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2013年03月12日

ブライセン役員出迎え:ブライセン全社員夕食会

午前6時 25度 90%

午前6時起床。簡単な柔軟体操

午前7時朝食。「フォー・ボー」(牛肉入り米麺)



3月4月のスタディーツアー・来訪者日程の
整理。担当者の「重なり」「不備」等の確認。


午前11時半昼食。

「豚肉入り おじや」


午後2時間ほど昼寝。熟睡。

バオミンさん(ダナンにいる)から電話。
ブライセン役員の方2人と一緒にホイアンにいる。
これからフエへ戻るとのこと。今夜、6時半から
ブライセンベトナム支社員全員と夕食会の予定
なので、交通事故等なく、無事フエ到着を祈る。

読書「現代中国の政治ー開発独裁とそのゆくえ」
(唐 亮 著 岩波新書)

著者は、割合と客観的に中国の政治、特に
民主化について記述している。現状の
客観的な把握はなかなか難しいようだ。
中国共産党一党独裁の支配体制の構造を
示し、「経済発展」を進める中で徐々に
政治的な民主化も進めるとの中国共産党
中央の考え方を批判する。
と同時に「経済発展」の中で、統治形態
(村段階の議員の選挙、マスコミの一定の
自由化・・・)などが、ある程度「民主化」傾向に
あることも指摘している。
中国共産党の基本姿勢は、欧米型の民主主義
社会ではなく「中国社会主義型の独自の
民主主義社会」と自国を規定している。
今後、一定の「中間層」が定着し、その層が
厚くなる段階で社会の変革が更に進む可能性を
示唆している。同時に社会改革がどんなに進んでも
結局、中国共産党一党独裁という統治システムが
あるかぎり、中国の根本矛盾は解決しないとも
示唆している。

尖閣諸島問題での中国側の対応を「日本側の視点」
で私たちは見ているが、中国側の諸事情も考慮する
必要がある。

共産党一党独裁から来る膨大な「汚職・腐敗」現状、
人民解放軍という武装暴力装置が共産党の
指揮下にある問題と危険さ・・・・・。

中国社会ではこんなことが言われているそうだ。

『腐敗の取締りをしなければ、国が滅びる。
しかし、腐敗を取り締まれば、共産党が
滅びる』と。

13億人の人口の中国でツイッターを持っている
人口は3億6千万人。
インターネットの普及率は、5億1千3百万人。
(人口の38.3%)

政府・共産党がどんなにマスコミを統制しても
国民の目・耳を隠すことは出来ないところに
来ている。
本書を読むと「中国共産党の指導部」が
時代の大きな変化(経済発展・インターネットの普及
などなど)にどのように対処し「共産党一党独裁」を
延命・維持していくかに腐心していることが
よく分かる。尖閣問題も石原慎太郎氏や安部首相
のように軍事力をつけて・・・・などと単細胞な
考えでは、到底「相手に出来る人々・国」では
ないことが分かる。
中国人は、基本的に民主主義社会に生き、
生活した経験のない人々である。

辛亥革命で清王朝を打倒したが、欧米列強・
日本などの侵略・植民地化の中で、
きちんとした民主主義社会を構成することなく
1945年8月15日を迎え、その後「国民党」
と」「共産党」の内戦。1949年「共産主義革命
の成功」で社会主義という一種の「独裁」「暴力」
社会におかれてきている。
世界第2位の経済成長を遂げた中国は、これから
民主主義・民主化という「歴史的な課題」を
乗り越えなければならない。
私たち日本は、1945年8月15日の敗戦で
『曲りなりにも」『主権在民』『戦争放棄』『基本的
人権の尊重』などという「民主主義を原則とした
社会に生きることができている。
この有難さを分からなくなったわが日本人でも
ある。総選挙の投票率が、50%をやっと超える
日本国だ。

中国は、民主主義と民主化という大きな
爆弾を抱えている。へたをすると大爆発する。
中国共産党が今後、どのような路線をとるのか?
はたまた、国民がどんな行動をとるのか?
私的には、最終的には、反民主主義的制度
である「中国共産党一党独裁制度」は、いつか
破棄され時期が来るとは思っているのだが・・・。

東アジア情勢は、難しさを一層増している。


洗濯(洗濯機が自然に直る)をする。

午後6時過ぎ、バオミンさんから電話。
ブライセン本社取締役と部長がホテルに着き、
これからブライセンベトナム支社員全員との
会食会行くとのこと。

午後6時過ぎ、フエ市内のレストランで
ブライセンベトナム支社員23人と
本社技術指導員2人、そして本日来訪された
本社取締役・部長の2人。合計29人で
交流会を行う。

およそ午後10時まで「和気藹々(わきあいあい)」の
交流会となった。

投稿者 koyama : 2013年03月12日 17:44

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