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2010年11月17日

引き続き、洪水続く

朝から断続的に雨。

洪水の影響か? 部屋中に「蚊」が蔓延。
蚊にキンチョールを吹きかけるのだが私の目が飛蚊症(ひぶんしょう)
なので、既にメン玉の中に「蚊が住んで」いるのだ。
目の水晶体の混濁で起こる飛蚊症(ひぶんしょう)のために
「蚊」のようなものが常に見えるので、それと本当の蚊が区別
できない。困ったもんだ。

午前7時朝食。フォー

昨夜、テレビ朝日系列「報道ステーション」で放映された
故木村百合子さんの「自死」についての報道を見た
方々から反響のメールが来た。
どの方も自死した木村百合子さんを支えられない学校と
いう社会のいびつさに憤りを感じ、こどもたちを救う
手立てをしっかりと学校に確立しなければとの憂慮を
持っている。

木村百合子さんの「自死」の原因とその後の校長や教育委員会の
対応に、今日の日本の歪んだ社会の本質が投影されている。
誰も責任をもたない社会である。一人の人間が、何度も救済を
訴え校長や副校長などに訴願している。それらを、「月給泥棒」
などと罵倒する管理職には、何の管理能力もない。
私的には、校長や副校長などを木村百合子さんを
「死に追いやった」殺人罪で告訴したい気持ちである。
ご両親が、「二度と、木村百合子さんのような先生を出さないように
世論に訴え、社会を変えたい」との意向で、当面「公務災害申請」を
行い、静岡県の公務災害基金が、木村百合子さんの公務が原因に
よる「自死」ではないとして、申請を却下したため、
「木村百合子さんの公務災害認定裁判を支援する会」を作り、当面、
公務による自死との裁定を出させるための裁判を応援しているのである。

一人の人間が学校という場所で、教師としての仕事をしている
なかで自死したのに、教育委員会や校長など学校関係者が
全く口を拭って「知らん振り」を決め込んでいるという社会は異常である。
だれかがどこかで「不正義」を質す闘いをしなければ、世の中は
真っ暗である。

是非、読者の皆様の中で会員になり、支援していただける方は
以下の蓮井氏に連絡を。(静岡県磐田市)

「木村百合子さんの公務災害認定裁判を支援する会」問い合わせ先

代表 蓮井康人 
0538-32-8063
kimurakousai@gmail.com


午前中、バンベ38号の原稿を全てチェックする。
必要な写真をチェック。


読書「漢語日歴(かんご ひごよみ)」(興膳 宏:元京都国立博物館長)
岩波新書。


1年間(365日)の毎日、1つの漢語の単語を提示し、解説する。
知らなかった語源や本当に意味が分かり参考になる。
力を抜いて、軽く読める本。

赤豆粥(せきとうしゃく) 旧暦1月15日(小正月)。
中国では、小豆粥を食べて、邪気を追い払う習慣があったという。

私は毎週1回は赤豆粥を食べている。これも中国からベトナム
に入った風習だと思う。

「呂律(ろれつ)」がまわらない。飲みすぎるとそうなる。
呂律は中国の伝統音楽の音調。呂が陰調、律が陽調。
陰調と陽調がうまく合わさってきれいが音楽が演奏される。

欠伸(あくび)。私は、欠伸(あくび)をする時に体を伸ばすので
伸びを欠いた状態なので「欠伸」と書くのかと思っていた。
「欠」は口を大きくあけることをいうそうだ。

午前11時半、昼食  チャオ・バイン・カイン(小麦粉のうどん)


大塚さんから電話。日本料理店のこどもたちの家が洪水で
外に出られない状態。今日は日本料理店を休みにしたいとの
こと。了解する。日本人は夕食が必要なので、午後6時から
日本料理店で一緒に夕食を摂ることになった。

まだ、フエ郊外は洪水の被害あり。

バオミンさんとバンベー編集についての件で打ち合わせ。
原稿の集まり具合い、写真の状況など。
また、新たに必要な写真の追加などを打ち合わせする。


読書「漢語日歴(かんご ひごよみ)」(興膳 宏:元京都国立博物館長)
岩波新書。7月まで読む。肩の凝らない本ではあるが、面白い。
無知を痛感する。

午後6時前、日本料理店へ。夕食、日本人で「鍋物」を食べる。

仕上げの「〆」は、「玉子雑炊」。出汁がしみ込んで美味しい。



午後9時半閉会。

洪水の影響でお客さんが町を歩いていない。


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【ロンドン=大内佐紀】12月10日にオスロで開かれる
中国民主活動家・劉暁波(りゅうぎょうは)氏(54)の
ノーベル平和賞授賞式典に招待された駐オスロ日本大使が、
回答期限の15日を過ぎても出欠を「保留」していることがわかった。
同大使館筋によると、本省からの指示がなく返答できないという。

劉氏への授与に反発する中国政府は、各国政府に出席しないよう
要求しており、前原外相も中国から働きかけがあったことを認めている。

 (2010年11月17日10時35分 読売新聞)

なんとも姑息な日本政府の対応である。日中友好と
ノーベル平和賞授賞式出席問題は、別問題だ。
今日のニュースで、日本大使は出席するとのこと。
申し込み期限を遅らせることで、中国に配慮したなどと
菅内閣が思っているとしたら、間違った「信号」を中国に
送ってしまう。

菅内閣は、全てのことに「基本方針」を持っていなく、
また貫徹していない。常に『動揺』を繰り返している。
政治は「信念」である。
小手先の政治手法で誤魔化しているが、今まで
国内では「誤魔化し」が通用しても「国際社会」では、
通用しない。自らの意見と見解ははっきりと示さないと
相手に「間違った信号」を送ってしまう。

私がベトナムで17年間生活した経験から言えることである。

姑息な小手先の「手練手管」を弄しても仕方がない。

「百術不如一誠」である。菅首相の本当の心と気持ちを
相手にぶつけることである。たとえ相手が気に入らない
ことであっても。そこから対話が始まる。

ノーベル平和賞出席を 止める様に中国から言われ、
締切日が過ぎてから出席するという、姑息なやり方は
人間を見られてしまう。貧相な人間であると思われても
仕方がない。国際関係は意見の違うところから出発する。

投稿者 koyama : 2010年11月17日 12:34

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