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2008年10月19日

薬師寺・東大寺・興福寺参観

快晴   京都

午前9時、JASS日本代表委員会委員長福田もえ子さんと
懇談。2時間ほど。2009年の「現地報告会」の内容など
を話し合う。

昨日京都に集ったJASS各地の会の皆さんはそれぞれ
京都の観光地などを訪問。

私はどうしても奈良の薬師寺と国立奈良博物館の
「正倉院展」を見たくて奈良へ行く。あまり時間が
ないので近鉄京都駅から「大和西大寺」から
「西の京駅へ。徒歩数分で
薬師寺へ。薬師寺にはこれで4度目の訪問。


中学校での修学旅行、教員になってから2回。
中学校の時は東塔だけがあり、西塔、新金堂、大講堂は
なかった。

30年ほど前に行った時、西塔が完成。極彩色の派手な
西塔にかなり違和感を感じた覚えがある。
今回、改めて東塔(1000年以上前の歴史を刻んでいる)
と西塔を見比べた。以前違和感を感じた「派手」な西塔で
あるが、そもそも薬師寺完成の際にはこうした着色が
されていた筈である。そうかんがえるとこの極彩色の
西塔の色こそそもそもの薬師寺東西塔の色だった筈で
ある。


新築の大講堂(もともと寺院は講堂でで仏法の研究・
研修を行うものだった。そのため、寺院では講堂が一番
大きな建物だった。薬師寺の再建でこの形式をとり、
講堂が最大の建物になるように再建した)



東塔



西塔(さいとう)

金堂に安置されている薬師三尊も改めてあるべき場所で見た。
薬師三尊は今年上野の博物館で見たのだが、やはりあるべき
ところで見る三尊は良かった。

薬師三尊が安置されている金堂(再建)


薬師如来


向って左の月光菩薩


向って右側の日光菩薩


(建物の外からの撮影は許可されていた)


唐招提寺、法隆寺も見たかったのだが、時間がないので
西の京駅から大和西大寺駅経由で近鉄奈良駅へ。

徒歩15分ほどで国立奈良博物館へ。


ところが、休刊中。よく見ると10月25日から正倉院展が始まると
書いてあった。25に日を15日と勘違いしていた。残念。



仕方がないので徒歩15分ほどの東大寺を訪問。
奈良の大仏を見る。




更に奈良駅方面を帰る途中、興福寺により
阿修羅を見る。男か女か? なんとなく憂いを含む眉毛と目。
阿修羅はインドでは「命を与える」神様とも「その反対の神」とも
言われていたようだ。向田邦子の「阿修羅のごとく」はまさに
普段は善人のような温厚な人の心の奥底に「人間の命を
断つほどの強い悪」がひっそりと「棲息している」家族を描いている。


興福寺五重塔


近鉄奈良駅には奈良遷都1300年まで何日との看板があった。


京都のホテルへ帰ったのは午後6時。今日は相当歩く。
疲労困憊。


投稿者 koyama : 2008年10月19日 06:36

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