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2006年10月20日

グエン・タン・ズン ベトナム新首相訪日歓迎会

終日曇り。

「べけんや わが師匠、桂文楽」(柳家小満ん著 河出文庫)
私の大好きな桂文楽の内弟子の小満んの「弟子体験記」。
品格があり明るく、粋ないかにも東京の咄家然としたところ
あった。
小満んは、東京農工大学の学生時代、横浜相鉄ビルにあった
「相鉄演芸場」で桂文楽の噺を聞き、大学を中退し入門。
文楽が死ぬまで内弟子として文楽の家(上野黒門町)に
すんでいた。文楽の人間像が良く出ていて読んで楽しい。
文楽の十八番(おはこ)に『寝床』という噺がある。
義太夫に熱中した大店の旦那が、当たりかまわず、
義太夫を聞かせるという噺。私はテープで100回以上は
聞いている。ほとんど細部まで暗記している。
文楽も義太夫に凝って同じことをしたようだ。
1971年8月31日、国立小劇場「落語研究会」で
「大仏餅」を話したが、途中で「神谷幸衛門」という言葉が
出てこなくなり、「・・・まことに申し訳ありません。勉強し直して
まいります」と言って退席。それ以来、落語を一切止めてしまった。

午後5時、自宅を出て、地下鉄で永田町へ。
ホテルニューオータニへ。宇都宮縫製工業組合の
佐藤理事長と合流し、グエン・タン・ズンベトナム新首相の
歓迎レセプションに参加。
数百人の参加で午後7時40分に開会。

ベトナム代表団は、ズン新首相をはじめ商工大臣など経済
関係の大臣、主な省の知事、大企業の社長など60人の
代表団を編成。

はじめにズン新首相の挨拶。典型な南部のことば。

ズン新首相の挨拶の最後に「天皇陛下のために乾杯をしましょう」
と乾杯となる。


続いて、塩崎官房長官の挨拶。特に内容なし。

その後、参加者と懇談。

●日本共産党 市田書記局長と

●新党 大地 鈴木宗男代表と
 鈴木宗男氏は私と同い年(1947年生まれ)
 私が東京学芸大で勉強していたとき、拓殖大学にいたとのこと。
 もちろん考え方は鈴木氏とは違うが、それでも同じ団塊の世代
ということと、主流に居た人が主流を外された悲哀に何か
同情する気持ちがある。


●LY(リー)トゥア・ティエン・フエ省知事と
副知事時代からの知り合い(左から二人目)



●ベトナム商工大臣と

●ズン新首相と佐藤・宇都宮縫製工業組合委員長

経済関係の参加者は「お金儲け」と顔に書いてある異様な雰囲気を
感じた。参加者全体が「損得」で生きている人たち大集合パーティー
に思えたのは私一人だけだろうか?

午後10時過ぎ、自宅着。

投稿者 koyama : 2006年10月20日 15:50

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