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2006年09月19日
暖炉基金夕食会
終日雨。昨夜半から豪雨。
午前9時。京都の水本さんと懇談。水本さんは「子どもの家」
の図書室の指導を行ってくれている。
終日、「子どもの家」の図書室に入り、図書の分類、整理、
貸し出し、新規図書購入などを行っている。
この1週間ほどの図書室管理運営上の諸問題を話し合う。
バオミン・ベトナム事務所長も同席。
・1週間の図書貸し出しは110冊。(「子どもの家」の子どもたち
が部屋の借りて行った本の数。図書室で読んだ本は入らない)
・毎日20人以上の「子どもの家」の子どもたちが本を借りている。
日本の子どもたちよりたくさんを本を読んでいる。
図書室があることの意味は大きい。子どもたちの精神的な
成長の一助になる。
・借りる本の内容は、小説、参考書、まんが・・・・・。
・図書室の整理が出来ていない。
昨年、図書の整理をしたが、1年後に再訪したが、図書が
図書の整理が出来ていない。子どもたちが借りた場所に
返却しないことも問題だが、担当のベトナム人スタッフが
真剣に整理整頓、貸し出し等の仕事をしていない。
・図書を借りて返さない子どもたちが多い。数十冊の本が
なくなっている。
・「子どもの家」スタッフが自分の子どもに本を借りていって
数十冊返していない。
・セン委員長と9月21日に図書問題で話し合う。
午前10時過ぎ。ACCLの渡辺和代さんがベトナム事務所
訪問。今日、渡辺さんは帰国する。帰国の挨拶。
ベトナム事務所2階で今後のベトナム中部白血病支援の
進め方などを話し合う。
昨夜からの雨で気温が急降下。寒い。ひどい頭痛。倦怠。
1時間ほど昼寝。
午後3時。ラームさんと話し合う。
午後4時。ベトナム事務所でバオミンさん、税田さんと
話し合い。
午後6時。暖炉基金で奨学金をもらっている障害児と
家族を日本料理店に招待し、会食。
暖炉基金は帯広のYさんが5人の障害児で学校へ行きたい
子どもたちに奨学金を上げている。
今日は5人のうち4人の障害児と家族が日本料理店へ来た。
初めに帯広のYさんに代わり私が挨拶。
これからも生活や障害に屈せず、生きていって欲しい。
帯広のYさんも大学卒業まで奨学金を贈呈すると言っている。
家族の皆さんと帯広のYさん、JASSと協力して子どもたちの
ために頑張って生きていこう・・・。
障害児の母親が家族を代表して挨拶。自分たちも頑張りたい、
帯広のYさんに宜しく・・・・。
子どもたちを代表してAさん(20歳)が挨拶。
Aさんは今年見事にフエ医療短大に合格。3年間の
勉強の後、看護師になるという。
Aさんは生まれた時から片足が麻痺している。
『私は帯広のYさんの奨学金で9月からフエ医療短大で
勉強している。足が悪いので病気の人を助けたい。
看護師になって社会に役立つ仕事をしたい。
日本のYさんにくれぐれも宜しく伝えて欲しい』
D君は13歳・6年生。生まれつき両手の指が使えない。
ものを持つことが出来ないが、両手の手のひらを上手に
使い、字を書いたり食事をする。
帯広のYさんから万年筆がD君に贈呈。その場で
手のひらをつかって上手に名前を書く。
Q君は口蓋・口唇裂。同時に心臓病も持っている。
口蓋・口唇裂の手術をするためには、初めに心臓病の
手術を成功させ、その後に口蓋・口唇裂の手術が出来る。
口蓋・口唇裂の手術は国が無料でしてくれるとのことだが、
心臓病の手術は自己負担。10万円ほどの費用が
必要。Q君の家庭状況では手術代が出せない。
今回、帯広のYさんが心臓病の手術代10万円を
寄付してくれることになった。心臓の手術は来週にも
行われる予定。Q君は18歳。年頃なので口蓋・口唇裂
が気になり、いつも口に手を当て回りの目を気にしている。
心臓の手術、そして口蓋・口唇裂の手術が成功することを
祈りたい。帯広のYさんの気持ちと行動に感謝。
午後8時、暖炉基金会食終了。
その後、日本料理店の日本人のお客さんに呼ばれ
一緒に飲む。私のフエでの活動に興味を持ってくれている。
会報を渡し、この13年間の活動を紹介する。
午後9時半終了。
投稿者 koyama : 2006年09月19日 10:32
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