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2005年05月18日

日本テレビ取材第3日目

昨夜、午後10時過ぎに日記を書いていたら停電。
10分ほどで電気がつくと思い、あまりに疲れていたので
ついベッドに横になる。気が付くと午前4時半。
部屋は煌々(こうこう)と電灯が点いていた。

午前4時半起床。血圧測定・心臓の薬を飲む。
日記を点検・追加。
その後、目覚ましに入浴。多少熱めのお湯に
入る。目覚める。

午前6時前にディンラームさんと一緒にブンボーを
食べる。この1年間ほどで物価が大幅に上がっている。
以前はブンボー1杯が4000ドン(30円)程度だったが、
今は7000ドン(50円)。60%もの値上がり。
庶民の食べ物が60%も上がると貧しい人への
打撃は大きい。

午前6時半、日本テレビクルー(3人+ハノイ情報文化省)と
一緒にレロイ小学校へ。
登校時風景。体育の授業を取材。

●体育の先生にインタビュー

●たち幅跳びの授業(5年生)普段着で体育

●子どもたちにインタビュー

ベトナム事務所では、バオミン・ベトナム事務所長をチーフに
サン先生、ホアンフエ市人民委員会外務部員、
ソン・ベトナム事務所員が映像の翻訳作業を続けていた。
撮影されたビデオをレロイ小学校に取りに来たりと
翻訳作業は急ピッチで進められた。早朝から午後10時過ぎまで
延々と作業は続いた。

●ソン・ベトナム事務所員がレロイ小学校にビデオを取りに

小学校1年生から勉強している英語の授業を取材。
英語の先生にインタビュー

校庭では5年生の卒業記念写真の撮影が行われていた。

今日も暑かった。湿度も高い。立っているだけで
汗がじわじわと吹き出てくる。日のあたる場所の気温はゆうに
40度を超えている。暑い中、トイレの隅に小さな花が
涼しそうに咲いていた。

●校長先生にインタビュー

午前11時、最終取材が終了。
●レロイ小学校の校長・副校長先生と取材団記念写真

ホテルに戻り荷物の整理。
午後12時、ホテルをチェックアウトし、昼食。
バオミンさんも合流。ラームさん・ミンさん、
取材団(5人)。サッカー場近くのフォー屋さんへ行き、
ハノイ・フォーを食べる。

午後1時、フエ空港へ。2時40分発の飛行機だったが、
飛行場テレビの画面には1時50分発となっていた。
急いでチェックインをしようとしたが、係員は誰も出てこない。
しばらくすると発進のテレビ画面が消える。訳のわからない
飛行場である。色々と尋ねるとやはり2時40分発とのこと。

チェックインを済ませハノイへ。
●フエ空港で記念写真

3泊4日の取材だった。私たちは出来るだけの協力をしたつもり
である。直接取材に同行した私やラームさんだけでなく、
ビデオを日越語に翻訳したミンさん、サンさん、ホアンさん、
事前のアンケートを集計したハンさん、原・松下・中村さんなど
ベトナム事務所を上げての取材協力だった。
ベトナムの小学校は今、丁度学年末試験の真っ最中。
レロイ小学校でも取材当日は、4年、5年の試験日。
試験問題はトゥアティエンフエ省教育委員会が作成した
県統一試験である。
県統一試験が入ったために時間割が大幅に変更される。
毎日、どこのクラスで何の授業が行われるのかが
最後までわからないという状況だった。予定の立たない
悪い条件の中で取材団の3人は、必死で取材を続けた。
23歳から35歳までの若者の仕事振りをみていて
日本の若者がしっかりしていることに自信と安心、
日本の未来への希望をもらったような気がした。

今回の取材では、レロイ小学校は全面協力してくれた。
絶対に取材を許可しない統一試験の取材も出来た。
全てのクラスでの取材も出来た。
今までのJASSとの長い付き合いと信頼の結果でもある。

日本テレビ取材団はフエを発ち、夕方からハロン湾へ。
その後ハノイ市内での取材を続け、28日に帰国の予定。
今回の取材は正直、この12年間のフエ滞在で一番疲れた
日々ではあった。
良い番組が出来ることを祈る。

これで4月18日に帰国し、近畿JC(84人)、静岡市長一行
フエ訪問、日本テレビ取材という大きなプロジェクトが
終わった。これらの大きなプロジェクトは、必ず「子どもの家」の
子どもたちの生活などに直結する結果をもたらすものである。
4月18日にフエへ戻り今日まで休みなしで働いた。
かなり疲労が蓄積していることは事実である。

投稿者 koyama : 2005年05月18日 21:48

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