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2014年10月10日

健康診断書作成

晴れ  空気は肌寒い

午前6時半起床。急いでシャワーを浴び、午前7時朝食。

「肉団子入りチャオ・バイン・カイン」(小麦粉の手打ちうどん)

ピり辛で美味しい。

午前8時、ソン君が宿舎へ迎えに来てくれる。
ソン君のオートバイの後ろに乗せてもらい「フエ中央病院」へ。

健康診断書の作成のため。

今日は1日中、フエ中央病院の健康診断書作成にソン君が
同行、通訳・案内をしてくれた。バオミンさんは、お客さんの
観光案内。

先日、ベトナム外務省は、「海外NGO」や海外企業の
外国人を対象に「ビザ発給制度」の大改悪(私見)をした。

特に海外NGOに対しては以下の条件を付けた。

①ベトナムに来ている海外NGOは「専門職」だ。
②専門職である以上本国等の「大学卒業資格」が必要。
③同時に大学卒業後に「専門職」を生かした仕事の経験が
 必要
④三カ月ごとのビザ更新に当たっては、「健康診断書」の
 提出が必要。健康診断書は、北部は「バイックマー病院」
 中部は「フエ中央病院」、南部は「チョウライ病院」での総合的な
 健康診断を行い、診断書の提出が必要
⑤その他・・

ベトナムでビザを更新する際の手続きについて、
ハノイ外務省は上記のような方針を出した。

今日は、上記方針の④に従って、フエ中央病院での
総合健康診断を行った。

健康診断書作成費用は250ドル(25000円以上)という
法外な値段。ベトナムの一般公務員の月給を超えている。

外国人だから取れるだけ取ろうとの気持ちが「見え見え」。


各科での健康診断は午前8時から午後4時まで続いた。

レントゲン、心電図、血液採取、耳鼻咽喉、眼科、
皮膚科、採尿・検便、内科・・・・・・。

フエ中央病院はベトナム中部では最大最良の大病院。

どの科もたくさんの患者であふれていた。

日本のように「検診」は「検診」で別コースという方式ではない
ので、一般患者と「健康診断」の人と同じ科に並ぶ。
どの科も30人・40人と待っている。これでは、何日かかって
も健康診断書を作ることはできない。

このペースで行くと2日から3日はかかると判断。

ソン君が、気を利かしてGOOD IDEAをだし、実践。

それでも8時間かかってしまった。

待ち時間が多く、診療はどの科も数分。

心電図を取った。私は20年前から心臓が悪いので
心臓専門の病院にかかっている。フエ中央病院の
心電図の機械は驚くほど「古いもの」だった。検査中、
古い吸盤が取れてしまったが、そのまま検診は行われた。
どうも私の心臓は、「何も異常がない」との判定だったようだ。
ありがたいことである。フエでの活動が今後も続けられる。

一番驚いたのは、「検便」「検尿」である。

トイレは男女共同。トイレの個室に入ると「画用紙」の
ように厚い紙が置いてあるだけ。医師が私にくれた検便容器
にどのように便を入れたらよいのか。『はは・・?」「これは画用紙
のような紙の上に大便を少量だし、それを「ヤクルト大」の
検便容器にいれるのだ』、と判断。しかし、画用紙に乗せた大便を
どのように「ヤクルト大」の容器にいれるのか?
この辺からわけが分からなくなる。仕方がないので、画用紙を数センチ
大に破って、それで「何」を取り、ヤクルト大の容器に入れる。
さて困ったのは、この後だ。どのようにsて「おしり」の始末をするのか?
まさか? 画用紙でお尻を拭けというとことはないだろうし・・・・・。
丁度、テイシュペーパーを持っていたので、何とか「処理」できた。
一体、他のベトナム人はどのように処理しているのだろうか、
ベトナムの「七不思議のに一つがまた増えたようだ。


眼科の診断。この病院では、眼科で眼鏡も売っているのだ。
私の眼鏡は遠近両用且つ変調レンズ(光が強いと自動的に
サングラスになる)を使っている。
眼科医師は、このメガネはだめだ。眼鏡を変え、自分の後ろに
ある眼鏡を買うように私に言い出すが、私は断る。


どの科も「待ち時間」は長く、診断は数分、早いところが1分
だった。

最後に「認知症」テストをされた。さすがにそういう年に
なったのか?との深い感慨を持った。

『貴方は何年フエにいますか?』  『フエで何をしていますか?』

こちらは、幼稚園児じゃねえんだ・・・と思いつつ、これと同じこと
がこれから日本の病院でも質問されるのだと悟った。

『おじいちゃん、今日は何月何日ですか?』
『今朝の朝ごはんは何を食べましたか?』
『日本の首相は誰ですか?』

こんなことが、これから日本の病院で私が質問されることなのだ。

私は上記のような決まり決まった質問に対しては、決まり決まった
答えをしようと今から準備している。

『今日は何月何日』→「1月1日」。
『今朝の朝ごはんは何を食べましたか?』→「お金がないので
 朝食は食べていない。」
『『日本の首相は誰ですか?』→「日本共産党の
                    肥満な志位なんとかさん」

上記質問は、日本の病院でアルツハイマーになった母親を初めて
病院に連れて行った際に聞かれた質問である。

とにかく、ソン君とバオミンさんが色々と手をまわしてくれて、
何とか午前8時から午後4時までで全ての検査を終り、
結果は、10月13日の月曜に出るとのこと。

この結果をフエの警察本部に提出し、私の長期ビザが
発給される段取りになっている。

8時間という長い「闘い」だった。疲労困憊。


午後4時帰宅。疲れる。1時間程休む。

午後6時、徒歩で日本料理店へ。

来客あり。


午後9時過ぎ閉店。

今日は長時間のフエ中央病院検診で疲れ果てた。

ソン君・バオミンさんの力で、何とかフエ中央病院での
健康診断書を作れそうだ。

投稿者 koyama : 2014年10月10日 20:29

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