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2014年10月26日
バンベー46号関連
曇り時々雨
終日、バンベー46号関連の仕事。
関連写真収集、構成・・・・。
読書「満州国演義8「南冥の雫」(船戸与一著:新潮社)
ぐいぐいと引き込まれる。作者の資料調査力に敬服。
綿密な資料を読破して、書き上げたことが良く分かる。
戦争末期(インパール作戦・・・)には、A級戦犯で
絞首刑になった東条英機は、首相・陸軍大臣・参謀総長と
政治と軍部の実権全て握り、元関東軍憲兵隊の責任者だった
こともあり、政治と軍と事実上の警察権を握り、独裁体制を
作ったかに見える。当然、政府、軍部内での権力闘争も
あったが、太平洋の『絶対敵国防圏」の諸島が次々に「玉砕」。
対ソ連戦略のために満州に張り付いていた関東軍を
南方インパールに派遣する『インパーる作戦』に突入。
軍隊内部では、様々な反対意見もあったようだが、
東条英機の独裁的な権力で強行し、惨敗。敗戦へ。
軍隊内部の様々な動きを詳細に描いてるが、
東条英機の独裁体制に「ゴマをする」体制派が主流。
危惧を関しているが、東条の権力の強さに黙認する
グループ。東京から離れた満州・中国の現場で
「反対の思いを持つグループ」と人間社会である
軍隊の中にも様々な動きはあったが、結局、
「軍隊上層部」でも「強いものに巻かれ」「出生主義」
が横行していたことがわかる。
投稿者 koyama : 2014年10月26日 19:42