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2008年08月04日
「子どもの家」スタッフとの懇談会
曇りのち雨 蒸し暑い
「ハイリーホテル」5階からの遠景
午前5時半起床。
読書「正蔵・三木助集」
正蔵:首提灯
少し寒く感じる。5階日陰の気温28度。
午前7時朝食。キャッサバ芋の「チャオバンカン」美味しい。
午前8時、ベトナム事務所へ。バオミンさん・税田さん・
ハンさんと一緒に「子どもの家」へ。
「子どもの家」では毎週月曜日の朝、スタッフの打ち合わせを
している。今日はベトナム事務所スタッフも参加し、当面の
いくつかの問題について、「子どもの家」スタッフと意見交換を
した。
最初に私の方から2007年3月のJASS第13回総会
で決まった内容を説明。
JASSはJASSベトナムとJASS日本とで成り立っている事。
JASSベトナムの運営委員長はバオミンさん、JASS日本の
代表委員会委員長は福田もえ子さん。JASS全体の代表が
私。
続いて、JASS全体としての目標について説明。
「自立」ということ。今後、20年間、「子どもの家」が続くように
財政的にも自立させる事が重要。
日本からの支援金だけで運営する方式を
財政自立方式に徐々に移行していきたいと話す。
その中核となる事業がスタディーツアーである。
年間、1000人近い若者をフエに招請し、「子どもの家」、
ナムドン、農村ホームステー、日本語学校での交流・
ベトナム語講座、地元高校生・大学生との交流などを
通して、日越青年交流を進め、現地のJASSのボランティア
活動への理解を一層深めながら、財政的にも収入を上げ
自立するというシステムを説明。
夏・春などのスタディーツアー受け入れは、「子どもの家」
スタッフの生活を金銭的に支える意味でも重要である点を
強調。一部のスタッフは、スタディーツアーなどは、
JASSベトナム事務所の仕事で「子どもの家」スタッフは
それに協力・手伝いをするという認識を持っている。
今日の打ち合わせ交流会でこの意識をどうしても変えて
もらいたというのが、私の狙い。
続いて、「子どもの家」の各部屋・施設などの掃除が行き届いて
いないことを指摘した。日本人の誰かがまた支援金を出して
改装してくれるのだから適当で良いとの考えが一部スタッフの
中になくはない。今回、長島弘道・和子夫妻が100万円もの
大金を寄贈し、「子どもの家」A棟の子どもたちの部屋の
全てのペンキの塗り替え、ベッドの板の交換、ロッカーの
修理、トイレの回収・ペンキ塗りをおこなったことを報告。
日本人にとっても100万円と言う金額は大金であること。
そうした善意の上に成り立っているJASSの支援といういことを
十分理解して欲しい。各施設の使い方が乱暴・乱雑な時がある。
ものを直ぐに壊してしなわないように子どもたちを指導して欲しい。
「子どもの家」スタッフからは、これからスタッフと年上の子どもたち
とよく話し合って子どもたちの部屋をきれいにするよう話し合う。
スタディーツアーはとても良い企画だ。私たちも協力し、良い
スタディーツアーになるよう努力する。
スタディーツアーは、「子どもの家」スタッフと子どもたち全体の
仕事だと思っている。心を込めてスタディーツアーを迎え入れたい。
子どもたちの生育歴にも問題があり、トイレを使った後、水を
流さない子どもたちもいる。これは「子どもの家」に来るまでに
家庭で教育されていない子どもたちだ。一部、問題のある
子どもたちもいるが、みんなで教育を徹底したい。
セン委員長と協力してスタディーツアー参加者が満足するような
受け入れ態勢を作っていきたい。
1時間半の懇談会を終わる。
その後、「子どもの家」の子どもたちと交流。
先日、「子どもの家」のターオちゃんの妹が入所してきた。
8歳2年生。姉妹は天涯孤独の身の上である。
午前10時。雨。
子どもたちは食堂でテレビを見ている。
昼食の準備をしている子どもたちもいる。
卓球をしている男子も。
意味があるのかないのかわからない遊びをしている男子も
部屋でスタッフの指導を受けて勉強している低学年の
子どもたちもいる。
今日は急に気温が5度ほど下がった。私も頭が痛い。
子どもたちの中にも頭が痛かったり、体がだるかったり
と横になっている子どももいる。
「子どもの家」スタッフは、夏休み中の自習のために
寄贈されたノートを子どもたちに配る準備をしている。
3ヶ月の夏休み。子どもたちが思い思いの生活を
楽しんでいるようだ。
午前10時半、散髪屋へ。
午前11時半、雨の中電動バイクで「ハイリーホテル」へ
戻る。
昼食。
午後12時半から30分ほど昼寝。
気温は30度程度。急に寒くなったので頭が痛い。
体もだるい。
読書「正蔵・三木助集」
正蔵:鰍沢(かじかざわ)
日蓮宗と身延山、お題目の意味がわからないと
サゲもわからない。
夕方まで必要なメール、資料作りを行う。
午後4時、ベトナム事務所へ。
日本の新聞社から電話。インタビューを受ける。
午後6時、夕食。
午後7時過ぎ、日本人の来客。
日本の先生でJICAの研修を受けているという。
JASSの活動を紹介。
午後9時、閉店。
投稿者 koyama : 2008年08月04日 18:35