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2012年03月07日

ソウル→インチョン空港→ホーチミン空港→市内ホテルへ

ソウルは快晴

昨日よりかなり暖かくなる。

午前10時まで寝ている。睡眠薬のせいだと推測する。

午前10時から入浴。左足の薬を張り替える。3種類の
塗り薬を塗り、がーザで止める。

昨夜の残りの「手巻きすし」を3つほど食べ、心臓薬、皮膚病薬を
飲む。両方とも睡眠薬が入っている。
薬局に「薬手帳」を出し、問題がないかは確認している。

正午前、ホテルをチェックアウト。インターネット代、3000円。

ホテルに荷物を預け、明洞の喫茶店でインターネット。
バオミンさんなどにメールの返信。この数日書いた
不十分な火炎樹日記に追加をする。

途中でトイレに行く。「大きい方」の用を足したのだが、
張り紙に「大きい方で使ったは紙は、前の箱に入れるよう」
書かれてる。驚き。本当に韓国の人も入れているのか
前の箱を見たが、確かに入っている。水圧が低いとの
こと。

喫茶店で2時間程、インターネットを使い、火炎樹日記
やメールの返信などを行う。

2日間、ソウルの中心街で過ごした。東京とほとんど
変わらない風景と韓国人の服装・・・・。

同時に東京と変わらない「路上の人たち」もたくさんいた。
特に地下鉄の歩道には、段ボール箱の中に入ったり上で
寝ているホームレスの人たちがたくさんいた。
路上には、おばあさんが「分厚いコード」に身をくるんで
座っていた。気温3度から6度。私は寒くて仕方が
なかった。
こんな寒い中でも路上にねている人々に「無関心」
な表情で「着飾り」「おしゃれ」をしたソウルっ子たちが
歩いていた。この点も東京と同じ光景である。
経済発展は同時にこのような異常な格差を生むのだ。
私は路上の人たちに何もできないで2日間を過ごした。

貧富の格差は資本主義の本質なのか?
仕方のない現象なのか?

先日、日本共産党の元議長 不破哲三氏の本を読んだが、
中国社会主義は、社会主義の初歩の初歩が始まった
ばかり。本当の社会主義になるまでには、100年かかると
言っていた。
ベトナム社会主義も同様なのだろうが、100年かかる
社会主義だから、貧富の格差は是認されるものともとれる
不破哲三氏の論述に強い違和感を感じた。
自分は神奈川に別荘を持ち、何人かの秘書を使い使いながら
マルクスやレーニンの研究をしているとのことだが、研究の
前に貧富の格差の現実的な解決策を提案すべきだ。
100年後の社会主義の完成を待つなどという論述は、
路上生活者を直視すれば、吹っ飛んでじまう、世迷言。

午後2時半、ホテルを出てタクシーで「インチョン空港」へ。
約1時間。

インチョン飛行場でチェックイン。それから3時間程待つ。

読書「資本主義以後の世界:中谷巌著:徳間書店)
中谷は、小泉首相時代は、新自由主義の急先鋒だったが、
その後、新自由主義を推進したことを「自己批判」する。
2008年に著書『資本主義はなぜ自壊したのか』
で新自由主義や市場原理主義との決別を表明し、
その立場を一転させた。

中谷流の資本主義成立の歴史などを記述している。
特に欧米の植民地主義・侵略主義を厳しく批判している。
が、欧米を切ったその「刀」で日本人の「自虐史観」なるもの
も切っている。


午後7時インチョン発の大韓航空機でホーチミン市へ。
ホーチミン市着午後10時30分(韓国・日本時間午前0時30分)
ホーチミン飛行場で入国の手続き。タクシーで空港付近のいつも泊まる
ホテルへ。午後11時過ぎ。(韓国時間午前1時)

投稿者 koyama : 2012年03月07日 13:41

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