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2013年04月28日
終日休息
体がだるい。
終日、横になっていた。
午後12時。センさんが作ってくれた
チャオバインカインを温めて食す。
メール拝受。送信。
日本から電話あり。
読書「眠れないほど面白い古事記」
(由良弥生著:三笠書房)
神武天皇の誕生。古事記では
こんな描写でよいのか?などと
疑義を感ずるくらい実にオープンな
記述をしている。
午後7時。リー君から電話。
今、フォンザンホテルの前の飲み屋にいる。
一緒に飲もうとのこと。
体調不良だが、いく。
「子どもの家」のこと、日本料理店
のこと、今後の自分の身の振り方などに
着いて』語る。
===
ベトナム・フエに住んで20年。
色々な出来事があった。
喜びも苦しみも悲しみも失敗も、
はたまた、様々な「言われなき攻撃」も。
お陰さまで色々な経験をさせてもらった、
そんな中で一番つらい事は、病気に
なった時だ。
いまもそうだが・・・・。
二つの問題がある。
①日本にない「フエ」だけの『風土病』に
なった時の不安だ。ベトナム人も含めて
フエ風土病とは知らない。
医師だけがしっているようなものだ。
5年ほど前からフエの風土病のひとつ
「寄生虫」が原因の発疹。
当初、原因が分からないまま、体中に
発疹が出来、それが段々と成長していく。
一体どうなるのか? 対処法も原因も
分からない。バオミンさんも知らない。
毎日、一人で「何の病気なのか?」と考え、
苦悶する。体中がかゆくなり、日に日に、
赤発疹が大きくなる。頭から体中に
出る。この種の風土病との闘い。
寄生虫が原因と分かった。
どうしても「生野菜」を食べざるを得ない。
今も、「いつ発症するのか?」という危惧を
持ちながら、フエで生活している。
ベトナム人の多くは長い間の生活で「耐性」
が出来ている。
今回の下痢、歯茎の異常な腫れ、喉の腫れに
よる声の「しわがれ」。今までの体験で対処したが
「通じなかった」。
結局、1週間、おかゆを食べ、何とか今日
あたりから正常の半分程度に回復した。
自分の体がどうなってしまうのか、という
心配がある。フエの病院に行っても解決は
難しい。
②この種の原因不明の病気になった際、
結局、宿舎で終日一人で寝ているだけ
の対処法しかない。これは、かなり
孤独感と病気に対しての不安がある。
今回は、結局原因がわからないまま
はぐき(歯茎)が異常に腫れてしまい、
物が食べられなかった。
結局、昨日になって、2本の奥歯が
取れてしまい、ブリッジにした永久歯の2本と
ブリッジ1本が欠損した。
2本の歯は、その根が残っている。
直ぐに清浄し、治療しなければならない。
しかし、諸事情で今すぐ日本には帰れない。
その間に抜けてしまった二本の歯の
歯茎以下の部分は残っている。急いで
消毒と手当てが必要なのだが、それが
今すぐ出来ないことへの苛立ちはある。
一人で宿舎で寝ているとそれとなく
「孤独」と「不安」はある。フエでの20年の
生活は、常にこの孤独と不安との闘いだった。
投稿者 koyama : 2013年04月28日 18:13