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2009年01月01日
終日、横になっている。夕方、具嶋先生出迎え
終日雨。
午前8時起床。これで9日間連続の雨。24時間降り続く雨には
うんざりする。
ベトナムは1月26日のテト正月(旧正月)が国民的な正月祝日
なので、町中至って平静である。普段の木曜日。と言っても
1月1日は休日である。
昨夜は、ベトナム事務所の納め会を終えて急いで「ハイリーホテル」
へ戻り、大晦日・納め会の日記を書き、JASS関係者に
ベトナム事務所からの「新年のお祝い」メッセージを送る。
昨夜の「納め会」で余った食事をお願いしてあった。
大塚さんが私の部屋のドアノブに2パックの朝食用の食料を
かけておいてくれた。感謝。
午前9時。納め会の残りの太巻き、てんぷら・・
ベトナム茶を入れて朝食。
ジンマシンの薬を飲む。昨日は、首から上にジンマシンが
出た。特に目の周りにジンマシンが出来、両目があけにくかった。
今朝は、体全体に若干のジンマシンあり。
インターネットで麻生首相の「年頭所感」、朝日、読売、毎日、
赤旗の社説・主張を読む。
YAHOOニュースでは
「首相年頭所感 不況脱出へ決意」とある次の記事が
「派遣村開設 年越し求め130人」とあり、全労連やNPOなど
20団体の実行委員会が日比谷公園にテント村を作り、
年越しを路上でせざるを得ない若者などの相談に乗り、
銭湯へ行き、年越しのご馳走、大型テレビで「紅白歌合戦」
を見たという記事が出ている。麻生首相の「国民の景気や生活に
対する不安を取り除くため、政府は全力を尽くす。
世界で最も早くこの不況から脱出するのは日本だ」と年頭所感で
言っている言葉があまりに空しく聞こえる。
世界で最初に不況から脱出するかどうか以前に、
年末の年越しが出来ない多くの派遣・非正規労働者など
多くの国民を今、救わなければならない。実際に困っている
人を助けているのは労働組合・弁護士団体・NPOなど
民間のボランティアの人々である。こうした現実を見ている
と、21世紀の世界は国民一人一人の英知と行動力が結びつく
ような草の根の力を作っていかないと世の中は良くならない
、人任せの政治の時代から文字通り主権者意識をきちんと
持った人間が育だたなければならないと痛感した。現在の政府は
全くあてにならないことが分かる。麻生首相など口先だけで
何も出来ない悲しきピエロ首相である。
早々に退陣し、国語辞典でもう一度漢字の読み方などを勉強
したほうが良い。・・・などと新年早々「下品」な言葉遣いになって
しまい良くないと自戒。
読売新聞の社説がはっきりと「新自由主義の崩落」を認め、
ブッシュ・小泉首相の進めた規制緩和により、市場任せの
資本主義の末路を明確に断罪している。
同じように朝日新聞、赤旗も「新自由主義路線の破綻」
を明確に書いている。
毎日新聞は「日本版 緑のニューディールを 」として
代替エネルギー開発を国家の中心課題とするべきだとの
主張をしているが、これも裏返しの新自由主義批判である。
現在の経済の破滅的な状況を新自由主義・市場原理主義
の誤りとの認識の上にたっての主張と見た。
こうして朝日・読売・毎日・赤旗と日本の主要各紙は2009年の
1月1日の社説・主張で「新自由主義・市場原理主義」に基づく、
「官から民へ」「規制緩和」「株主にのみ責任をもつ資本主義
の無政府的な誤り」を厳しく指摘し、ルールに基づいた
世界経済の再確立を主張している。これは、資本主義と
いう制度をとっていることを前提としてもなお且つ、
無政府主義的な「やり放題」な資本主義を規制し、
ルールの中で活動すべきだとの主張に行き着く。
読売から赤旗までこの点では一致しているようだ。
今年は、「政治の年」である。主権者の一人として、日本や
世界の政治がどのように動いているのかを注視し、
主権者の一票を確実に行使したい。日ごろ、どんなに不満を
たらたら言っていても、選挙に行かず、主権者の貴重な権利を
行使しないで文句を言うのは、間違っている。選択は完璧な
ものにならない時もある。「よりましな選択」であっても
投票行動をとらずに文句を言うなと言いたい。今年の9月までには
必ず総選挙がある。私たち主権者がやっと出ることの出来る出番
がやってくる。
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2008年1月1日、新年の決意は「1年間で100冊の本を読む」」であった。
結果は78冊で終わった。年末の10日間ほどジンマシンで悩まされ
読書どころではなかった。以下、2008年1月から12月までの
「読書一覧」である。
2009年も同様の目標を立てた。結果はどうなるだろうか?
2008年1月から12月までの読書録
(1月・2月・3月)「与謝野晶子訳源氏物語」(上 角川文庫)
「与謝野晶子訳源氏物語」(中 角川文庫)
「与謝野晶子訳源氏物語」(下 角川文庫)
「枕草子」(講談社)
「なぜ日本人は劣化したか」(香山リカ著:講談社)
「日本論」(佐高信著:角川書店)
「噺家のカミサン繁盛記」(郡山和世著:講談社)
(4月)「旧約聖書を知っていますか」(阿刀田高著:新潮社)
「新約聖書を知っていますか」(阿刀田高著:新潮文庫)
「コーランを知っていますか」(阿刀田高著:新潮社)
「あなたはイスラム教を知っていますか」(阿刀田高著:新潮社)
「寂聴対談 十人十色 源氏は面白い」(講談社)
「ルポ 貧困大国アメリカ」(堤未果著:岩波新書)
(5月)「国を思うて何が悪い」(阿川弘之著:光文社)
「パンツの面目、ふんどしの沽券」(米原万里著:ちくま文庫)
「青い月のバラード」(加藤登紀子著:小学館)
「我、拗ね者として生涯を閉ず 上」(本田靖春著:講談社)
「我、拗ね者として生涯を閉ず 下」(本田靖春著:講談社)
「江戸っ子だってねえー浪曲師廣澤虎造一代記」
(吉川潮著:講談社)
「浮かれ三亀松」(吉川潮著:講談社)
6月)「教師格差ーダメ教師は何故増えるのか」(尾木直樹著:角川)
「曽根崎心中他」(近松門左衛門著:河出書房新書)
「ロゼッタストーンの解読」(木原武一訳:新潮文庫)
「人民中国の終焉」(清水和美著:講談社)
「粗にして野だが 卑ではないー石田禮助の生涯」
(城山三郎著:文春文庫)
「胸の中にて鳴る音あり」(上原隆著:文芸春秋)
「哀歌(上)(曽野綾子著:新潮社)
「哀歌(下)(曽野綾子著:新潮社)
「超訳『資本論』」(的場明広著 祥文社)
(7月)「古典落語 正蔵・三木助集」(ちくま文庫)
「人生読本 落語版」(矢野誠一著:岩波新書)
「アジアの聖と賎」(野間宏・沖浦和光著:人文書院)
「本多秋五 物語 戦後文学史(上)」(岩波現代文庫)
「本多秋五 物語 戦後文学史(中)」(岩波現代文庫)
「本多秋五 物語 戦後文学史(下)」(岩波現代文庫)
「トロッキー永続革命論」(文光社)
「経済物理学の発見」(高安秀樹著:光文社新書)
「少年A 矯正2500日全記録」(草薙厚子著:文藝春秋)
(8月)
「昭和特高弾圧史」(松浦総三等編:太平出版社)
「少年A この子を生んで」(少年Aの父母著:文芸春秋)
「父への手紙」(窪島誠一郎著:筑摩書房)
「あ・うん」(向田邦子著:文春文庫)
「阿修羅のごとく」〔向田邦子著:文春文庫〕
「文芸春秋 2008年8月号」
「男こそ顔だ」(大石静著:文春文庫)
(9月)
「少女の器」(灰谷健次郎著:新潮文庫)
「人間の檻」(藤沢周平著:講談社文庫)
「汚辱の近現代史」(藤岡信勝著:徳間文庫)
「片思い」(中島みゆき著:新潮文庫)
「階級社会 グローバリズムと不平等」 50冊
(ジェレミー・シーブルック著・渡辺雅男訳:青 土社)
「アマルティア・セン 経済学と倫理学」
(鈴木興太郎・後藤玲子著 実教出版)途中
「上意討ち」(池波正太郎著:新潮文庫)
(10月)
「静かな大地」(池澤夏樹著:朝日文庫)
「国家の罠」(佐藤優著:新潮文庫)
「下流大学が日本を滅ぼすーひよわなお客様世代の増殖」
(三浦展著:KKベスト新書)
「教育格差 どこへ行くニッポン社会」(尾木直樹・森永卓郎著
小学館新書)
「ヴェトナム新時代 豊かさの模索」(坪井善明著:岩波新書)
「100寺巡礼 奈良」(五木寛之著 講談社)
「悩む力」(カン 尚中著:集英社新書)
「私が生まれた日」(池波正太郎著:朝日文庫) 60冊
「昔の恋人」(藤堂志津子著 集英社文庫)
(11月)
「自壊する帝国」(佐藤優著;新潮社)
「アイヌ、神々と生きる人々」(藤村久和著:小学館)
「田中清玄自伝」(ちくま文庫)
「やんごとなき姫君たちの秘め事」(桐生操著:角川文庫)
「永井荷風」(ちくま文庫)
(12月)
「テロルの決算」(沢木耕太郎著:文芸春秋)
「危機の宰相」(沢木耕太郎著:文芸春秋社)
「ノルウエーの森(上)」(村上春樹著:講談社)
「ノルウエーの森(下)」(村上春樹著:講談社) 70冊
「漆黒の霧の中で」(藤沢周平著:新潮社)
「戦争絶滅へ、人類復活へ93歳・ジャーナリストの発言」
(むのたけじ著;岩波新書)
「憲法9条、いまこそ旬」(岩波ブックレットNO639)
「貧困の現場」(東海林 智著:毎日新聞社)
「団塊世代の戦後史」(三浦展著:文春文庫)
「土佐日記・蜻蛉日記・とはずがたり(セレクション)」(小学館)
「同日同刻」(山田風太郎著:ちくま文庫)
「ひとりで暮らすということ」(寿岳章子著:海竜社) 合計78冊
小山個人のベスト3
①与謝野源氏
② 「我、拗ね者として生涯を閉ず 上下」(本田靖春著:講談社)
③「貧困の現場」(東海林 智著:毎日新聞社)
午後6時45分、ソン君が「ハイリーホテル」まで車でやってくる。
バオミンさんは、昨夜から体調を崩し、今日は寝ている,、仕事は
出来ないとの電話があり。
ソン君と一緒にフエ空港へ。具嶋先生の出迎え。
具嶋先生は、山之内製薬研究所長をされ、「カコナール」の
発明者でもある。現在、日本だけでなく世界で講演会をされている。
講演会の講師料をJASSに寄付してくれている。
同時に在宅支援で寝たきりのアン君という男児を支援してくれている。
本当に心のある先生である。
午後8時過ぎ、フエ空港で。
その後、市内のレストランで夕食を軽く摂ってフォンザンホテルへ。
フォンザンホテルでは新年の歓迎にバラの花の贈呈
これから数日、具嶋先生はフエに滞在し、「子どもの家」、
日本語学校、日本料理店、里子のアン君、王宮などの
参観を行う。
「ハイリーホテル」へ着く。午後9時半。
2009年の初日も仕事で始まった。
投稿者 koyama : 2009年01月01日 11:21