« フオン先生誕生祝い | メイン | ベトナム事務所員会議:日本語学校会議 »

2010年10月29日

通常業務

終日雨  

寒い。今日は長袖を着た。

午前5時起床。読書「中原の虹Ⅳ」。

柔軟体操。10日間ほど続けているが、硬くなった体がかなり
ほぐれる。この10年近く、運動らしいことは何もして来なかった。
あまりに忙しく、その日、その日を過ごしてきた。

朝食。ブンボー。

メールの受信・送信。

バオミンさんと電話で当面の諸問題について話す。


筋トレも10日間ほど続けているが、最初の頃に比べると
かなりの回数を持ち上がられるようになった。
無理をしないで毎日少しずつ。この時期しか出来ない。
スタディーツアーの集中する「春」「夏」「秋の初め」は
疲労困憊状況で余裕なし。


読書「中原の虹Ⅳ」。

午前11時半昼食。ベトナム風うなぎのオジヤ。

食事の量が多いので3分の2に減らしてもらう。それでも多い。


外は雨。食後1時間半ほど昼寝。

JASS静岡の会スタディーツアーの日程、ラオスでの日程等の
検討・整理。

バンベー38号の検討。

当面の来客日程にあわせて自分の日程を調整する。

昨日からハノイで「アセアン」の会議が始まった。
菅首相もハノイにいる。

アセアン諸国に『原子力発電所』を売り込んでいる。
チェルノブイリの二の舞になる可能性濃厚。
更に原子兵器の基を作る能力を与えてしまう。
金儲けだけを考えての「首相外交」は危なっかしい。

今回のアセアンと日・中・米・韓などの首脳会議の
一つのメインテーマは『中国の尖閣列島・南沙諸島(長沙諸島)
問題』。ここでも中国の拡張主義・覇権主義が目立つ。

読書「中元の虹Ⅳ」(浅田次郎著:講談社)読了。

欧米列強の清侵略の歴史と中国の人々の様々な
思いが分かる。登場人物が非常に多い。ほぼ実在の
人物を描いているが、そうでない登場人物もいる。

浅田次郎の構成が実に面白い。場面がころころと
代わり主人公がその度に変わるが、強いて言えば、
張作霖を中心人物にし、袁世凱、清朝皇帝、西太后。

蒼穹の昴(そうきゅうのすばる)(4巻)と「珍妃の井戸」
そしてこの「中原の虹(4巻)」で清朝の滅亡とそれをとりまく
列強の侵略が分かる。本書の半分の主人公は西太后と言っても
過言ではない。西太后はありとあらゆる「悪女」のレッテルを
張られているが、浅田は、「西太后は清朝を滅ぼし、
欧米列強の侵略の餌食とならない「統一中国」が出きることを
望み、自らを「最強の悪女」にしたと描いている。
もう一人の主人公は張作霖。
蒼穹の昴、珍妃の井戸、中原の虹を通読して一番感じることは、
清朝時代も含めて中国人が国の主人公になったことは今日も
含めて一度もなかったということに尽きる。
清朝皇帝か中華民国大統領・中華帝国皇帝(袁世凱)が主権者。
国共内戦。1949年共産党が国民党との内戦に勝利し、
中華人民共和国成立。今日に至るが、その間、本当に国民が
政治の主人公・主権者になったことはない。
今日に至っても中国は「共産党一党独裁」である。清朝皇帝に
代わって中国共産党が専制支配をしている実態である。
本当の民主主義社会、国民主権の体験をしたことのない
中国である。そうした意味では、政治的に未開の部分を
包含しつつ、経済大国になっている現状の中国のいびつな
実態とその近代史を浅田は描いていると私は見た。

ベトナム人が本名とは別に必ずニックネーム
を持っている。ミンさんのお子さんだと「アルファー」「ベーター」。
通常は子どもをニックネームで呼ぶ。
浅田の本を読んで中国では「親からつけてもらった大切な名前」
を人に呼ばれるのは名前が穢れるとの意識から、
「字」が作られたとかかれている。

チャイナ・ドレスは、中国服ではなく騎馬民族である満州・女真族
の服とのこと。馬に乗りやすいように両足のモモが出るように
作られたと書かれていた。なるほど。

ホーチミン市の更に南の省にいる「イン君」(リー君の弟)
から電話あり。
12月に結婚するので招待したいとのこと。
イン君は電線の工事人の手伝いのような仕事をしている
とのこと。彼女は喫茶店に勤めているとのこと。
結婚式はホーチミンの更に南の省でするという。
短時間の電話だったが、元気に暮らしているようにイン君の
声は聞こえた。


午後5時半、日本料理店でこどもたちと夕食。


今夜の夕食は、なすの唐辛子とニンニクの漬物、豆腐料理


今晩のお客さんは「お寿司」の注文が多かった。



午後8時頃、ホーチミン市南方にいるイン君から電話。
日本料理店で働きたいとの申し入れ。

午後9時閉店。

投稿者 koyama : 2010年10月29日 18:01

コメント