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2011年11月19日

「子どもの家」創立17周年記念式典:私の誕生祝い

快晴  午前6時 28度 湿度80%

午前7時朝食  ブンボー(米麺と牛肉)
フエの物価上昇を見ると今年1年間で牛肉が2倍になっている。
庶民は牛肉を食べる量を減らしているという。

今日の「子どもの家」17周年式典に着るスーツが「かび」ていた。
料理のセンさんに頼み洗濯やでクリーニングしてもらった。
今朝、センさんが洗濯が仕上がったスーツをもってきてくれた。
「いくらですか?」と私が聞く。センさんは「3、5」という。
「3、5?」 といえば、「35000ドン(130円)かな?」
それとも「350000ドン(1300円)かな?」
スーツの上下、ネクタイでまさか「130円」というこことはない。
130円といえば、ベトナム風「ほか弁代だ」。
やはり「35000ドン(1300円)だ」と思い、センさんに
350000ドンを渡す。センさんは「笑い出す」。
「非常識男・・・」とでも言うように。
35000ドン(130円)だった。日本で1ヶ月ちょっと生活して
フエに戻ると「短期間だが」金銭感覚が狂ってしまう。

午前8時10分、徒歩でベトナム事務所へ。
午前8時半、ベトナム事務所から2台のタクシーで
「子どもの家」へ。女性軍は全員「アオザイ」。オートバイ
ではいけない。男性の服装には、全く興味なし。記載省略。

午前10時、「子どもの家」2階で
『「子どもの家」創立17周年記念式典』が挙行される。

フエ市人民委員会・外務部代表・フエ省内の「子どもの家」関連
の団体の責任者・「子どもの家」スタッフなど関係者全員が参加。

「子どもの家」創立17周年記念式典会場の看板

「子どもの家」17年誕生記念のケーキ

先日、新たに入所した女の子

最初にこどもたちの歓迎の踊りと歌


(少数民族の踊り)

(将来の夢ーハトになって空に大きく羽ばたきたい)

(先生ありがとう)の歌

式典の司会は「ロック寮長」と「バオミンJASS運営委員長」


式次第を発表
①来賓紹介
②セン委員長の活動報告
③JASS代表小山挨拶
④こどもたち代表の言葉
⑤成績最優秀のこどもたちの表彰
⑥閉会


17周年記念のケーキに点火(セン委員長と小山)

最初にセン「子どもの家」運営委員長の経過報告

①17年間のJASSの支援に感謝する
 ・JASSとフエ市人民委員会の支援でこどもたちは生活が
  できるようになった。こどもたちは様々な困難を乗り越える
  ことが出来た。
 ・現在「子どもの家」には41人生活している。
 ・30人は小中高に通っている。
  小学校  5人
  中学校 20人
  高校   5人
  大学   9人
  職業訓練 2人
  在宅支援 11人  合計 52人

  大学卒業後、自立している。

 ・健康診断を行い、こどもたちの健康管理をしている。
  「京滋YOUの会」のご支援に感謝したい。
 ・通販「フェリシモ」の支援で「子どもの家」の総改修を
  行った。様々な箇所のメンテナンスをすることが出来た。
  「フェリシモ」の皆様に感謝。
 ・「子どもの家」の家はある意味で特殊な世界である。
  出来るだけ一般市民・一般家庭の生活を「子どもの家」
  で体験させている。例えば、中秋のお祭り、遠足、
  クリスマス会・・・
 ・「子どもの家」スタッフは、「子どもの家」に入所するこどもたちは
  ベトナムの大きな社会問題と考えている。  
   こどもたちの自立こそ、一番大事なことと思い、こどもたち
  への指導を行っている。
 

②続いてJASSを代表して小山の挨拶

17年間「子どもの家」での活動を行ってきた。
「子どもの家」のスタッフに感謝したい。今でも1994年に
創設した「子どもの家」の最初に入所したこどもたち
がいる。また、1994年からスタッフをしているロックさん、
アンさん、ニエムさんもいる。感謝している。
こどもたちの自立のために私も頑張ります。


③こどもたち代表のお礼の言葉

  フオンさん(フエ医科大6年生)

「子どもの家」のこどもたちを代表してお礼を言いたいです。

小山先生・「子どもの家」の先生方、日本の支援の皆様に
心から感謝しています。

私と妹のホンニーは、父親を亡くし、母親一人で私たちの
生活を支えていたが、母親も仕事ができず、16歳で「子どもの家」に
入所した。
JASS・里親・「子どもの家」の先生方の温かいご指導で
安定した家庭生活をすることが出来た。
皆さんのお陰で2006年にフエ医科大学に入学することができた。
現在、フエ医科大学6年生。私はフエ医科大学の5年間、
「最優秀」の成績だった。小山先生と日本の皆様にお礼を
申し上げたい。
現在、私はフエ医科大学の最終学年。勉強を頑張り、
最後の学年も「最優秀」の成績で卒業したい。
卒業後は、医師になり貧しいこどもたちのために
医療を行い、貧しいこどもたちの健康診断などにも
参加したい。
改めて日本の皆さん、「子どもの家」の先生方に
お礼を申し上げたい。

④成績最優秀だったこどもたちの表彰式
  (成績優秀とは、日本で言えばオール5)

  ●フオンさん(フエ医科大)

 ●バーさん(フエ高等医療大学)
   ニーさん(フエ師範大学教育学部)
   トゥーーさん(フエ師範大学化学部)-フエ外務部勤務メンさんの
                          妹

記念品贈呈はフエ市人民委員会外務部副部長イックホアンさん
(1993年にフエ師範大学で私が日本語を教えた教え子)

トゥーイさんには、バオミンさんから記念品贈呈

両側にいるイックホアン・バオミンさんは私の18年前の教え子


こどもたち全員写真

こどもたちと「子どもの家」スタッフ

「子どもの家」とベトナム事務所スタッフ全員写真


「子どもの家」スタッフ

ベトナム事務所スタッフ(アオザイ軍団)

ベトナム事務所スタッフ全員


ベトナム事務所のホープ富岡先生


こどもたちと富岡先生・古賀先生


その後、参加者全員で17周年記念の祝賀昼食会

セン委員長・ロック寮長・バオミン運営委員長
17年間、ロックさん・センさん・バオミンさんとの団結の力で
「子どもの家」の運営はうまく行っている。

来賓の方々も昼食会に参加

「子どもの家」スタッフ


刺繍みやげ物店スタッフ

「子どもの家」スタッフと刺繍土産物店の先生

刺繍みやげ物店スタッフ

ーーーーー
「子どもの家」のこどもたちも食堂で17周年お祝いの食事会


午後1時帰宅。

2時間ほど昼寝。

午後5時15分、徒歩でベトナム事務所へ。

今日は私の00歳の誕生会。
本当は11月23日なのだが、バオミンさんが11月21日から
ポルトガルへ旅行するので、日にちを早め今日行うことに
なった。

今日の料理

ごぼうの天ぷら


餃子


誕生会宴会の準備をするグエットさん



富岡先生の司会で「誕生会」は始まる
なかなか上手に司会を行う。


続いてバオミンさんがベトナム事務所を代表してお祝いの言葉
「18年間の付き合いだ。健康に気をつけて欲しい」


ベトナム事務所からのお祝いのプレゼント

釈迦頭だった。私が欲しがっていたものである。


古賀先生からベトナム事務所スタッフの寄せ書き団扇を
頂く



00歳になった私からお礼の言葉

乾杯


投稿者 koyama : 2011年11月19日 09:28

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