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2012年11月10日

ハンさん00回目の誕生日

快晴

午後4時の室内(気温40度  湿度50%)


午前5時起床。

読書「安心のファシズムー支配されたがる人々」
(斉藤貴男著 岩波新書) 読了


本書と「反ポピュリズム論」(渡辺恒雄著:新潮新書)
「独裁入門」(香山リカ著 集英社新著)
の3冊を読むと、現在、日本は徐々に見えないような
新しいファシズムが、進行していることが分かる。

経済・政治などの閉塞感、IT関連の機器をつかった
国民監視システムの構築・・・・・・・。
そして、国民自身が「進んで現代の新しい形の
ファシズム」に入っていくという現象に危機感を
覚える。

午前7時、朝食。大型カニ団子ブン麺

午前8時半過ぎ、徒歩でベトナム事務所へ。

午前9時、JASSベトナム事務所会計部長のハンさんの
00回目の誕生日。

ハンさんとは、1993年9月から2年間、フエ師範大学で
日本語を教えた仲である。19年間、変わらずに真面目な
態度でどの人にも接している。信頼できるスタッフである。
これも信仰心のなせる技だと思う。私なども「女帝教」の
信者なのだが、ハンさんのような「平常心」を常にもって、
キ00ト様に帰依するまでには、至っていない。

 いつまでも元気でベトナム事務所の会計などの仕事を
してもらいたい。また、何度も入院し、現在も入院している
お父さんの病気が早く治ることを祈っている。


誕生会の準備は、10数年前からのベトナム事務所の
伝統で日本人スタッフが行う。
今回は後藤先生を初め、春口先生、澤井先生たちが
心をこめて諸準備をしてくれた。深謝。

誕生ケーキ贈呈



澤井先生より「記念のベトナム事務所スタッフの顔写真」
をプレゼント




続いて00本のロウソクを吹き消す


澤井先生・春口先生の「ケーキカット入刀」


後藤先生の「音頭」で「おめでとう」の唱和


その後、会議室で1時間ほどベトナム事務所員・ブライセンスタッフ
合同で「懇談会」。




手に持っている「清涼飲料水」に『不満』をもらすバオミンさんと
その手下のソン君。(何故、ビールが出ない)と司会者に
カラム。


ブライセンスタッフ現在6人。5人は、日本で研修中。


ベトナム事務所の「四天王」というと男性になってしまうが・・・・・・
三羽スズメ+1羽の日本語特鳩(最後の漢字は音読みに)

どんな事態だったかは説明不能の写真


ハンさんの誕生日を祝福する税田さん。


午前10時過ぎ、ハンさんの誕生会を終わり、宿舎へ
帰ろうとしたら、ベトナム事務所の前にリー君が
いた。オートバイで何かしている。
リー君の使っている「ホーチミン・ヘルメット」を借りて
記念撮影。いつも「神出鬼没」な男である。
何をしているのか? も分からないが、いつも何かしている。
ベトナム事務所前で、静かに座っている時は、「ギャンブル」を
しているか「飲んで」いる時だ。

午前11時半、昼食。マカロニスープ



ーーー

北海道で「子どもの家」を支援してくれている菊先生より
郵送された「石狩国際フェスタ」(正確な名称不確かだが)
の様子。

アオザイの「試着コーナー」があり、好評だったとのこと。


午後4時頃、ベトナム事務所へ。

・東京都知事選~「人にやさしい都政をつくる会」

(日弁連会長 宇都宮健児氏を都知事候補に推薦している
 皆さんと「会」の訴え)

東京都知事選挙にあたって、「人にやさしい都政をつくる会」ができ
昨日6日、東京都庁で緊急に記者会見が開かれ、下記のような声明が
発表


第一は、日本国憲法を尊重し、平和と人権、自治、民主主義、男女の平等、福祉・環境を大切にする都知事である。

第二は、脱原発政策を確実に進める都知事である。

第三は、教育に民主主義を取り戻し、教師に自信と自律性を、教室に学ぶ喜びと意欲を回復させる都知事である。

第四は、人々を追い詰め、生きにくくさせ、つながりを奪い、引きこもらせ、あらゆる文化から排除させる、貧困・格差と闘う都知事である。

                    記

<声明>

私たちは新しい都政に何を求めるか

惨憺たる石原都政の一三年半であった。
福祉は切り縮められ、都立病院は次々と統廃合された。都民の安心を奪い、人々を生き難くさせて切り詰めたお金は、
都市再開発や道路建設に回され、知事が旗を振るオリンピック誘致や新銀行に無意味に蕩尽された。

惨状を極めたのが、教育現場である。民主主義が破壊され、強制と強要と分断が横行した。
教師たちは誇りを踏みにじられ、精神を病み、教壇を離れていった。子どもたちは競争に追いやられ、
教室は荒んだ。都立大学は破壊されてしまった。

知事の思いつきと独善、押し付け、決め付け、他者を命令・服従の対象としか見ることができない貧困な想像力、
剥き出しの偏見と差別意識、公私混同、乱暴な言葉――それらが多くの人の心を傷つけ、
公正と公平を貶め、排外主義を助長し、弱い者をさらに追い詰め、社会を荒廃させた。

昨年3月11日の東日本大震災と福島原発事故は、改めて私たちに、原発に依存する暮らしのあり方、社会のあり方に反省を迫るものだった。福島や新潟にある原発から生まれた電気は、ほとんどすべて東京など、首都圏に送られ、使われているのだ。震災と原発事故直後の石原知事の発言は、「津波をうまく利用して、我欲を洗い流す必要がある。これはやっぱり天罰だと思う」という驚くべきものだった。さらに、原発事故による未曾有の被害が徐々に明らかになり、おびただしい人々が避難生活を余儀なくされているとき、市民の間で広がり始めた脱原発運動を罵倒しつづけてきた。

そして最後は、東京都政とは何の関係もない尖閣問題に火をつけ、日中関係を極度に悪化させ、経済を大混乱させたのである。その挙句、何の責任も取ることなく、知事職を放り出した。この尖閣問題の経過ほど、石原都政の年月を象徴しているものはない。

来る都知事選は、このような都政と訣別し、人々が人間らしく生きられる街、平和と人権を尊び、環境と福祉を重視する、いわば「当たり前の都政」に転換する絶好の機会であると私たちは考える。

石原都政の継続や亜流を、決して許してはならない。
自治とは、住民の暮らしを守り、福祉を増進させることを本旨とする。教育とは、自ら学び考え、議論を深め、合意を作り上げていく、民主社会の次の担い手を育てることである。東京都政を、こうした自治の原点に戻さなければならない。荒れ果てた教育現場を建て直し、次の世代と私たちの未来を救わなければならない。

あまりにも、いまの時代は人々が生きづらい。失業、非正規労働、過労、格差・貧困の拡大と福祉の切り下げによって、若者も子育て世代も高齢者も苦しんでいる。その上、国政は、混迷、混乱に加えて右傾化の度合いを増し、改憲や集団的自衛権の行使、近隣諸国との紛争に突き進んでいるように見える。この流れを止めなければならない。

いま、東京都知事を変えることは、日本の右傾化を阻止する力になると私たちは考える。
では、どのような都知事を私たちは求めるか。

第一は、日本国憲法を尊重し、平和と人権、自治、民主主義、男女の平等、福祉・環境を大切にする都知事である。

第二は、脱原発政策を確実に進める都知事である。石原知事は、原発問題を「ささいな問題」と呼んだが、冗談ではない。東京都民は福島原発からの電気の最大の消費者であり、東京都は東京電力の最大の株主だ。福島原発事故の結果、豊かな国土が長期にわたって使えなくなり、放射能汚染による被害は、むしろこれから顕在化する。原発事故と闘い、福島をはじめとするこの事故の被害者を支えることは東京都と都民の責任である。これまで原発推進政策を推し進めてきた政官業学の原子力ムラと闘うことは、この国の未来を取り戻すことである。政府、国会、経産省、東電を抱える東京での脱原発政策は、国全体のエネルギー政策を変えることになる。

第三は、石原都政によってメチャメチャにされた教育に民主主義を取り戻し、教師に自信と自律性を、教室に学ぶ喜びと意欲を回復させる都知事である。

第四は、人々を追い詰め、生きにくくさせ、つながりを奪い、引きこもらせ、あらゆる文化から排除させる、貧困・格差と闘う都知事である。

以上のような都知事を私たちは心から求める。このような都知事を実現するため、私たちは全力で努力する。
2012年11月6日

赤石千衣子
雨宮処凛
池田香代子
稲葉剛
上原公子
内田雅敏
内橋克人
宇都宮健児
大江健三郎
岡本厚
荻原博子
奥平康弘
海渡雄一
鎌田慧
河添誠
北村肇
木村結
小森陽一
斎藤駿
斎藤貴男
早乙女勝元
佐高信
佐藤学
澤田猛
澤藤統一郎
柴田徳衛
品川正治
杉原泰雄
高田健
俵義文
崔善愛
辻井喬
暉崚淑子
寺西俊一
中山武敏
西谷修
堀尾輝久
前田哲男
山口二郎
渡辺治
以上、40 名
(11 月5 日23 時現在)

投稿者 koyama : 2012年11月10日 13:09

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