« 友人Mさんと懇談 | メイン | 「静岡市邦楽ボランティアの会」フエ演奏会終了 »
2006年06月06日
新宿へ通院
曇り
午前中、7通のメール受信。4通返信。
午後12時過ぎ、自宅を出て都営三田線で春日経由都庁前。
新宿NSビルにある心臓の病院へ。
心電図、診察、投薬。
NSビルにあった音楽関係のお店に代わり本屋が出来ていた。
1時間ほど本を見る。
夕方、帰宅。
家の前の紫陽花が咲き始めていた。
「真昼の星空」(米原万里著)読了。
インターネットで日記を公開するのは、
夏休みの宿題で日記を書かされた後遺症だとのこと。
(夏休みの宿題)
中学の音楽の教科書で習った「トロイカ」は明るい朗らかな
曲だった。「走れトロイカ朗らかに鈴の音高く」とあった。
しかし原曲は悲恋物語。農奴上がりの御者が恋人を
地主の旦那に奪われてしまった悔しさ歌ったものだそうだ。
ロシア人の外国人評は以下のよう。
料理のまずいイギリス人、外国人を尊敬しないフランス人、
ユーモアの理解のないドイツ人、怠け者のイタリア人、
外国語の出来ないアメリカ人、酒飲みのロシア人、そして
没個性の日本人だそうだ。
1930年代半ばから40年代末にかけて日本軍と通じると
して極東の朝鮮人を中央アジア強制移住。ドイツに協力
する疑いがあるとしてバルト諸国の人々をシベリヤに
、ユダヤ人を極東に強制移住。クリミアのタタール人や
コーカサスのチェチェン人を中央アジアに強制移住させた。
スターリンの行った強制移住は24時間以内に手荷物を
集合させ、行き先も告げられずに強制移住させられた。
しかし、新自由主義の「市場原理」は、一切の強制を伴わずに
発展途上国から『先進工業国』へ大量の人口移動を
可能にしていると、「グローバリズム」の本質を
厳しく批判している。
一昨日の朝日夕刊に上智大学の先生が米原万里の
追悼文を書いていた。趣旨は、博学でユーモアを
もった通訳者だったというもの。
しかし、私には現在の日本の政治と人間文明を
厳しく批判する目をもった随筆家と写った。
投稿者 koyama : 2006年06月06日 16:35