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2014年06月06日
バルテュス展
赤から豪雨
午前中上野へ。都美術館で「バルテュス展」を観る。
先日、NHK教育テレビを見ていたら「バルテュス展」
の特集番組を30分程放映していた。
①父ポーランド貴族の血をひき、ユダヤ人の母の下で
バルテュスは、当時の絵画の諸潮流に属さず、
自分自身の道を歩んだこと。
②ピカソが20世紀最大の画家と賞賛した。
③バルテュスの「アトリエ」そのものを展覧会場に持ち込んで
いること。
こんなことに興味を持ち。東京都美術館へ。
中年夫妻がたくさん来場していた。
チケット売場へ。
「大人1500円」 「高齢者(65歳) 1000円」と書いてあった。
1000円を出すと「年齢を証明するものを見せてください」と
言われる。「年齢詐称」と思われたようだ。私の前の男性には
何も言わず1000円券を渡しているのに。
仕方がないので運転免許証を見せる。目出度く「高齢者」として
入場。
バルテュスは、ポーランド貴族の血をひく父親とユダヤ人の母親
の間にうまれる。
当時の絵画会の諸潮流を無視し、独自の絵画の境地を開いた
と書かれていた。
少年・青年時代の「デッサン」。風景絵などがあり、
会場の途中には、無防備に椅子で昼寝をしている少女の
絵画などもあった。
バルテュスが40歳頃だろうか、日本に来て20歳の大学生と
結婚。節子さん。節子さんをモデルにした絵も数点あった。
かなり日本の文化に興味があったようで英文の「源氏物語」
など日本文学を多数読んでいる。
着物・袴姿の写真も多数展示されていた。
障害で4箇所か5か所ほど転居し、アトリエを変えている。
そのたびに画風も変わってきているようだった。
少し薄暗い風景画に味があるように思われた。
投稿者 koyama : 2014年06月06日 15:17