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2015年03月03日

S女子大「子どもの家」で鶏を捌く(さばく)

午前6時起床。

1週間程前にフエに到着して以降、両足に「水疱」が出来、破水。
その後、膿んで痛い。抗生物質の軟膏を塗り、救急絆創膏を
はっている。これ以上、水疱が出来ないことを祈る。

午前7時朝食。

午前9時過ぎ、電動バイクで「S女子大」の皆さんが投宿している
ホテルへ。既にベトナム事務所のハンさんが来ていた。
ピースインツアーの添乗員さん、引率の先生と一緒に
「子どもの家」へ。

ハンさんの引率で「子どもの家」を視察。

続いて私の方から1時間程「「子どもの家」歴史などを
話す。



今日の外気温35度。真夏。

学生さんは、「子どもの家」の歴史、子どもたちの様子などを
真剣に聞く。


話が終わり、厨房前の庭で「ブタの丸焼き」と鶏を捌く授業を
行う。


ブタは既に業者が内臓等を摘出し、丸焼き用に仕立ててあった。



近くの市場で買って来た6~7羽の生きた鶏。

生きた鶏を捌いた経験のない学生さんが多い。

「子どもの家」のタム医師が「裁き方(殺し方)の実演」をする。

今回の「S女子大スタディーツアー」のテーマは、「食」について。

タムさんが、鶏の首根っこを掴まえ、首近の毛をむしりとる。

むしり取った毛の部分に包丁を当て、一気に「殺処分」する。


学生さんもタム医師の指導で首周りの毛を引き抜き、切りやすくし、
包丁で一気に殺する。

鶏を殺するのは初めてという学生さんが圧倒的なので
かなり勇気を要したと思う。

全員の学生さんは鶏を捌く授業に参加。


殺処分の場面は、私でも『目を背けたく』なる。女子学生なので
なおさら、見るのもつらいのかも知れない。

今回のスタディーツアーの一つの眼目は、アジアの食を通して、
「命と人間の大切さを知る」というもの。

残酷に見える「殺処分』と言う行為を通して、1羽の鶏の命を
奪ってしまう人間。人間は、そうしなければ生きていけない。
殺処分した鶏に感謝の気持ちを持ち、端から端まで「食べる」
ことは、人間の責務である、ということを実地で学習している。

S女子大と担当教授の考えたかに共感した。

最後の一羽


女子学生さんが「勇気を振り絞って」殺処分


一方子豚の丸焼きの方は、炭火で2時間かけてゆっくりと
回しながら焼くのである。



殺処分が終わった鶏は、熱湯に入れられ、毛を抜く


学生さんたちがきれいに毛を抜き、丸裸のニワトリとなる。


ニワトリを捌く授業が終わり、学生さんたちの感想を聞く。

多くの学生さんたちが、「今までスーパーで鶏肉としてきれいに
捌かれ、食べやすく小口に切られたニワトリしかしらなかった」
「今回、ニワトリを殺処分してみて、一つの生命を絶つことで、
私たちは自らの命を永らえているのだ、ということを実体験
した」などの感想が出ていた。


ニワトリの殺処分の授業が終わった頃、子どもたちが学校から
帰って来た。

「子どもの家」の歓迎会。

始めにセン「子どもの家」委員長が歓迎の挨拶。

初めに子どもたちの歓迎の歌と踊り

子どもたちが考えた「中国風」の衣装での踊り


子どもたちの歌


続いてS女子大答礼の歌「ちびまるこちゃん」の「踊るポンポコリン」


「ちびまるこちゃん」はベトナムのTVでも放映されているので
子どもたちも歌える。学生さんたちと一緒に歌う。


テト正月明けの訪問者との交流を楽しむ子どもたち



一方、2時間、ゆっくりと回しながら焼き続けた子豚の丸焼きが完成


こんがりと焼けている




みんなで捌いたニワトリを含め、「子どもの家」の普通の
昼食を摂る。



捌きたての鶏肉料理がテーブルに並ぶ


私など『ニワトリを捌いている』段階から『吐き気』をもよおす。

正直、昼食の食欲なし。


学生さんは「子どもの家」の子どもたちと交流しながら
美味しそうに捌いたニワトリを食べていた。
大学でしっかりとした食教育をしているものと思われる。


学生さんと子どもたちが「和気藹々」の雰囲気の中で昼食を摂る。


こんがりと焼けた『子豚』の肉



午後12時過ぎ、「子どもの家」を後にする。


私は宿舎へ帰り、昼寝。


午後2時過ぎからいくつかの仕事。

午後2時半。バオミンさんがフエにお客さんを案内し、ダナンから
戻る。

15分ほど私の宿舎に来て「当面のいくつかの意思統一」を
行う。

午後6時過ぎ、徒歩で日本料理店へ。

午後6時半。日本料理店で地球の歩き方スタディーツアーの
皆さん8人と夕食会。


富岡先生の司会で地球の歩き方ツアー夕食会は始まる。


本日の献立紹介  グエット・接客主任



午後9時日本料理店での交流会を終了する


徒歩で宿舎へ帰る。

投稿者 koyama : 2015年03月03日 18:15

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