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2010年06月29日

終日、部屋で仕事:明日の日本帰国の準備

快晴  午後4時頃豪雨。室内に雨が入る

午前3時起床 メール送受信。

今日の停電予定は、午前11時から午後6時半までと推定
していたが、どういう訳か「1日中電気がついて」いた。


午前7時朝食。

最近体調悪し。下痢が治らない。朝食は小豆のおかゆ。

午前中、「静大フエ連絡事務所人事に関連したベトナム事務所
改編」についての長い文書を関係者に送付。

バオミンさん・ハンさんと電話で何度も打ち合わせをする。

午前11時半、昼食。雑炊。消化の良いものを作ってもらう。
停電の暑さが50日間続く。さすがに体力消耗。抵抗力、免疫力
が極度に落ちる。食欲がなくなる。生ものなどは食べていないのに
下痢状態が続く。


「ニーチェからスターリンへ トロッキー人物論集1900-1939」
トロッキー著:森田成也・志田昇訳 光文社)

トルストイに対する評価も公正なものに思われる。
貴族出身で貴族の精神を生涯持ち続けたとしながら、
同時に農奴制の中で農民や社会の底辺でうごめいている
人々への関心・思いいれの強さの源泉は何かを探っている。
晩年、トルストイはかなり「神秘主義」的な方向へ行くが、
そうだとしてもトルストイの功績は素晴らしいものだと
評価している。トロッキーの文学に対する評価は公正であり
客観的なもののように思われる。

ボランティア貯金からの会計報告に対する質問状への回答を
考え書く。かなり時間がかかる。

ザリガニエコバッグの製品を持ってくる。現在、76個の
3分の1ほどできている。刺繍みやげ物店の2人の先生が
突然退職を申し出、ザリガニエコバッグは作らないとの
申し入れに驚いたのだが、何とか76枚作製の目処が立った。


大きなバッグの表に二匹、裏に1匹の北海道在来の
ザリガニを刺繍する。刺繍担当者から刺繍の糸がなくなり
ホーチミン市の糸問屋に問いあわせているが、同色の
糸がないとのこと。ベトナムの刺繍糸は、少量を手で
染めている。日本のように機械で大量に作り、貯蔵すると
いうシステムではない。一度手作りで作った糸と全く同じ
色の刺繍糸は、染料の配合の関係で出来ない。

バッグの裏にさらに1匹手作り刺繍をする。

素晴らしい作品が出来上がる。



ザリガニエコバッグ制作には、バオミンさん・ハンさんの
見えない所での努力があった。


午後4時。豪雨。


午後5時半、日本料理店でこどもたちと夕食。

リー君は原因不明だが「落ち込んで」いた。

今夜もたくさんの日本料理店の来客あり。14人。

オーストラリア、アメリカ、イギリス、カナダ。ほとんどの
来訪者が英語ガイドブック「ロンリープラネット」を読んできている。

私に「どうしてフエに来たのか? こどもたちはどんな様子か?」
など、色々と質問してくる。3組(オーストラリアのタスマニア、
カナダのバンクーバーなど)から話を聞きたいとの申し入れあり。

日本語教師の古竹先生が、大塚さんの代わりに獅子奮迅の
活動。

欧米系のお客さんは、「お寿司」「刺身」「天ぷら」の3点が
好物のようだ。

午後9時、14人の来客で閉店。

午後9時過ぎホテルへ。W杯を見る。結果が出る前に
疲れで寝てしまった。


投稿者 koyama : 2010年06月29日 06:26

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