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2005年11月21日
日本料理店試食会
終日雨。
午前8時半から日本料理店の試食準備。
中村先生を中心に店長のホンさん、料理のタオー君、
新人のトゥオイさん、調理接客のニーさん、グエットさん、
警備員のリー君。
今日の試食会兼料理作りの練習会で以下の料理を作った。
栗ご飯(実際はタロイモご飯)、太刀魚の梅煮、天ぷら、
青菜のお浸し、魚のすり身汁。
これから本格開店の12月15日まで何度もこの種の
試食会を行い実践的な練習を行う予定である。
●新鮮な食材
●太刀魚をさばく
●中村先生の指導で日本料理を調理する
●料理人のターオ君
●新人調理人のトゥオイさん
●炭火焼の焼肉を作るグエットさん
●警備員のリー君(エレベータの前で)
●日本料理店スタッフ
午前11時過ぎ、試作品料理完成
●完成した試作料理
・小口天ぷら
・炭火焼の焼肉
・太刀魚の梅煮
・青菜のお浸し
・魚のすり身汁
●試食会始まる
・グエットさん、トゥオイさん、ターオ君。自分たちの作った料理を堪能。
・試食者全員。各料理の評価を話しながら楽しく昼食。
ラームさん、松下さん、石岡さん、中村さん、
ホンさん、ターオ君、トゥオイさん、グエットさん、
ニーさん、リー君、小山で試食。
小さな取り組みかも知れないが、こうして5人の子どもたちの
人生の出発を用意した。日本料理店の役割は子どもたちに
長い人生の出発を用意することである。
5人の一人一人は、この日本料理店を出発に自分の人生を
真っ当に歩んで行って欲しい。
ターオ君・リー君がこうして仕事をする中で、社会とつながって
行って欲しい。仕事をする中で人間が生きる意味を知って欲しい。
私たちはこの二人に何ができるのだろうか?
私たちができる事は、社会から排除されたこの二人の若者の心に
『希望』の灯をともすことである。生きること、人と付き合うことの
楽しさを経験させることである。
二人と出会ったのは1997年である。私は8年前の二人との
出会いを大切にしたい。二人に取っては
私との出会いと現在の私たち日本人やベトナム人スタッフ
との繋がりこそが、未来への希望の窓口ではないだろうか。
トゥオイさんも同じである。妹が「子どもの家」へ入所した
ということをきっかけに「子どもの家」へ入り
私たちと知り合った。これも人生の何かの縁である。
日本料理店で研修し、働くことで社会と人生と触れ合って
欲しい。私たちが5人の若者と付き合うのは偶然である。
偶然ではあるが、人生の出会いと縁である。私たちの目の前に
人生の行く先を模索している若者がいれば、誰でも
手を差し伸べることと思う。私たちは手を差し伸べたが
若者は自分の力で立ち上がり、歩いて行かなければならない。
私たちは若者が未来を向いて歩いて行く事を信じ、
バックアップするだけである。私たちが若かった頃、
多くの先輩が私たちにしてくれたことを今、ベトナムで
しているのである。日本料理店で研修・仕事をする
5人の若者の前には紆余曲折と荒波が待っているかも
知れないが、恐れずに闘い・挑んで行って欲しい。
彼等・彼女等にはそのエネルギーがある。
投稿者 koyama : 2005年11月21日 19:44
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