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2010年05月23日

地球の歩き方ミニスタディーツアー講演会:「京滋YOUの会」総会

テレビの天気予報では今日も39度。実際には40度以上。

午前5時目覚める。

読書『「難死」の思想』(小田実著:岩波書店)

私は今まで小田実の本を読んだことがなかった。
1980年代、日本共産党は小田実の批判を厳しくしていた。

今回、1960年代の小田実の著作を集め1冊の本にした
ものを読んだ。


1945年8月15日をどう考えるか?という現在最も
解決しなければならならない課題を1960年代の
60年安保から70年安保に向けての時代に考察
している。小田は東大でギリシャ哲学を学び、
60年安保闘争にも参加せず、アメリカ留学をし
アメリカでのベトナム戦争反対闘争を体験して
いる。

第1章「難死の思想」、第2章「平和の倫理と論理」
を読んだ。小田の主張は、1945年8月15日を
日本人はどう迎え、どう考えたのかを考察している。
主張の要点は、「被害者意識過多」の総括をし
加害者としての自らの立場への考察にかけるのは
何故かを分析している。
小田実の基本的な思想の根源は、個人・一人の人間
から全ての問題を発想するという思考。
これは国家と個人との関係の根源を問う問題である。
満州からの引き上げでどんなに苦労したか、シベリヤの
抑留でどんなに苦労したかという書物をは沢山ある。
これらは、戦争が個人にどれだけの苦労を強いるかの
実例を明示している。しかし、と小田は言う。
その被害者の日本人が満州・朝鮮での「加害者」の自覚が
ないままに「被害者意識」を基調とした「反戦」運動をしている
ことに根本的な疑問を提示している。
広島・長崎への原爆投下を糾弾している日本国民の多くが、
投下した飛行機のパイロットの糾弾・追及をしていなことへの
疑問を提示している。

午前8時、昨夜の日本料理店の残りを大塚さんが
お土産にしてくれた。昨日の夕食で残ったご飯と
日本料理店の残りで簡単な朝食。


午前9時、ホテルを出て「子どもの家」へ。
今日は地球の歩き方ミニスタディーツアーが来ている。
午前10時から1時間半の講演会をする予定。

午前9時20分、「子どもの家」着。

ミニスタディーツアーの参加者は関西の2人。

こどもたちと昼食を作っていた。


今日の案内はクアンさんとアンさん。日曜日の
出勤に感謝。


この数年研修に身が入らなかったタン君。

食堂の横で「ハムスター」を勝手に飼いだした。


タン君は、こうしたやさしい気持ちを持っている。
「子どもの家」の決まりがどうだか知らないが、タン君の
気持ちと行動を支持する。


「子どもの家」に「変なの」が来ていた。
「子どもの家」を卒業し、靴会社に勤めたのだが会社が
倒産。「子どもの家」の門前で靴修理のお店を開店。
靴修理のお客がいないときは、「子どもの家」に泊まり
「子どもの家」で食事をしているとのこと。
まあ、こうしたことも「四角四面」に対応することはない。


5歳で入所したターオさん。心臓の手術をし今は元気に。
自主的に食堂前の庭の掃除をしていた。


JASS東京の通称「村長さん」が来て作ってくれた廃材で
作った椅子。こどもたちは重宝している。

午前10時から11時半まで2人のミニツアー参加者へ
「17年間のフエのでの国際支援の体験」と題して話をする。

関西から来た大学生2人の90分話をする。
真面目な大学生と見た。教員志望の学生。

午前11時半からこどもたちと昼食。




日曜日は食事がない。「子どもの家」で昼食を摂る。

今日は日曜日。こどもたちも「子どもの家」で休息。




フエ芸術大学油絵学科3年生。あと2年間の通学が必要。
中学の図工の先生になりたいと言っていた。

午後1時、「子どもの家」からホテルへ帰る。
火炎樹の花が咲き始めた。


午後1時半、ホテル着。

昼寝。気温40度を超えている。

午後2時半停電。結局午後10時まで停電。
エヤコン用に作られているホテルで停電すると
大変な事態が惹起する。
部屋が蒸し風呂。昼寝も出来ない。
室内気温が45度位はあるのだろうか?
タオルで汗を拭きながら横になっていた。


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「京滋YOUの会」総会


 ~  2010年度京滋YOUの会総会を開催しました ~
 5月22日、午後3時~午後5時45分、長岡京市生涯学習センターで、2010年度京滋YOUの会総会を開催しました。参加者は16名でした。厳しい条件の中、久々にお顔を見せてくださった方もありました。嬉しかったです。又、今一時休暇で帰国中の税田さんも、参加をしてくださって、現地ベトナムの様子をお話していただきました。これまた嬉しいかぎりでした。
 森野さんの司会進行で、なごやかに進行しました。2009年度の活動報告、2010年度活動計画、2009年度決算、2010年度予算案、2010年度役員体制をみなで確認しました。今回は、報告も事務局のメンバーで分担をしましたので、堅苦しくならず、率直に各取り組みの反省、課題、感想も交えての報告となり、みんなでつくりあげる総会となったように思います。各取り組みの反省が具体的に色々出されて、2010年度に生かしていきましょうと確認しました。
又、新役員体制では、今後若者に会の活動を順次引き継いでいくという展望をもった役員体制決定し、代表、副代表に二人の若者を選出しました。代表は仁枝さん、副代表を植野さんがやってくれることになりました。お二人の決意表明もしていただき、新しい体制の第一歩を踏み出しました。又会の活動も、マンネリにならないように、何か新しい企画を考えようということで今後、皆様から色々な提案をしていただくことになりました。
 2009年度も、ふり返ってみるとたくさんの取り組みをしてきたのだと、改めてみんなで確認しあって、さらに、2010年度も、活気ある活動をやっていけそうな意気込みをかんじる総会でした。
 現地の自立にむけて、今年度も、すこしでもお役に立てるように頑張っていきたいものです。
そして、なにより、みなで楽しみながらの活動を進めていこうと思います。
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役員体制は下記の通りです

代表・・・仁枝菜津子     副代表・・・植野裕佳子
事務局長・・・藤井志保子 
会計・・・武田明美
事務務メンバー・・・森野育代、後藤真生子、今本紀久子、梶山育子、宇野正則、前川享子、古山裕之、山本裕彦、江島敦子(ホームページ担当)

総会後、参加者で懇親会を持ち、交流しました。
                                  (文責、藤井)



投稿者 koyama : 2010年05月23日 20:28

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