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2006年07月19日

「子どもの家」の様子。大入り満員の日本料理店

快晴。暑い。休肝日(3日目)

午前9時ベトナム事務所へ。ベトナム事務所では通常業務が
粛々と行われていた。

●バオミン・ベトナム事務所長、会計担当ハンさん

●税田真理子ベトナム事務所員

●サン・日本語学校教師

●明日からの日本語学校「ガイドコース」卒業試験の準備
  ソン君・石岡先生・フーン先生

午前中、ベトナム事務所で仕事。38通のメール受信。
14通のメール送信。

午後1時から午後2時まで昼寝。

「放送禁止歌」(森達也著:知恵の森文庫)半分読む。

午後3時過ぎ「子どもの家」へ。
「子どもの家」では夏休みということもあって子どもたちは
リラックスして毎日を過ごしているようだった。
特別学校からの宿題もない。

●へちまの種を取る子どもたち

こやま峰子さんの書いた絵本。昨年、静岡市の講演会で
こやま峰子さんと一緒に講演会をした仲である。
セン「子どもの家」委員長に直接渡し、図書室に置くことになった。


5月・6月で6人の新入所の子どもたちがいた。


●新入所 5歳の男子と9年生の女子


●6年生の女子

午後5時半、日本料理店の子どもたち、日本人で夕食。

午後6時日本料理店開店。リー君がのれんを出す。
リー君は夕方、日本料理店前をきれいに掃き清める。

午後6時過ぎ、中国人(香港)2人が来店。にぎり寿司などを
注文。日本人の若者が来店。天ぷら定食を注文。

続いて常連の日本人が一人。生ビールや吟醸酒。
更に2人の日本人。生ビールなど。

●3対7の「ゴールデン比率」に注意しながら生ビールを注ぐ


9人のベトナム人。ソフトドリンク。刺身、カレーライス
など・・。

●満員状況の日本料理店

●ベトナム人グループのお客さん

更にアメリカ人とベトナム人。

午後9時までに17人の来客。
日本料理店は満席となり、続々と来る注文に厨房は
追われる。刺身がなくなる。

●注文の刺身を運ぶボランティアの久保田さん

●17人の伝票をしっかりと記入し、金銭授受をする
 グエットさんとニーさん

●日本料理店警備員に復帰し張り切っているリー君


午後9時過ぎ全てのお客さんが帰宅。
17人というかなり多くのお客さんが来店し、日本料理店の
厨房は活気に満ちていた。接客の子どもたちも多少興奮気味。
手が足りなくなり、日本語学校教師の中村さん、石岡さんも
緊急助太刀状態。子どもたちと日本人の総力で17人の
「思いがけないお客」さんへの対応を見事にこなす。
売り上げもかなりのものとなる。

20歳の日本の大学生が来店し、同じく20歳のリー君と
記念写真。


このところ1人から4人程度の来客だっただけに
予約なしの17人の来店は今後のよい勉強となった。

子どもたちも日本人もかなり疲れた夜だったが、
心地よい疲れでもあった。子どもたちは満足感を
もって「子どもの家」や下宿へ帰って行った。

今日のようなある意味では「非常事態」になった時、
人間は男女・年齢・国籍・人種を忘れて、
緊急事態(この場合は17人もの『予定外のお客』が
来てしまい、対応できないほどの状態)に一致団結
して立ち向かうものなのである。日本料理店スタッフの
皆さんの様子を見ていると、何とかお客さんに満足して
もらえるようなサービスを提供したい、自分に与えられた
仕事をしっかりと完遂したいという気持ちが厨房や
接客担当スタッフの雰囲気に充満していた。
こうしたことが人間の強い絆となっていくのだと改めて
感じた次第である。
人生に於ける人間の幸せとは、あるいはこうした
瞬間なのかもしれない。誰もが金儲けや出世、
損得などを度外視して「仕事に埋没し」、みんなで
力をあわせて「仕事を成し遂げた」時の満足感
というものが「幸せ」という概念にかなり近いものなの
かも知れない。
何でもない来客への対応をした3時間ほどだったが、
一人一人の人生の中の小さな「しあわせ」という
戸棚に収まった時間だったのではないのだろうか?

投稿者 koyama : 2006年07月19日 23:49

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