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2015年04月19日

上尾市の星野さん「子どもの家」を訪問

午前7時起床。

午前7時半、昨夜作った小型おにぎり2個を食す。

午前10時前、バオミンさんから電話。家の近くまで
里親の星野さんと一緒に来ているとの連絡。

宿舎の近くで合流。タクシーで「子どもの家」へ。

星野さんは、10数年前に
上尾市商工会議の主催で「青少年海外スタディーツアー」
を企画。フエの「子どもの家」へ何度も上尾市の中高大学生
などを連れて、スタディーツアーで支援に来て頂いた。

その間、「子どもの家」の子どもたちの里親も何人も
やって頂いた。長年の里親支援では、里子が成長し、
自立し、社会へ巣立つとまた小さな子どもたちを
支援してくれていた。タイの少数民族の子どもたちへの
支援も長年行っているとのこと。頭が下がる。

今回の里子は、私が1993年にフエ市内「チーラン通り」
に「子どもの家」を作った。諸般事情で「乗っ取られてしまう。

その「子どもの家」にいた子供である。今回、ベトナム政府の
方針で外国人のビザは3ヶ月間だけ。延長は認めない。
更に滞在するには、一度母国へ帰り、再度3ヶ月のビザを
取得するとの方針となった。「チーラン通り」「子どもの家」を
支援していたフランス人は、そうした方針に抗議し、
フランスへ帰国。11人の子どもたちが、「子どもの家」に
取り残された。JASSベトナム事務所は「3ヶ月問題は
不当である」しかし、子どもたちへ打撃を与えるやり方には
賛成できないとの方針を採り、チーラン通り「子どもの家」の
子どもたち11人全員をJASSの「子どもの家」に引き取った。

今回、星野さんの里子になったNOM(ノム)さんは、22歳。
フエ高等技術専門学校に通っている。
2002年からチーラン通りの「子どもの家」に兄弟3人で入所。
今回は、その3人がJASS「子どもの家」へ移ってきた。
父親は子どもたちが小さい時死亡。母親は日雇い労働者をして
何とか生活している。子供が多いので、全ての子供の生活の
面倒がみられない。

新しい里子「ノム」さんと対面。


日本からのお土産にいくつかの衣類をプレゼント


日曜日の「子どもの家」には、赴任したばかりの
北浦先生・古竹先生が、富岡先生の案内で訪問。


12時前。昼食となる。

今日の昼食






黄色いシャツの女児はチーラン通りから移ってきた。
明るい子供。

料理担当のスタッフ「ムイ」さんが体調を崩し退職した。

代わりに新しい調理スタッフ「MINH(ミン)さん」が
調理の仕事をしてくれている。

彼女は、「子どもの家」出身で、長い間、刺繍みやげ物店
に勤務していた。結婚しお子さんも出来、刺繍みやげ物店を
退職していたが、「子どもの家」の方でお願いし、新しい
調理責任者に就任してもらう。


新日本語教師の北浦先生・古竹先生は、子どもたちと
交流。



12時前に「子どもの家」を出て、昔フエもあった「チャイナタウン」
の数少ない「生き残りの店」へ行き、「ワンタンメン」を食べる。


食後、星野さんにしばらくホテルで休憩して頂く。


私は宿舎へ帰り、いくつかのメールへの返信を行い、
昼寝をする。今日は真夏。猛暑。

午後5時45分。徒歩で『家庭料理②』へ行く。


星野さん、バオミンさん、私、リー君で夕食会。


話題は、先日、リー君が結婚すると言って紹介してくれた
女性と現在「けんか中」で交信不能とのこと。

何故、彼女と「喧嘩(けんか」になったのかを問いただす。

リー君の友人の結婚式にリー君が招待された。

リー君はそこで彼女を友達に紹介するつもりで
結婚式に参加したのだが、少し飲んでいるうちに大事な「任務」
を忘れ、知り合いの席にリー君だけで行き、結局、リー君は
酔いつぶれ、彼女は誰にも紹介されず「結婚式」が終わり、
彼女は「怒り心頭に発し」『絶交宣言』を突きつけられた、
とのこと。

星野さん・私・、ミンさんの3人で、リー君に
「彼女に手土産を持って直ぐに謝りに行け」との助言。

リー君はその場で彼女に電話をして、『ごめんなさい』
『ごめんなさい』と謝ってはいたが、彼女が許しているかは、
不明。

星野さん・私、バオミンさんの「体験」から、こういう場合は、
手土産を持って、「自分の行動に大きな誤りがあった」
ことを率直に認め、謝罪することが大事との助言を行う。

リー君は、結構「粋がって」いたが・・・・。今後どうなるのであろうか?

午後8時45分まで夕食交流会を行い、閉会。

私はリー君のオートバイに乗り宿舎へ。

星野さんは、会場から徒歩5分程度のホテルへ。


日本の男子は「草食男子になった」と言われているが、
まだ日本には星野さん、ベトナムにはバオミンさんの
ような「肉食系男子」が生息していることに安堵の
気持ちを持ち、宿舎へ帰る。

投稿者 koyama : 2015年04月19日 16:29

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