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2009年03月22日

日本からの訪問者と食事

晴天  気温30度を越す。真夏日。

午前7時起床。読書
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」読了。
(マックス・ウエーバー著 大塚久雄訳 岩波書店)

難解な本ではあるが、一種の推理小説。
冒頭の問題提起が、近代資本主義は清貧をモットーとし
金儲けにはおよそ縁のない「プロテスタント」諸派が
その倫理・道徳の産みの親だとの逆説的なものである。
あれ? 資本主義は、強欲な金儲け主義者の「もっと儲けたい」
との欲望がその精神の基本であり、発展を支えた倫理ではないの
かと思っていたので、どうして? との疑問が本書に注意を
引き付ける。宗教改革でルターが、聖書を翻訳し、その中で
初めて「天職」(労働)という言葉を使ったそうだ。そこから
真面目に働き、お金儲けを目的とせず、節約・倹約・質素な
日常の生活をすべきとのプロテスタント諸派の生き方が
日常化し、イギリス、フランス、アメリカなどプロテスタントの
強い国々に近代資本主義(経営者と労働者)が成立していった。
現在、資本主義にこうしたプロテスタント倫理の「尻尾」すら
残っていないが、アメリカなどの大企業の社長が財団を作り
社会貢献を行うのは、厳格なプロテスタント諸派の名残り
といっている。

午前10時。日本の来訪者とバオミンさん一家と山ろくの
レストランで会食。

午後12時半、「ハイリーホテル」へ。
ベトナム事務所前にリー君がいた。

「ハイリーホテル」に帰り洗濯。


1時間ほど昼寝。

午後3時読書「1789年ーフランス革命序論」
(ルフェーヴル著 岩波書店)

1939年。フランス革命150周年記念の出版物。
フランス革命概史。民衆の動きも視点に入れた
フランス革命の解説書。翻訳者(高橋幸八郎氏の
序文から始まる。本書の歴史的位置付け。

午後7時、日本からの来訪者と夕食。


投稿者 koyama : 2009年03月22日 23:47

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