« 通常業務 | メイン | ベトナム「国慶節」:建国記念日 »

2011年09月01日

「子どもの家」退所式

午前5時起床。朝から頭痛。倦怠。

バオミンさんも昨夕、発熱。

気温の変動が大きく(朝晩は気温が下がる)、湿度が高いので
多くのフエ人は、体調が悪い。

午前7時、朝食。チャオ・バイン・カイン(キャッサバ芋の手打ちうどん)

午前8時45分。バオミンさんがオートバイで迎えに来てくれる。

ベトナム事務所に立ち寄る。

1階の日本料理店の下水が壊れてしまい、水が床にたまり
異臭を放つ。数日前から業者を呼んで修理を依頼。
3日ほどたつが、まだなおらない。

しばらく作業の様子を見ていたが、何度も「クビを傾げている」。

ミンさんのオートバイで「子どもの家」へ。暢気そうにこどもたち
が遊んでいたが、彼らもそれぞれに「悩み」を持っている、かどうか
は分からない。

「京滋YOUの会」のバーザー収益金の寄金で食堂の
天井のトタンを直す。修理以前は、食堂の天井が古くなり
垂れ落ちてきていた。「子どもの家」が建築されて15年も
たつのに壊れていないのは、こうして各地の会などの支援金で
修理・メンテナンスをきちんとしているからである。
メンテナンスをすることで建物を長期間使えることができる。


高校受験に失敗した姉と怠学傾向のある弟の退所式を行う。
農業をしている父親がどうしても退所させたいと言いに来て、
3回話し合いを行う。今日も話したが、どうしても姉弟を退所
させると言う。姉弟も「退所したい」という。
私もバオミンさんも「子どもの家」ノセンさん、ロックさんも
二人の退所には、賛成していないのだが、「親権」があり
私たちには、強制権はない。
詳細は書けないが、「子どもの家」を18年やっていて
問題の大半は「親」なのである。こどもたちは親の犠牲者
でもある。同時に親も「そうせざるを得ない」状況に追い込まれて
いる場合もある。また、親の身勝手で養育の大変な時は、
「子どもの家」に預け、こどもたちが成長し、「仕事ができる」
ようになると急に親が「強いことを言い出し」「親権」を主張しだす。
こうした親とどう付き合ったらよいのか? ケースバイケースで
退所してきたが、長年の経験からすると、親の「ずるさ」と
親の「愛情過多・目先の行動」が目立つ。


続いて、心臓が悪くて安静を言い渡されている高校3年生の男子。
コックホック高校に通っている秀才。
母親が息子の心臓病が心配で、常時、自分の身近に息子をおいて
おきたいとの強い気持ちを持っている。
今日の話し合いでも母親は泣いていた。父親も心臓病で亡くして
いるので、余計、息子が心臓病で安静を言い渡されたので、心配
でしようがない。母親の気持ちも分かる。本当は「子どもの家」に
いた方が絶対に安心なのだが・・・。「子どもの家」には医師も
常駐し、市内には中央病院、市立病院など高度の医療を実施
できる病院もある。田舎に帰ってしまえば、いざと言う時に
病院もないのだが・・・・。母親は、それでも遠くにいる息子が
心配なのだ。自分の身近においておきたい。理屈だけでは
処理出来ない問題もある。母親の希望を受け入れ、
「在宅支援」にするよう里親に依頼することになった。


午前11時半昼食。マカロニスープ


その後、2時間ほど昼寝。常に体がだるい。仕事への意欲がかなり
減少している。

その後、午前中の「子どもの家」退所と「在宅支援」希望の
件を里親に知らせるための手紙を書く。


原田先生と連絡。静大工学部ニフィー入学者のマブチモーター
奨学金の「推薦状」を書くための打ち合わせをする。

投稿者 koyama : 2011年09月01日 13:53

コメント