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2011年06月24日

葬儀参列:ブライセン・スタッフ送別会

快晴

午前7時朝食。 ブンボー。


室内気温32度。湿度80%で温かい米うどんを食べる。
汗が噴出してくる。扇風機をかけるが全く効かない。
私自身が「人間クーラー」となる。体温急上昇。
汗が出る。汗の気化熱で体温が下がり、涼しくなるという
「理屈」だが、とにかく体中が汗だらけ。ベトナムでは汗を
掻いたからといって、いちいち、着替えをしていたら
1日10回でも20回でも着替えが必要。「着干し(ちゃくぼし)」
という便利な言葉がある。着たまま「干してしまう」という
優れもの。但し弱点が一つある。「汗臭くなる」。

午前9時半、徒歩ベトナム事務所へ。
知り合いのホテルオーナー、ベトナム事務所
のオーナーの母親が亡くなった。ハンさんと一緒に
葬儀に参列。


JASSからの弔意の花輪


このホテルは、バオミン・ホテルの前にある
「フオン・ホアンホテル」。1995年8月、フエ師範大を
「日本の警察のスパイ」として解雇され、警察・人民委員会
の指示でこの「フオンホアンホテル」に数ヶ月「軟禁」させられて
いた。そんな事情でこのオーナーと知り合い、現在の
ベトナム事務所のオーナーでもあったのでレストランだった
現ベトナム事務所を改修し、日本料理店・ベトナム事務所・
ブライセンベトナム支社とした。
「私の軟禁処分」という嫌な思い出が、人と人との出会いを
生み、今日のベトナム事務所まで辿りつくのである。
人との出会いとは不思議なものである。
マイナスがプラスに、プラスがマイナスになる。
マイナスや失敗、嫌なことを否定的に捉える必要はない。
「日本の警察のスパイ罪」でフエ師範大学を突然解雇された
マイナスが長い目で見ると、プラスに転化し、母親の葬儀参列
まで繋がるのである。人生の不思議さである。
般若心経にある「色即是空」「空即是色」である。
「あることはない」「ないことはある」のである。


午前11時半昼食。小麦粉の手打ちうどん


1時間ほど昼寝。


「読書「無知の涙」(永山則夫著:河出書房新社)

午後3時過ぎ、ナムドン山岳地帯へ行く計画について
訪問者と電話。


午後5時過ぎ、徒歩ベトナム事務所へ。

先日の日本料理店会議でこどもたちから出た「食器戸棚」
に開閉扉をつけて欲しいとの要望に応え、整備を始めている。

ブライセンベトナム支社員6人、私、バオミンさんが集う。
私がブライセンベトナム支社を代表して、トアンさんの
離任と在職中の奮闘をねぎらう


トアンさんの離任のことば


VU君の乾杯の音頭で乾杯




午後7時半。日本語学校の授業を終えた富岡先生を
呼ぶ。ブライセンベトナム支社員と同じ年頃なので
交流する。日本語学校に通っているブライセンスタッフの
日本語の先生をしている。



夜は深まっていく。酒量は増える。会話のトーンは上がる。


ブライセンベトナム支社の主任であるVU君。
1993年から私と付き合っている。



フオン川の川風が涼しい。


芝生の臭い、回りの樹木の香り。そしてフオン川の川風の
臭い。自然の臭いと涼しさの中での離任式は意義にあるものだ。



午後9時。私は皆さんより一足先に帰宅。

最後の離任するトアンさんの健康を祈り、握手をして
別れる。



投稿者 koyama : 2011年06月24日 09:27

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