« 「子どもの家」設立16周年記念式典 | メイン | 終日、バンベ38号編集作業 »

2010年11月21日

16周年式典の日記を書く

終日晴天  青空


午前8時起床。

毛布、掛け布団を干す。太陽と青空を見る。身持ちが良い。

ストレッチ。

昨日の「子どもの家」16周年記念式典の日記を書く。
写真を71枚掲載したので、3時間ほど日記を書くのに
時間を費やす。
写真は、私のカメラ、原田先生のカメラなどの写真を
パソコンに取り込み、それぞれの良い写真を使う。
16周年記念式典全体の様子とこどもたちの
表情が分かるように気をつけた。

午前11時。「ブランチ」。昨日の16周年記念式典昼食会の
あまりの「チャーハン」を持って帰り、温めて食べる。

今日は昼寝をしないことにする。仕事がたくさんある。

洗濯をする。

部屋の掃除。衣類の仕分け・・・・・・。

午後2時から読書。

読書「大学崩壊ー合併、身売り、倒産の内幕」(諸星裕著:角川)
現在、桜美林大学院教授・副学長。「大学アドミニストレーション科)

アメリカで大学経営の責任者(ミネソタ大学機構秋田校長就任)
をしていた経験から、大学の管理・運営を論じている。
一理ある所とアメリカ流の「大学の経営効率至上主義」
の理論を解説。

一理あるのは、確かに2万人などという多くの学生を擁する
大学の学長と理事長職を兼務した最高責任者に、大学の研究者
がなっている。大学の管理・運営の経験と知識のない人間が
大学を経営する矛盾を突いている。特に少子化、事実上の
大学全入時代の今日、私立大学は7校ほど倒産している。
著者の主張は、大学と企業とほぼ同じ経済感覚で運営する
所にある。この点に一理あることを認めながら、同意できない点が
ある。つまり、大学が企業と同じ営利目的、常時黒字化が必要と
言う論理は、結局、儲け主義の大学を育成することになる。
諸星氏の基本的な主張は「大学はお客さんである学生に奉仕し、
授業料を支払っている学生の希望が実現ようにするための
ものである」とうことに尽きる。しかし、大学は大学教育と研究の
「二兎を追う」複雑な組織でもある。大学を単なる教育機関としか
見ていない傾向が強い。研究、特に基礎研究は、直ぐに成果も
あがらない、学生に直接成果をその場で還元出来ない。
諸星氏の主張では、そうしたことは、大学の経営効率からして
意味のないものになってしまう。諸星氏の主張からすれば
研究は、各企業の研究所でするということになる。

研究をしながら、教育をする大学という特殊な機関について、
単純に割り切っているところに大いなる疑義を感ずる。
しかし、日本の大学は700校以上あり、4年生大学の
進学率が51%となり、希望者全員入学が事実上実現した
今日の大学に大きな問題提起をしていることも事実である。

18歳人口と大学進学率の推移のグラフが掲載されている。

1960年は大学進学率10%(18歳人口200万人)
1964年、進学率17%程度(18歳人口170万人)に上がるが、
団塊の世代が大学に入る1966年には、大学進学率は14%
程度に落ちる(18歳人口が一気に250万人となる)。
2009年を見ると大学進学率51%。18歳人口150万人程度
となっている。

そういえば私たちが大学受験をした頃には、新聞に『受験地獄』
とか『受験戦争』という見出しが躍っていた。

それから45年。大学を出た友達も出なかった友だちも
それぞれ「重たい人生」を歩んできている。大学教育に
どれだけの意味があったのだろうか?大卒という「切符」に
ほとんど意味の無くなった今日である。
私的には、何の損得勘定も無い大学4年間を過ごせる
機会をもらえる人は、貴重な4年間である。


ストレッチ。


バンベー38号の編集。

かなりの量の原稿が入って来ている。全ての原稿の
「てにをは」、整合性、敬語の使い方などのチェック。
バンベー全体の語調を統一する。

2時間ほどかかる。

午後5時。フダビールを飲む。昨夜の日本料理店の
残りの「野菜味噌炒め」、枝豆の残りをおつまみに。


投稿者 koyama : 2010年11月21日 15:39

コメント