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2011年11月12日

ニエン外務部長と懇談:日本料理店にて飲食

快晴 気温30度 湿度70%

午前5時起床。
かびた衣類等の洗濯。
トイレ等の壁、シャワーの鉄などがカビと錆びで汚い。
きれいに掃除する。

午前7時、朝食。ブンボー(フエ名物米麺の唐辛子入り)
ブンンボーを食べると一番落ち着く。私も完璧な「フエ人」
になっている。本当のブンボーはフエでしか食べられない。
ハノイもホーチミン市も「嘘ブンボー」。

日本のベトナム料理店で出る「フォー」も「ブンボー」もニセモノ。



午前8時半過ぎ、バオミンさんがオートバイで迎えに来てくれる。
フエ市人民委員会外務部へ。外務部長のニエン氏に「帰国」の
挨拶。当面の諸問題を話し合う。



その後、バオミンさんに案内してもらい「電卓」「靴紐」
ベルトを買う。

宿舎で受信メールを読み返信。
ブライセン社員の訪日ビザ取得の申請書類を作る。

午前11時半、昼食。「トリスープのおじや」

ベトナム料理はなかなか「合理的」な食事である。
トリスープがあり、肉と野菜が豊富。たんぱく質と澱粉、
ビタミンと総合的な栄養を摂取できるような食事である。
更に唐辛子が入り、血圧の低下等にも良い。
気候変動の大きなフエにはこの種の食事が必要。


月刊誌「世界」を読む。
「市民が政治を開くとき」(朝日新聞 秋山訓子)を読む。
NPO法改正に尽くしたNPO団体の軌跡を辿り、
新しい「ロビーーング」が始まったと賞賛している。
私はこの「ロビーイング」といういかにもバター臭い、借り物の
言葉が嫌いだ。今朝、フエ市人民委員会外務部長と会って
懇談したことなど「ロビーイング」の典型。
民主党鳩山政権と辻元清美、いくつかの大手NPOが協力して
NPO法を改正。NPOへの寄付がしやすくなったことを詳述している。
良いことではあるが、問題はその大手NPOの実態がどうかという
ことの究明がない。NPOはみんな立派にやっているという前提で
書かれている。大手NPOの代表がアフリカを視察し、1泊20万円の
ホテルに泊まったことが週刊誌で暴露されている。
著者はNPOの活動が政治を変えると言っている。
その前にNPOなどに寄付されたお金がどのように使われているのか
の実態も詳細に調査して欲しい。新聞記者ならば・・・・。
東日本大震災の際、日赤に寄付したお金が、未だに多くが
被災者に渡されていないという日本のボランティア「業界」の現実
である。

小沢一郎の「陸山会事件」一審有罪判決について、
北大の白取教授が批判している。
趣旨は、陸山会趣旨報告書に寄付内容を偽って記載した
として小沢公設・私設秘書に有罪判決が出たが、
「起訴状」に基づき、検察の起訴事実に対する判決を
出すべき裁判所が、検察の提示した起訴事実を裏付ける
40通の31通を全部か一部を証拠採用しなかったことで
被疑者の容疑を立証する客観的証拠がなくなっていると
筆者は主張している。本事件の「収支報告書虚偽記載」
の当否を審査するのに、その背景として水谷建設のからの
賄賂という「推定」される事項を書き、裁判所は推定で
判決を下したといっている。

更に江川詔子の「原則を捨てた裁判所」という裁判批判を
載せている。

両論文は、一読の価値アリ。マスコミ等が「小沢一郎悪玉」
との報道を連日流している社会背景の中で、起訴事実として
提示されていない「背景」「世論」を考慮し、裁判官の
予断と想像での判決と批判している。

3足の靴を洗う。これらの靴をなんというのだろうか?
私などは「運動靴」とか「ズック靴」など言っていたが、
その後、「スニーカー」とも言っているようだ。
辞書で調べると「スニーカー」は「こっそり歩く人」「底が
ゴムの運動靴」だそうだ。
「ズック」は、「インドで作られた麻・綿で地を厚くした繊地。
この布で作った靴」とある。
私たちの身の回りのものが、いつのまにか「名称変更」
という事態になっているのについていけないところがある。
「パンツ」という呼び方は今でも抵抗がある。
私には、飽くまで下着の「パンツ」としかイメージ出来ない。
ズボンではなく「パンツ」といっている。「パンツをはく」と
聞くと「どっちなんだ」とつい思ってしまう。
その運動靴を3足、昨夜洗剤を入れた水に浸しておいた。
洗剤をつけたたわしできれいにあらう。結構力が必要。
天日に乾かす。

午後5時室内の気温32度。真夏。湿度70%。蒸し暑い。

ブライセンスタッフの訪日の書類を作る。

バオミンさんと電話でいくつかの打ち合わせをする。


午後5時半過ぎ、日本料理店へ。

今日の夕食は原田先生が「特製のスパゲティー」を作る。


私は久しぶりに「フエ生ビール」を飲みたくて日本料理店へ
来たのだが、水素ガスが出ないとのことで、氷缶ビール
となる。

日本料理店のこどもたち、原田先生・富岡先生・古賀先生も
元気に日本語教師、ベトナム事務所の仕事をしている。
感謝。

今晩は、全員が飲まなければいけないとの厳命のような
そうでないような話で、古賀先生・富岡先生もビールに
付き合ってくれる。


原田先生はベトナム事務所・日本料理店の中心となり活躍して
くれている。有難いことである。

接客のグエットさん、調理のトウオイさん、チャンさん、ヒエウさん
も元気に仕事をしている。

今晩は11人の来客あり。厨房も大変である。

古賀先生も厨房の手伝い。お寿司の「ガリ切り」。

西ドイツから来た4人グループと話す。
福島原発事故があり、原発は絶対に駄目と離していた。

午後10時近くに閉店。


投稿者 koyama : 2011年11月12日 18:24

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