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2013年11月17日

終日、宿舎で仕事

午前9時起床

終日、「バンベー44号」関係の仕事。


読書「ナチズムとユダヤ人ーアイヒマンの人間像」
   (村松剛著 門川文庫 1972年版)読了

こんな文章が書かれていた。

『ユダヤ人は自分たちの預言者であるキリストを
殺した。その罪によって、彼らは今家を失い、
永遠の流浪の運命付けられているのだ、と
キリスト教の僧侶は言った。ユダヤ人は永遠の
異邦人であり、流浪者と宣言された。
『いつの日か、キリストがふたたび現れて
ユダヤ人を許すまでは、すなわち最後の審判
の日が訪れるまでは、彼らは社会的・法律的
に一段劣った扱いをうけ、真のキリスト教信者
から隔離されなければならないだろう」。

本書を読むと「ワルソー・ゲットー」など
ユダヤ人の強制収容所・ホローコーストの
企画・実行の責任者だったアイヒマンの
「出世欲」と「学歴コンプレックス」が根底に
あると。

著者の村松氏はイスラエルのアイヒマン法廷を
傍聴しての感想を書いている。

本書を読むと「ホローコースト」「ユダヤ人への蔑視」
などは、長い間の欧米世界の中にあったことが
分かる。この問題も「ヒトラー」や「アイヒマン」だけに
ユダヤ人差別・蔑視問題を矮小化することは出来ない
歴史的な背景があることが分かる。

投稿者 koyama : 2013年11月17日 22:29

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