2009年01月19日
魯迅読了
晴天 今日の東京は暖かい。
終日、自宅で休養。
読書 魯迅「端午の節季」、「白光」「兎と猫」「あひるの喜劇」
「村芝居」。魯迅読了。
1900年代の中国。清国が倒れる辛亥革命。中華民国臨時政府
が樹立される。封建性の批判。
阿Q正伝など中国の地方の農村の生活と物の考え方、封建制の
の実態などが良くわかる。魯迅の作品は中国近代史を理解して
いないと分からないぶぶんが多々ある。
大きな時代の変わり目。人間は何を考えどう行動するのか。
示唆に富む。
読書「大杉栄語録」(鎌田慧著:岩波新書)
を読み始める。
大杉栄は「アナーキスト」という烙印を押されrていた。
数年前、大杉の娘伊東ルイの本を読んで、大杉栄
についての認識を改めた。1991年ソ連邦が崩壊した。
大杉栄が「アナボル論争」でアナキストとの烙印を
押されたが、彼は個人の確立と個人の自由を
主張していた。
昨年からのジンマシン、今年1月7日帰国し、9日の
「かめのり賞」授賞式を通して、体調を崩した。
授賞式以後は、体調回復を主眼に生活している。
1月23日から日程が入っている。2月17日の
帰国まで続く。何とか体調を回復しつつある。
夜7時、テレビ朝日
「ドキュメンタリー宣言 山谷の天使」を見る。
東京浅草の山谷。ホームレスを支援する看護師
のドキュメンタリー。様々な角度からの意見は
あるのだろうが、私は彼女の活動を評価する。
支援する看護師と支援されるホームレスの
人々との間には、言葉に出せない「違和感」
があるはずだが、テレビでは何も出ていなかった。
それでもホームレスの人びと(ほとんど私と同年輩)
の末期を守る心のある人である。批判は楽であるが
行動をすることは大変である。私は行動する人を
評価したい。
私たちがリー君(仮名)、イン君(仮名)の支援をしている
ことと同じ。成果がでるかどうかではない。
人間として彼らに私たちができることをするだけである。
山谷の路上の人々ヤホスピスの男性を見た。年齢も私
と同じくらいである。
「マツゴロウ」と名乗る男性が一人で死んでいくようすを
見て「涙が」出てきた。
1960年から2000年代まで頑張って仕事をしてきた
世代である。様々な家庭の事情があるのだろう。
最後は人間としての「お互いの助け合い」の気持である。
損得ではない。この気持ちを理解出来ず、「理屈」で
人間を見ようとする人にはこうしたボランティアは
理解できないだろう、などと思った。
[都市型限界集落」という言葉を聞いた。
投稿者 koyama : 2009年01月19日 14:14