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2008年05月25日

長島夫妻 ホーチミン市へ

晴天  真夏

午前7時起床。
午前7時半朝食。昨夜、日本料理店の子どもたちが
朝食のおかずを作ってくれた。冷凍ご飯(5勺)の
3分の1を食べる。食欲なし。

午前8時半、ウオーキングへ。「ハイリーホテル」付近の
川沿いを歩く。途中で魚釣りをしているベトナム事務所の
クアンさんとソン君に出会う。小さな魚を何匹か釣って
いた。往復30分のウオーキング。
灼熱の太陽。そらはどこまでも澄んだ青空と真夏の雲。


洗濯。新しく買った乾燥機付き洗濯機の使い方が
未だに解明できない。仕方がないので1時間半の
洗濯だけで屋上に干す。

午前11時。ソン君が車で迎えに来る。
ソン君と一緒に長島夫妻が泊まっているホテルへ。
長島夫妻は、今日でフエ滞在をを終えて ホーチミン市。
フエ空港まで行く途中、フエ名物「ブンボーフエ」を食べる。
フエ空港はまだお客があまりいない。チェックインが始まる。
簡単にチェックインの手続きが終わる。

6日間という短いフエ滞在だったが、かなり多様な活動を
行なった。10年間支給を続けているフエ高等師範大学の
奨学生の勤務先を訪問。支給していた奨学金がどのように
活用され、奨学生がそのような学校でどんな仕事をしているのか
という実態を調査。海外支援をする人は、機会があったら支援の
実態をこうした形で調査することが必要である。
本当に支援金が有効に使われているのかを知るのは、支援者の
権利であるからだ。NGOも常時、支援者に対して全ての活動・
会計を公開している責任がある。

研究対象の農村の実態、合作社訪問、バイックマー国立公園
の事態調査など、今までの訪問者とは一味違ったフエ滞在であった。
里子のタムさんとの面会、「子どもの家」の視察、子どもたちとの
昼食。ベトナム事務所員、日本人スタッフとの懇談、ドンバ市場視察
フエ最大のスーパーマーケット視察など、たった6日間ではあるが
多様な活動を行なった。

今日はフエから ホーチミン市。 ホーチミン市では、クーチトンネル、
ミトー視察などが予定されている。
無事な視察旅行になることを祈っている。忙しい中での
フエ訪問・激励に感謝。

午後12時半、「ハイリーホテル」へ戻る。「ハイリーホテル」の
カギを忘れ、税田さんに電話。あけてもらう。

午後1時、屋上の洗濯物を取り入れる。昼寝。

午後2時半読書。「超訳 資本論」(的場昭弘著)
一般的価値形態、貨幣形態。ここで商品とは何かを知る。
商品の二つの性格。使用価値と交換価値。
ゆっくりと内容を確認しながら読む。資本論そのものを
読んでいるのではないので理解はしやすい。
それでも資本論はかなり「論理的」思考、理系の思考が
必要である。

午後4時、ミネラルウオーターと缶ビールを買いに行く。
1・5リットル3本、缶ビール10缶で770円。

午後6時、停電。しばらくして電気が点く。
冷蔵庫の電源が切れていた。ビールを飲もうとしたら
暖かかった。急いで電源を入れる。冷凍室に2本ばかり
いれて、急速冷凍を試みる。午後6時半、フダ缶ビールを
飲み始める。さすがに「資本論」を読みながらビールは飲めない。
「パンツのめんもくふんどしの沽券」(米原万里著:ちくま文庫)
米原万里のパンツ、下着に関する薀蓄(うんちく)集。
彼女の著書はほとんど読んだ。
ビールを飲みながら読むには最適の本。こういう機知があり
博学の人が早世することは本当に残念。
「本書流」にいえば「米原万里 美人履くめえ」と言った所。
終戦前後、ロシア人はパンツを履いていなかった、
排便後紙を使っていなかった。
「ソ連は唯物論の国だからカミはないのさ」とのこと。
一応解説させて頂くと、『神』(それは宗教を否定していた)
と『紙』(お尻を拭く紙)をかけている。
「パンツ」と「ズロース」の違いをお分かりだろうか?
「パンツ」は股下程度の短いもの、ズロースは更に長いもの、
今で言う「スパッツ」。

「ハイリーホテル」の私の部屋には50センチほどの蛍光灯が
点いているだけ。薄暗く本を読む明るさにではない。困ったものだ。


投稿者 koyama : 2008年05月25日 18:23

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