« 終日豪雨:秋到来か? JASSツアーフエ市立病院へ | メイン | 掃除・洗濯・休息 »

2010年08月21日

地球の歩き方3班講演会:神奈川県スタディーツアー夕食会

快晴

朝6時起床。なかなか起きられなかった。

午前7時朝食。ブンボー。生野菜をたくさん入れて食べる。

行儀が悪いが読書をしながら。「日はまた昇る」。面白い。
第1次世界大戦後の復員負傷兵の心理とアメリカの
異常な好景気に対する屈折した違和感を釣りと闘牛、お酒と
女性関係に求めている主人公の屈折した気持ちに何か
共感するところあり。

午前7時45分、ベトナム事務所へ。今日は朝7時にバオミンさんは
JASSスタディーツアーの要請で一緒にハノイへ行った。
日本語主任のフーン先生にお願いし、リー君の「1週間の試用期間」
明けの処遇を話す。

(小山)酔って警官をコップで顔面を殴ったことを今、どう考えている?
(りー)自分の気持ちを抑えられなくて恥ずかしい。今後は、自分の
    気持ちをきちんとコントロールしたい。
(小山)リー君はいつでも警察が捜査をし、検察に身柄を送ることをの
    出きる状態にある。リー君の今後の態度では、警察の捜査を
    再開する可能性もある。その場合は、起訴され裁判で懲役
    1年か2年の判決出る可能性がある。
     警察から釈放されたからと言って、警察官の顔をコップで
    殴ったことの犯罪事実が終わったこにはならないことを
    しっかり頭に入れておいて欲しい。
(リー)わかっています。
(小山)事件後の1週間の日本料理店での仕事、日常の生活態度を
     見ていたが、若干の問題もあったが、総括的に見て
     真面目に仕事をしていた。飲酒の問題も起こさなかった。
     昨日バオミンさん・原田先生と相談し、日本料理店に
     再度「正式採用」することにした。
      これから
    ①飲酒はしても良いが、自分を押さえるような飲み方をする
    ②借金はしない
    ③日本料理店での仕事を積極的にするように。リー君の
      一番良いところは、一生懸命仕事をするところだ。
      今後はリー君の良い所を生かして真面目に生きて欲しい

 午前8時過ぎ、地球の歩き方3班(17人)がベトナム事務所に。
ベトナム事務所員紹介。


ベトナム事務所員の自己紹介。古竹先生が「フエでの生活上の
諸注意」を行う。いつもは原田先生がしているのだが、今日は
神奈川県スタディーツアーを案内しているので、代役で
古竹先生の登場となる。なかなか要領よく諸注意を説明して
いる。頭の良い子と見た。普段の生活も実に良い。第1に
仕事を率先してやる。日本料理店だけではなく、日本語学校
など自分のすべき仕事をきちんとする。これは家庭の雰囲気と
躾の賜物と理解している。性格も穏やかで「気遣い」もきちんと
している。今時珍しいわかものである。急に代役を頼まれ、
的確な説明が出きるのは、頭の回転の速い若者と思える。
こうした若者を見ていると「今時の若者・・・」などと眉をしかめる
大人がいるが、「あんたの考えは違うよ」と言ってやりたい。
日本の未来を託したい若者がベトナム事務所には何人も
いる。


電動バイクで「子どもの家」へ。

途中、フオン河は昨日の豪雨で洪水の寸前。清流は泥水と
化していた。


午前8時半から9時半まで、ソン君が「子どもの家」の各施設の
案内。案内にかなり慣れてきた。上手に「子どもの家」施設を
案内していた。


地球の歩き方3班の担当はソン君とアンさん。
二人とも真面目に一生懸命仕事に励んでいた。「子どもの家」
の案内は安心してこの二人に任せる事が出きる。

午前9時半から10時45分まで私の講演会

今回の地球の歩き方スタディーツアーには男性の参加者は
通常よりかなり多い。

昨日急激に気温が下がった。今日はまた38度から40度と急激に
気温が上がった。耳の気圧の調整ができず、右耳がボーンという
感じで自分の声が大きく聞こえ、人にどう聞こえているのか分からない。


講演会後、「子どもの家」のこどもたちの歓迎の文化行事

最初にセン運営委員長の歓迎の挨拶
ソン君が通訳をした。


踊りの出番を待つ。グエンフエ高校2年生・ザーホイ高校2年生。



小学生の踊り



中高校生の「白鳥の踊り」

地球の歩き方ツアーの皆さんの出し物「散歩」を歌う

同時刻、台所と裏庭では、神奈川県スタディーツアーの
皆さんが昼食の「お好み焼き」と「ヤキソバ」をこどもたち
と一緒に作っていた。

引率責任者の方とは、長年のお付き合いとなった。


日本語のフオン先生とスタディーツアー参加者と「やきそば」の
キャベツを炒めていた。二人ともなかな手付きが良い。

やきそば、お好み焼きなどを作りながら「日越のこどもたち交流」が
進む。


お好み焼きが出来上がる

フエ師範大学生物学科3年生のターオさんもお好み焼き作り
に挑戦。2年後、大学を卒業したら高校の生物の先生になるという。

「子どもの家」のこどもたちの名前を「お餅」に書き焼いている。

午前11時半、宿舎へ。

昼食は「春雨麺」。鳥の内臓がたっぷり入っていて美味しい。
きれいにあらった生野菜も豊富。

唐辛子とレモン(かぼす)を入れて食べるのは、暑いベトナムでは
非常に合理的な食べ方である。レモンで抗菌・疲労対策、唐辛子で
食欲を出し、血圧を下げる。

午後12時半、洗濯。

今日は昨日に比べて10度以上気温が上がっている。
朝からの仕事で体が疲労のピークに達している。
1時間ほど「午睡」。
その後、読書「日はまた昇る」。3分の2ほど読む。
講談や落語を文字に起こしたように、ほとんど「会話」
で話が進んでいく。
1926年の作品。84年前の作品であるが、古さを
感じない。訳者(谷口陸男)の翻訳がうまい。
会話の部分を江戸落語の「べらんめー調」で書いたのが
良かった。


午後3時、電動バイクで「子どもの家」へ。

神奈川県スタディーツアー。
「子どもの家」の鉄の部分のペンキの塗り替え。
「子どもの家」に着くと「シンナー」の強いにおいがする。
ペンキの匂い。


「子どもの家」のこどもたちと仲良く話し合いながら作業を進めて
いた。


数日前、「子どもの家」に入所した「THUYさん」も参加。
「子どもの家」の仲間と神奈川県スタディーツアーの
男子と仲良くペンキ塗り作業。

午後6時半、「子どもの家」でお別れ夕食会。

原田先生の司会で開会。原田先生も堂々とした司会である。


初めにグエット・リー君コンビによる「メニュー紹介」。

今日、晴れて正規スタッフとして再採用されたリー君。多少、緊張気味
なのかどうかは分からないが、真面目な雰囲気でメニュー紹介を
していた。


私の乾杯の挨拶で開会。

20歳を超えた大学生が何人かいるので日本料理店自慢の
「フダ生ビール」を勧める。

今日の夕食は「ハンバーグ」定食。マグロとサーモン・イカの
刺身が付く。マグロは取れたの刺身。本当に美味しい。

先日、日本人の来客があった。フエ市内にあるベトナム人が
経営している日本料理店もどき所へ行ったが、イカの刺身が
腐っていたと言って怒っていた。刺身を食べた経験の少ない
ベトナム人だけの日本料理店もどき店では、刺身は無理である。
嘘の日本料理店の話を何人かの日本人から聞いた。
悲しいことである。オーナーが「嘘の日本料理」を出している
という自覚がないところが致命傷。
日本料理をあまり知らない欧米系のお客は騙せても
日本人の舌は騙せない。


大学生のツアー参加者と原田先生。
20歳未満の飲酒には「厳しく」対処している。



今日1日、神奈川スタディーツアーを案内したフオン先生

神奈川スタディーツアーの団長先生


夕食会の最後に日本料理店スタッフの紹介。


夕食会終了。全員で記念写真。


神奈川県スタディーツアーの団長さんと事務局長さんと。

神奈川県スタディーツアーが終わり、日本料理店の片づけを
した後、今日、日本料理店に復帰したリー君の激励会。

ハノイのバオミンさんから電話。ハノイ空港へ行くとのこと。

森田さんから電話。バオミンさんと同様の話。

激励会の途中で主役のリー君が「今、彼女が日本料理店の
前に来ているので、これで失礼します」と言って出て行ってしまう。
私は日本料理店の玄関へ出る。確かに若い女性がオートバイで
待っている。私を見て軽く会釈をする。リー君が行く。
若い女性がオートバイの運転席から後ろに移動。リー君が
オートバイを運転しどこかへ出かける。
私の心の奥底には、「いつまで続くかな?」というほのかな
疑問がなくはなかったが、とりあえず、おめでたいことである。

多分、いつもの「寅さん」になるとは思うが。

午後10時まで小山・原田・古竹・富岡で世間話。

長い1日を終わる。

投稿者 koyama : 2010年08月21日 18:23

コメント