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2006年08月20日
神奈川県青少年海外派遣団5日目
晴天。暑い。
午前8時半から「子どもの家」へ。
子どもたちと一緒に近くの「タイロック市場」へ行き昼食の
食材を買う。
子どもたちと一緒に昼食作り。
昼食作りと「子どもの家」周辺の壁の塗り替えボランティアを
行う。塗り替えは、一昨日壁のカビを落とす作業を行った。
今日はその上に「下塗り」。その後、「ホン塗り」となる。
●カビを落とした塀
●壁の下塗り
午後2時から引き続き「壁塗り」の最終段階である「上塗り」
を行う。
二日間かけて壁塗りが終わり、参加者一同で記念撮影
毎年雨期になると「子どもの家」の塀は黒かびで真っ黒になる。
今回神奈川県青少年海外派遣団の皆さんが「カビ取り」「下塗り」
「上塗り」と手をかけて塀塗りをしてくれた。団長さん、青少年協会
の「監督さん」も率先して暑い中塀のペンキ塗りをしてくれた。
頭が下がる思いである。理屈は何とでもいえるが、気温34度、
湿度90%の中で丸一日の作業は体に堪える。
絵画教室では大きな布に子どもたちの「手形」を記念に
つけるプログラムが行われていた。
子どもたちは勝手に手に絵の具をつけて「ペタペタ」と
布に手形をつけていた。見ていると子どもたちは本当に
楽しそうだった。本能的に子どもたちはこの種の遊びが
好きなのだ。
●子どもたちと参加者は数日間の交流でかなり親密な関係に
なっている。
午後5時まで塀塗り、子どもたちとの交流を行う。
5日間、神奈川県青少年海外派遣団(18人)の皆さんと
お付き合いする。団長さん、青少年協会の役員のお二人の
引率者の「心」が子どもたちを引っ張っているように思えた。
引率責任者のお二人の行動をつぶさに観察した。
けして子どもたちに強圧的に命令したりしてはいない。
むしろ子どもたちの自主性・自発性を促進するように
一歩子どもたちと距離を置いているかに見えた。
引率者の見識と能力でスタディーツアーは大きく変わる。
神奈川県スタディーツアーと行動を共にして、「頼れる大人」
と「日本の未来を託くせる若者」がいたことに感謝したい。
時間の空いている時を利用して『ボランティア貯金完了報告書』
を仕上げ、必要な写真を添付し、関係者に送信。
午後3時、JASSスタディーツアーがホーチミン市に到着。
バオミン・ベトナム事務所長がホーチミン市に出迎えに。
加藤紘一自民党元幹事長自宅放火事件は日本の
民主主義にとって大きな問題を孕んでいる。
私は加藤紘一衆議院議員と政治的な立場は異にする。
しかし、今回の右翼の自宅放火事件が加藤氏の
「小泉首相の靖国神社参拝に対する加藤氏の批判」に
対する暴力である可能性が強いと言われている。
民主主義はあくまで言論で戦うべきである。
加藤氏の小泉首相への批判が気に入らないからと
言って、自宅に放火した右翼の「テロリズム」を強く糾弾したい。
加藤氏の自宅には97歳の母親が住んでいたという。
偶然外出していた難を逃れたという。不幸中の幸いである。
加藤紘一氏のHPを見た。http://www.katokoichi.org/
加藤氏は「小泉首相の靖国神社参拝を批判した後、
抗議のメールや手紙が増えた。中にはカミソリが送られた
こともある。しかし、私は自分の主張を今後も言い続ける」
と述べている。
加藤紘一氏は意見は異にしていても尊敬できる人物である。
民主主義は意見の異なる人たちが、言論戦という土俵を
守るためには、大同団結する必要がある。
戦前の井上日召の「一人一殺」など言論を暴力とテロリズムで
圧殺した歴史がある。
民主党の小沢代表が加藤氏自宅放火事件を民主主義の危機と
して糾弾する発言をしている。
日本共産党の市田書記局長も「民主主義の危機」との発言を
している。
しかし、首相官邸、政府は何らの発言も動きもしていない。
鈍感な小泉首相と安部官房長官である。
小泉・安部氏の人間性を象徴するようである。二人とも
民主主義、言論での闘い、説明責任という概念に乏しい
政治家である。
小泉首相も安部官房長官も「靖国参拝」について、国民に
納得できる説明をしていない。民主主義政治とは、
説明責任である。「意見が違う」「個人の心の問題」などと
言って、説明責任を回避する姿勢こと反民主主義である。
加藤氏自宅放火事件への対応がないこの二人の人間性と
思想を象徴しているようである。
投稿者 koyama : 2006年08月20日 23:05
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