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2008年04月26日
ファンダンルー高校静大入試説明会:「子どもの家」訪問
曇り
気温22度。寒い。
朝6時、テレビで長野市の聖火リレーの中継を見る。
テレビで見ていると「調和の旅」という
聖火リレーのスローガンとはおよそ縁遠いものとなっている。
あえて言えば「茶番」という言葉が出てきてしまう。
長野の一般市民は、扉を閉ざし家の中に。中国人やチベット・
ウイグル自治区の人々が、沿道で旗を振る。
中国の指示で大量の中国人留学生が全国から動員され
長野に結集。中国国旗を振っている。日本では思想・表現
の自由が憲法上は保障されているので違法ではない。しかし、
この大量動員の中国人留学生の長野結集という中国当局の
方針は、政治的には大きなミス方針。却って日本人や
世界の人々に不信感を与えてしまった。
日本で中国国旗を掲げ、集会を開き、デモを行う自由を行使し
していながら、自分の国では「集会の自由」「思想・表現の自由」
を抹殺しているダブルスタンダード国家に対する不信感である。
日本人が中国で同じように集会・デモをすることは許されない
中国である。長野聖火リレーを中国はもう少し静かに見守るべき
だった。KYの象徴ともいえる中国当局の情勢判断である。
午前7時45分、「ハイリーホテル」に車。フォンザンホテル。
午前8時過ぎ、静岡大学の皆さんと一緒にフエ郊外の
純農村地帯にある「ファンダンルー高校」へ。
今日は高校の試験。別棟で『静岡大学入試説明会』が
行われた。高校2年生で理系の生徒60人が参加。
地元フーバン郡の郡長、PTA会長など役員も参加。
松本先生、和田先生の説明。約1時間半。
その後質疑応答。
生徒からいくつかの質問が出た。
その後、校長先生・副校長先生・PTA会長・役員の
皆さんと懇談。以下のような意見がでる。
・ファンダンルーはフエ市の郊外にある。生徒は市内よりも
純粋で真面目である。
・農家が多く日本での生活費750ドル~900ドルは
払えない。是非、奨学金・学費免除などの支援をして欲しい。
・こうした海外の大学から直接話を聞くのは初めての機会だった。
ありがたい。感謝している。
午後11時過ぎ、昼食。
その後、1時間半ほど休息。
午後2時過ぎ、電動バイクでフォンザンホテルへ。
静大の皆さんと縫製研修センターへ。縫製研修センターは
かなり増強工事が進んでいた。佐藤理事長が陣頭指揮で
増強工事を行っていた。
続いて「子どもの家」へ。「子どもの家」代表に子どもたちへの
お土産のお菓子を渡す。その後、私の案内で「子どもの家」の
各施設を回る。
「子どもの家」を後にして、ドンバ市場へ。市民生活の視察。
午後5時ホテルへ戻る。
午後6時から日本料理店「子どもの家」でベトナム事務所員と
懇親夕食会を行う。
子どもたちの作った日本料理に舌鼓を打つ。
残念ながらフダ生ビール工場の機械が故障。サーバー用の
ガスの供給が出来ないまま3日間たってしまった。今日も
様々な努力したが、結局サーバー用のガス届かず、生ビールが
飲めなかった。代わりにフェスティバルビール(フダビールの姉妹品)
を氷水で冷やして飲む。
午後9時半、懇親交流会は終了。
今日で3つの高校での説明会を無事終了。様々な教訓と経験を
積んだ。松本先生・和田先生をはじめ同行の諸先生方の
努力を高く評価したい。
明日は、静岡フエ青年交流会館で「個別の静大留学相談会」
が行われる。
投稿者 koyama : 2008年04月26日 08:06