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2006年07月29日
日本語学校「ガイドコース」卒業式
晴天 36度 休肝日
午前6時起床。血圧・体重測定。
朝食。ブンボー。
午前8時半、スーツに着替えて静岡ーフエ青年交流会館
付属日本語学校「ガイドコース」卒業式に臨む。
静岡ーフエ青年交流会館は静岡市とフエ市の「友好都市提携」
のシンボルとして小嶋善吉静岡市長をはじめ静岡ライオンズクラブ
や市民有志によって設立された。現在、私たちJASSと
フエ市人民委員会が運営する「フエ市越日越交流委員会」
(委員長:ニエン外務部長、副委員長:小山JAA代表)
が管理運営している。
日本語ガイド養成コースは2004年8月に開講され2年間の
コースが終了した。日本語ガイド養成コースは、フエ省(100万人)
観光局からの依頼を受け、フエ省と提携して日本語ガイドを養成
する日本語コースである。
フエはユネスコの世界文化遺産に登録され、最近は多くの
日本人観光客が訪ねてきている。しかし、日本人観光客の
増加に日本語ガイドが追いつかない現状である。
フエはこれと言った産業もない。主な産業は観光業である。
フエ省・フエ市からの要請を受け、省・市と提携し、早期に
良質な日本語ガイドを大量に養成するという課題に
JASSが挑戦しているのが現状である。
日本語ガイド養成コースは、毎日5時間の日本語集中講義を
行い、毎週5日間開講している。1週間30時間という授業を
こなしている。
また、日本人教師4名、ベトナム人教師2名という教師陣も
強力な布陣となっている。ベトナム中部最大の日本語学校
(最高時170名の学生)となっている。
午前9時から卒業式が始まる。
トゥア・ティエン・フエ省観光局長、フエ市副市長(教育文化担当)、
フエ市外務部長ニエン氏などが来賓として参加。
地元フエテレビとハノイの中央テレビからも取材陣が来ていた。
卒業式には12名の卒業生が参加。
バオミンさん・税田真理子さんの司会で卒業式は進行した。
来賓紹介。
トゥア・ティエン・フエ省観光局代表の挨拶。
日本語学校校長の私の挨拶。
『フエ市と静岡市の友好のシンボルであるこの学校から
第1期の日本語ガイドが卒業することは本当に嬉しいことで
ある。皆さんが卒業するまでには、多くの人たちの目に見えない
協力と努力があったことを忘れないで欲しい。
これから日本語ガイドの現場に出て頑張って欲しい。』
続いて卒業証書授与。
トゥア・ティエン・フエ省観光局長より卒業生へ証書の授与。
フエ副市長より卒業証書の授与。
卒業証書授与の後、成績最優秀の生徒2名に特別賞を授与。
日本語学校教師を代表して石岡先生より励ましの言葉。
学生代表より感謝のことばがあった。日本語とベトナム語。
卒業式は無事終了。
中村先生・石岡先生・税田先生・フーン先生・サン先生
2年間の授業ご苦労様でした。また、日本へ帰国した
先任日本語教師の皆さんの努力にも敬意を表したい。
式典終了後、来賓・卒業生・日本語学校スタッフ一同記念写真
●卒業生と先生方
●石岡先生・フーン先生・中村先生
●日本語学校スタッフ一同の記念写真
●最後に「静岡ーフエ青年交流会館」前で全員写真
こうして微力ではあるが12人の日本語ガイドを養成する事が
出来た。私たちの日本語学校の卒業証書があればベトナムの
日本語ガイド国家ライセンスが取得できる。
地道な仕事ではあるが、「人間を育てる」という海外活動こそ
今求められているのではないだろうか?
紛争地への緊急支援も必要だろう。しかし、時間をかけて
コツコツと人間・人を育てることを抜きにした海外支援は
結局「物を与える」支援でしかない。物を与える支援は
あくまで手段のはずだ。
紛争地やその時々の世界情勢の焦点になった地域を
渡り歩き、物を与える支援もあるだろう。
私は目立たないところで、時間をかけ、人間を育てたい。
今回12人の日本語ガイドが2年間の歳月と多くの
日本人の支援・協力で育ったことに誇りを感じている。
静岡市長の小嶋善吉氏、元国会議員の藤田栄氏、
笠井氏・滝下氏などJASS静岡の会の皆さん、
静岡市ライオンズクラブ、清水・清水北ロータリークラブ、
静岡市国際課、ホット・ライン社長須賀孝氏を初め多くの日本人の
支援によって「人を育てる」と言う大きな仕事が出来たことを喜びたい。
午後12時半~午後1時半まで昼寝。
午後1時半から午後4時までメール受信・送信。
午後4時、日本料理店フエンさんが来て話しをする。
明日、午後5時からフエンさんのお母さんの14回忌の法事を
するとのこと。日本料理店の皆さんを招待したいとのことだった。
日本料理店の皆さんと相談し、明日午後5時に行く事にした。
午後5時半、子どもたち・日本人スタッフと夕食。
午後6時半、日本料理店開店。
直ぐに二人の日本人の来客。千葉県浦安市当代島の方。
浦安市のニコニコフリーマーケットでJASSのパンフレットを
見てJASS事務所(浦安市)に連絡。山西さんから日本料理店
を紹介され訪ねて来たとのこと。ありがたいことである。
日本食はとても美味しいとの言葉を頂く。食後、寄金を頂く。
その後、ホーチミン市でSONYと提携し電気関係の会社を
している韓国人4人が来店。韓国焼酎「ジンロ」をお土産に
もらう。越の寒梅、八海山、純米吟醸酒の3本を飲む。
グラスビーツ11杯。刺身・・・・。
今までの来客の中では一番お酒を飲んでくれる。
その後、フランス人、ベルギー人、ベトナム人など4人。
ハワイの日系日本人と欧米系の人。
今日は合計13人の来客があった。
韓国の皆さんが大量の日本酒、生ビールを飲んでくれた
せいもあり、今までの1ヶ月間の平均収益の10日分を
今日1日で得る事が出来た。こんな日は滅多にないが・・。
日本料理店のボランティア久保田さん(静岡市清水区
清水東高校出身)は2ヶ月半にわたり
午後2時から午後10時まで毎日日本料理店を手伝って
くれている。特に欧米系の来客の英語に子どもたちは
対応できない中で久保田さんの英語で助かっている。
接客の子どもたちにはなくてはならない存在となっている。
午後10時前、閉店。日本料理店の前においてあった
リー君の自転車が盗まれる。
今日も長い1日だった。
投稿者 koyama : 2006年07月29日 17:12