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2010年08月03日

マルタカ社長・社員と1日を過ごす:地球の歩き方1班夕食会

晴天 時々曇り

私は毎日1時間ほどかけて日本の新聞をインターネットで読む。
朝日・読売・毎日・東京・産経・赤旗・社民党・自民党。

主要新聞の社説は全て読んでいる。
新聞では、東京新聞がもっとも公平且つ権力に対する厳しい
批判的な意見を持っている。産経新聞も時々興味のある記事を
載せることがある。
政党の新聞では、赤旗が一番読みやすい。社民党・自民党は
自己主張のみを書くだけであるが、赤旗は社会の様々な出来事を
報道し、共産党としての視点で分析報道している。赤旗の難点は
更新が遅すぎること。加藤紘一のHPも時々読んでいる。

6月16日にフエに戻り1ヶ月半。この期間に読んだ日本の
出来事で一番衝撃的な出来事は「大阪市二児育児放棄死亡事件」だ。
私がもっとも関心を持ったことは、母親が何故育児を放棄したのか
ということもさることながら、児童相談所の対応である。
「夜中にママ・ママとインターホンで叫んでいた」との情報を含め、
3回の「虐待を予測される」情報が児童相談所に届いていた。
児童相談所は5回、育児放棄された2児のマンションを訪ねて
いる。しかし、なんら手を打つこともせず(手紙を2回置いていった)
帰っている。何のために税金を使って児童相談所の仕事をしている
のか?と思ってしまう。所長や市役所の局長などは、様々な
言い訳をしているが、お役人の例の言い訳に過ぎない。
誰が見ても客観状況からしてこどもが、部屋にいること。夜中に
ママ・ママと言ってインターホンで助けを求めていることだけでも
重大な事態が発生している可能性があるのだ。
ただ、マンションに行って、誰にも会えませんでした、などと
シャーシャーと帰って来る児童相談所の職員と所長・スタッフ
の責任は重大である。彼らは、「何もしなかったことの言い訳
には、長けている」。しかし、心配な事態が予想されるのなら
行動をすべきなのだ。何か後で問題にならないように、
「現場に行った」という行動証明だけをしているとしか思えない。
こうした態度を「役人根性」という。自分では絶対に責任を
取らず、言い訳だけが上手な連中だ。
裁判所に手続きをし、室内に入り調査することは法律でも
可能なのである。要するに児童相談所と銘打っても
「児童の立場」になっていない。「こどもたちへの愛情を
持っていない」というしかない。人間に関わるどんな仕事でも
最終的には、人間や子どもたちに対する「愛情」をもっていなけ
れば、本当の仕事は出来ないということである。
形式的に5回行こうが何回マンションに行こうが、「心のない」
「人間への愛情」を持っていない人間の行動がこうした結果と
なるのである。少しでもこどもたちへの愛情があれば、
万難を排してでも2児の救出は必ずできたのだと断言したい。
私たちのベトナムでの取り組みも同様である。
私たちなどは月給をもらっている訳でもない。支援してもしなくて
良いのだ。しかし、困ったこどもたちがいると聞けば、車で
2時間でも3時間でもかけて、その家に行き、実情を調べ、
近所の人に様子を聞いて、こどもたちを「子どもの家」に入所
させている。私たちですらしていることを、税金をもらって仕事
をしているお役人が出来ない訳がない。彼らに欠けている
のは、「こどもたちへの愛情」である。お役人根性が抜けない
連中。厳しい言葉で言えば、「税金泥棒」である。
公務員の労働組合などは、職員が足りないなど様々な
言い訳をするが、本質は、「こどもたちへ愛情」である。

午前7時、朝食。ブンボー。美味しい。

午前8時過ぎ、フォンザンホテルへ。マルタカの直井社長と
社員の渡辺さんと合流。バオミンさん・アンさんも。

マルタカ社長一行と「子どもの家」の刺繍みやげ物店へ。
「フェリシモ」の刺繍ポーチについての打ち合わせ。

「フェリシモ」でも「子どもの家」のこどもたち一人一人の
カードを作り、購買者へ進呈。「フェリシモ」の製品を買うと
こうしたこどもたちへの支援に繋がるとの広報を行っている。

自分の絵と将来の希望などを書いたカードを見ているこどもたち。


午前10時半、「子どもの家」からベトナム事務所へ戻る。


その後、ドンバ市場へ行き「シュシュ」の布地を買いに行く。

午前11時半。チャオバインカイン(米とキャッサバ芋の麺)
を食べに行く。

午後12時半、宿舎に戻る。

昼寝。今日は太陽は出ていないが、湿度90%以上。
立っているだけで「頭が痛い」。

1時間ほど昼寝。
読書「蒼きゅうの昴」。清朝末期の科挙試験の様子。
宦官の男性器切除の様子はかなりリアルであり、
壮絶だ。


午後2時半。刺繍スリッパ、エプロンなど作っている
工場へ。製品の作り方など詳細の打ち合わせ。



午後4時半、ベトナム事務所へ。
ベトナム事務所で「フェリシモ」製品の打ち合わせ

刺繍関連の工場の社長と打ち合わせ

午後6時半。地球の歩き方1班の「さよならパーティー」。
原田先生がうまく司会をこなす。




グエット・りー コンビで「今日のメニュー・飲み物紹介」を行う。


地球の歩き方スタディーツアーの団長の挨拶で乾杯


夕食会の最後に日本料理店のスタッフ紹介


全員写真



原田先生・古竹先生もスタディーツアー夕食会に協力
してくれた。


午後9時前、閉会。


投稿者 koyama : 2010年08月03日 09:40

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