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2010年05月12日
終日仕事
ある申請書を書きあげる。
バオミンさんと5回電話で話し合う。いくつかの問題。
25通のメール受信。10数通のメール送信。
朝8時から午後9時過ぎまで仕事が続く。
昨夜から読書
「名ばかり大学生」(河本敏浩著:光文社新書)
予備校講師などを経験した著者の意見。
「ゆとり教育」が学力を低下させたという「通説」は
誤りとの主張。
全国学力テスト「日本一」の秋田県の大学進学の実態は
良くないという。
1975年前後に生まれた団塊の世代のこどもたち
が一番勉強もし、学力も高かったと著者は主張している。
年間60万人の大学生が生まれるが、20万人は入試なしでの
入学。
その原因は、少子化、大学がこどもたちが減っているのにも拘わらず、
定員を増やしていること、進学競争が一層激化している今日、
競争から早期に離脱してしまうこどもたちが増えている。
そうしたこどもたちが大量に大学に事実上試験なしで入学している
実態に問題があると言っている。
私見では、著者の最大の問題は「学力」を東大・京都大など
有名大学に入る力ととらえているところである。
学力論を論議しないで、東大に何人入った高校は
学力のある高校と決めてかかっているところに
予備校講師である著者の狭さがある。
生きる力も学力の一つである。大学入試では測れない
人間の力をどう見るのか?
投稿者 koyama : 2010年05月12日 21:14