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2011年06月26日

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午前10時まで寝ている。寝ながら読書。

読書「無知の涙」(永山則夫著:河出書房新社)読了。

500ページの大著。

4人の罪なき市民を拳銃で連続殺人事件を起こした永山氏。

小中学校もきちんと行かず、字も読めないという極貧困の
生い立ち。また、両親の育児放棄。虐待。親からの愛情不足。

1968年10月・11月と東京・京都・函館・名古屋で
ガードマンやタクシー運転手4人を殺害し、1969年に
逮捕。1審死刑・2審無期・最高裁は高裁に差し戻し。
高裁死刑、最高裁死刑。45歳で死刑執行。

本書は、1969年4月に逮捕され、東京拘置所に収監中に
勉強をはじめ、1969年、1970年の2年間に書いた所感
である。
一審の裁判中でも「死刑」を予期。著者は、死刑になることを
前提として、所感をかいてる。1970年頃(逮捕後2年)の
所感は東京拘置所で中核派の活動家と知り合い影響を受ける。
日本帝国主義、日本資本主義を打倒し、社会主義にする。
そのためには宮本日本共産党のような生ぬるい闘争ではなく、
個人の必殺テロを行うこと。天皇制を打倒することで、
眠った無知な庶民の目を覚醒するということを綿々つづっている。
著者に取っては、拘置所で書くこと・綴ることが実存・生きている
証だと言っている。「子どもの家」のこどもたちの中には、著者と
同様に親の虐待、育児放棄という経験をしているこどももいる。
彼らの心の深層は分からない。本書を読むことで「全く同様」では
ないが、参考にはなる。

午前11時、ブランチ。(マカロニスープ 半分)

1時間ほど昼寝。暑い。

読書「社会主義の誤解を解く(薬師院仁志著:光文社新書)

20%程度読んだが、趣旨は、社会主義思想の歴史を
さかのぼり、ソ連型社会主義が社会主義ではなく、
労働党・社会民主党・社会党など様々な社会主義があることを
示し、その昔のマルクス・エンゲルスの「共産党宣言」は
正確には、社会主義宣言というべきだとの見解を提示している。
ソ連崩壊後の社会主義・共産主義の行方を模索する一著である。


午後4時過ぎ、徒歩で国立体育館の近くにある中型スーパーへ
行く。往復1時間半ほどかかる。

途中、サッカー場の近くを歩いているとイン君と会う。
携帯電話のシールを売っているとのこと。
1日20万ドン(800円)になると言っていたが、本当だろうか?

段々と夕方になる。スーパーに行く途中の歩道に
「サトウキビジュース」のお店がたくさん出ている。
家族や友だちで低い椅子に座り飲んでいる。
私は「怪しい飲み物」と思っているので飲んだことはないが・・・。


スーパーに行き、1階、2階と見て周り、買いたいものもないので
そのままスーパーを出て、宿舎へ帰る。往復1時間半。


投稿者 koyama : 2011年06月26日 21:50

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