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2004年03月02日
「昭和史の決定的瞬間」を読む
午前中から午後にかけて「ボランティア貯金」申請書の原案作成。
2004年6月で現在もらっているボランティア貯金の交付は完全に終了する。
2004年7月から新たなプロジェクトを考え申請しなければならない。
何とか申請書の原案の主要部分を書き、役員会など関係者に送付。
午後2時過ぎ、杉花粉症の薬をもらいに通院。
買い物。
「昭和史の決定的瞬間」(坂野潤治著:ちくま新書)
読了。
人は今自分が歴史的にどのような位置にいるのかが分かりにくい。
2004年3月のこの時点を、後世の歴史家はどのように評価するのか?
ソ連が崩壊し米ソ対立の図式がなくなり、9・11テロ以降、ブッシュの先制攻撃論に基づく「反テロ」に名を借りた世界制覇の侵略戦争が続けられている。 小泉首相と連立政権は、解釈改憲の域を大きく超えて、イラクへ自衛隊3軍を派兵してしまった。憲法・教育基本法の「改正」も政治的日程に上っている。こうした状況に対する大きな国民的な運動や論議は起こっていない。静々と物事が進んでいくかに見える。
日本は政治・経済だけでなく、社会そのもの、日本人そのものが、溶解過程にあるように思われる。
こうした「今」とはいったいどんな未来に続いていくのか? 人は誰も未来は分からない。しかし、過去を振り返ることは出来る。
この本は、昭和11年・12年(1936年・37年)の2年間の日本の政治・軍事状況を詳細に分析し、日中全面戦争に突入する時代ですらまだ戦争を回避することができる可能性があったことを論証している。 現在の日本を後世の歴史家が「戦前の始まり」と定義付けないようにするための一助としたい。
投稿者 koyama : 2004年03月02日 16:51
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A truly great book should be read in youth, again in maturity and once more in o... [続きを読む]
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