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2006年06月13日

終日曇り

終日曇り。

今日は一日中「サッカー Wカップ」の話題だった。
私は個人的にプロスポーツは好きではない。
サッカーもあまり興味がないないというのか、正確には
よく分からない。
NHKTVでは「日本中が注目」と言っていたが、私はあまり
興味がなかった。
それでも夜10時からテレビを見ていた。前半一点入ったあたりで
純米大吟酒「奥の松」(福島)が効いて来たのか睡魔に襲われ、
気がついたら朝だった。3対1で負けていた。
残念ではあるが、これが力の差というもの?
シュート数が20対6だそうなので、客観的には順当な結果
だったのではないだろうか。

この一週間、日本のマスコミは異常に思えた。
朝から晩まで「ドイツWカップ」の連呼。
Wカップに興味はない人は日本人ではないかのような
番組編成だった。
支援者は日の丸の旗を持ったり顔に書いたりしての応援。
香山リカが「プチナショナリズム」と言っているが、
今回のWカップはまさに若者のプチナショナリズムを刺激し育成
していることが分かる。若者はそうした自覚はない。
テレビやマスコミを見ていると「Wカップ」で「頑張れ日本」を
言わない人は異質な人のように写ってしまう怖さがあった。
アジア太平洋戦争中に「南京陥落」「シンガポール陥落」を祝う
国民の提灯行列を彷彿させる光景である。

クロアチア戦の奮闘を祈る。

今日午後7時のNHKニュースは
①Wカップドイツ大会
②シンドラー社のエレベーター事故問題
③福井日銀総裁の「村上ファンド」1000万円投資問題

日本のマスコミは海外の問題にはかなり突っ込んだ報道をするが
国内問題・日本の権力問題への追求は皆無か及び腰。

日銀総裁が「インサーダー取引」をしていた村上ファンドの
アドバイザーだったこと、投資しかなりの利益を得ていたこと。
日本の資本主義もここまで来たのかと唖然とした。
人間の道義も何もない。ホリエモン・村上容疑者と同様、
「金儲け」のためなら道義も何もないと言った態度である。
日銀は何年もの間「ゼロ金利政策」を続けている。
多くのお年寄りは老後のために退職金を預金し、利息で
生活しようとしていた。ゼロ金利は本来預金に支払うべき
金利を日銀の政策で「ゼロ」にし銀行を潤すという異常な
政策である。福井日銀総裁は「お年寄りのわずかな利息
さえもぎ取り大手銀行を潤し、お年寄りを徹底的に
いじめながら、自分は「村上ファンド」に1000万円の投資をし、
何倍もの利益を何度も得ているのである。
常識的に考え、自らの不徳を恥じ即時辞職すべきであるが
居直っている。任命した小泉首相に至っては「問題ない」との
態度。
年収200万円以下の人口が2500万人もいるという。
30歳前後の若者が「バブル期」の就職難でいまだに
アルバイトなどをしている現状である。
一部の特権階級が影で「特権的ぼろもうけ」をし、
偉そうなお説教を垂れているわが日本である。
愛国心といわれてもこんな人物が日本の金融政策の責任者
だと思う国をどうのように愛せよというのか?
自民党・公明党の与党が即刻福井総裁の首を切ることが
出来ないで「愛国心」などという言葉を口にする資格はない。

それにしてもNHK・マスコミの権力への批判のなさ、
極端に権力に弱いのは辟易する。何のための報道の自由なのか・・・。

一日中、「子どもの家」関係者へのメール連絡に終わる。
講演会の事前準備。縫製工場関係者との打ち合わせ・・・・。
15通のメール受信。10通のメール送信。

夕方買い物。太巻きを食べたくなった。
納豆まき、ソウルで食べた「太巻き」を作る。
我ながら美味しく出来た。

午後9時半。NHKBS2で「追悼・米原万里さん・世界・わが心の
旅・プラハ」を見る。10年前の番組。「嘘つきアーニャの真っ赤な
真実」のテレビ版。哀悼。

投稿者 koyama : 2006年06月13日 19:03

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