で相談し、今日の
会合を持った次第である。


勤務すること、仕事をすること、お客様が神様との
思想をもつことなど「労働規律の低下した」フエの
社会ではなかなか浸透させることが難しい課題で
ある。フエの市役所や公的機関が昼間からお酒を
飲み、出勤が午前10時頃。勤務中に勝手に
喫茶店でお茶を飲むなど日常茶飯事の社会に
あっては、子どもたちが「勤務すること」「仕事をすること」
を社会的に学ぶことは難しいことである。
時間はかかるが、一つ一つの行動を子どもたちと
一緒にする中で、「労働規律の確立」を進めて行きたい。
仕事を責任を持って遂行するという厳しさの中から
働く喜びを知って欲しいと思っている。「濡れ手で粟

午後3時半。ベトナム事務所員の税田真理子さんが
一時帰国のため出発。全員で見送る。

午後5時フエ空港発のベトナム航空便でホーチミン市へ。

丁度その時刻、バオミンさんから電話。ベトナム航空からの
情報によれば、税田さんが乗る予定の午後11時半頃
ホーチミン市発→関空行きの飛行機は今日飛ばないとのこと。

午後10時半。税田さんから電話。ホーチミン空港に着いたら、
今夜の関空行きベトナム機は飛ばないとのこと。
乗機予定者は、そのまま空港ラウンジで「ごろ寝」をするように
とのことだったそうだ。何人かの人たちが厳重抗議。
結局、5人の人だけが、車で近くのホテルに泊まれたとのこと。
12月9日、ホーチミン市を出て関空にいく予定。
とにかくベトナム空港は社会的に責任を負うという姿勢ゼロである。
全てがお金儲け・拝金主義に貫かれている。乗客が少なく
採算が合わないと飛行をキャンセルしまい、他の便と合流させる
ということを繰り返している。先日の私もどうだったが、税田さん
も同様。迷惑なこと甚だしい。


夜、読書「平家物語」(森村誠一著:小学館)
30代の頃、吉川英治の「新平家物語」を読んだ。
読み応えのある内容だった。吉川英冶と松本清張から
人間の生き方をたくさん学んだ。
今回は、森村誠一解釈・創作の平家物語に挑戦。
1000ページの本が3冊。なななか手ごわい。
普通の文庫本12冊分の分量である。
盛者必滅、会者定離、栄枯盛衰は人間の定め。
飛ぶ鳥もいつかは落ちる。淡々と平凡に生きて
死んで行きたいものである。


日本料理店従業員心得

2006年12月8日
日本料理店オーナー  

(1)日本料理店で仕事をするということは、決められた時間の間仕事をして、
   お客さんに日本料理をサービスすることで、必要なお金を得ることである。
   お客さんからもらったお金で従業員の皆さんが生活していくことができる
   ということをしっかりと理解すること。仕事には楽しいことばかりでなく、
   厳しいことや嫌なこともあるが、我慢してすること。

(2)日本料理店「子どもの家」の目的は、お客さんに接客のサービスや
   美味しい日本料理を食べてもらうことである。日本料理専門の
   日本人が直接日本料理を指導している日本料理店である。

(3)日本料理店での仕事は、上司の指示に従って仕事をすること。

(4)「オーナー」→店長(大塚さん)→店長代理(仁枝さん)→日本人
   スタッフが日本料理店の責任者となる。上記の人たちの指示に
   従い仕事をすること。

(5)日本料理店で一番大事な人は、「お客様」である。日本料理店
   の全ての従業員はお客様のために仕事をすること。お客様が
   日本料理店に来てくれたことに感謝すること。お客様を「ばか」
   にするような気持ちや態度を取ってはならない。

(6)勤務に関すること
   ①勤務時間  午後2時から午後10時
    (但し、午後5時半~午後6時半は夕食休憩とする)
    勤務時間は、お客がいてもいなくても仕事をすること。
    時間働くことで1日分の給料をもらえるというを理解すること。

    ②勤務時間内の職場離脱
      原則として午後2時から午後10時までの勤務時間(7時間)内
      では、日本料理店から離れることはできない。
    ③無断欠勤の場合は1日分の賃金を差し引く。
      無断遅刻・早退など無断職場離脱の場合には、その時間に
      相当する賃金を差し引く。
    ④日本料理店従業員は勤務時間中、決められた場所で仕事をすること。
    ⑤年次有給休暇は年間10日間(当面は研修のため)とする。
      年次有給休暇をとる場合には、事前に上司に連絡し了解を取ること
    ⑥2007年のテト休暇は2007年2月16日(金)~2月25日(日)
     まで10日間とする。
   
(7)その他
   ①接客や厨房で働くのに必要な英語研修を行う。
     12月12日(火)午前8時から午前9時。
      毎週、火曜日と金曜日の午前8時~午前9時まで、専門の
      英語の先生を雇用し、希望者全員に英語を教える。
      出席義務のある人は、接客係り(グエット・ニー)、警備員(リー)。
   ②接客、厨房での様々な決まりや約束事は、それぞれの部署で決める
     

投稿者 koyama : 2006年12月08日 13:49

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