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2008年07月23日

地球の歩き方スタディーツアー1班「子どもの家」訪問

晴天

雲一つない「青空」を見ると一層暑さを感じる。

午前5時半起床。昨日の日記を書く。
午前6時半、シャワー。相変わらず「低位置温水シャワー」。

午前7時朝食。ブンボーフエ。
リー君が起きてこない。ハイ君が起こしに行く。

午前7時40分、「ハイリーホテル」を出てベトナム事務所へ。
午前8時過ぎ、地球の歩き方スタディーツアー1班(7人)が
ベトナム事務所を訪問。ベトナム事務所員全員を紹介する。

ベトナム事務所員各自の自己紹介。
その後、税田さんからフエ滞在中の生活上の諸注意を行う。

ベトナム事務所員紹介の後、ベトナム事務所3階にある
刺繍みやげ物店を視察。

バオミンさんと私がスタディーツアーの皆さんと一緒に
「子どもの家」へ。

初めにスタディーツアー参加者と「子どもの家」の
子どもたちとの交流会。

セン運営委員長の歓迎の挨拶。

子どもたちは、3ヶ月の夏休みを十分堪能している。

11年前に「原田大二郎親子ベトナムを行く」で「子どもの家」
でテレビの取材をした際、原田虎太郎君が抱っこしていた
ヒー君もいまや『茶髪男』と化した。



子どもたちの踊りの歓迎


地球の歩き方の皆さん


その後、子どもたちと地球の歩き方の皆さんと交流。


最近3人の子どもたちが「子どもの家」に入所してきた。
3人とも様々な事情を抱えている。
ベトナム社会の諸矛盾を小さな体一身に受け止めて
入所してきた子どもたちの幸せな成長を願うだけである。



交流会終了後、バオミンさんが「子どもの家」の各施設を案内する。

午前10時から11時半までの90分間、私が話をする。
「子どもの家」創設の経過、海外支援についての私の
考えの変遷。「物の支援」→「人間を育てる」→「自立」

外の気温はゆうに40度を超える。90分の話は
さずがに疲れる。


講演会終了、食堂に行く。子どもたちは昼食中。

日本の里親Dさんより里子のチュック君への誕生祝の
シャツを贈呈する。



午前11時半過ぎ、「子どもの家」を後にし昼食レストランへ。

あげ焼きそば。

午後12時半過ぎ、「ハイリーホテル」へ戻る。
1時間ほど昼寝。

読書「本多秋五 物語 戦後文学史(下)」。
野間宏論。「真空地帯」の評価を巡って。
大西巨人が痛烈な批判を書く。軍隊を真空地帯
ということ自体、作者野間宏の思想的な弱点を
露呈していると。戦前の日本自体が異常な社会・
国家であり、軍隊を特別「真空地帯」として別世界
扱いすること自体が戦前の日本社会を見誤っている
という趣旨の批判。それに対し、宮本顕治が、
野間宏の真空地帯を高く評価する論文を書くなど
戦後、数年の間の作家や批評家の批判は手厳しい
ものがある。私も「真空地帯」を読み強い衝撃と
感銘を受けた一人なので、かなり硬直した大西巨人の
批判には驚くばかり。
大西巨人・野間宏・宮本顕治などの
批判・評価の裏には、コミンフォルム批判を受けて
分裂した日本共産党の国際派と所感派の争いも
あったようだ。新日本文学会と人民文学との対立抗争が。
大西巨人の批判はそうした分派闘争の当てこすりとも
思える。

午後5時半、ベトナム人の友人の家に招待され、
飲食を共にする。痛飲。

日本料理店来客6人。

投稿者 koyama : 2008年07月23日 17:48

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