« 正月に考える日本 | メイン | S氏・K氏案内 »

2008年01月06日

具嶋先生ご夫妻見送り

曇り

気温22度。多少、寒さが和らいだ。

午前8時起床。
メールの受信、送信。

午前9時45分、バオミンさんが「ハイリーホテル」へ迎えに
来てくれる。リー君と3人で具嶋先生投宿のホテルへ。
その足でフエ空港。

多少早めに空港に着いたためチェックインカウンターが
閉まっていた。しばらく空港内喫茶店で懇談。

午前10時40分、チェックイン可能となる。
3日間のフエ滞在日程を終え、ハノイへ。
この間、「子どもの家」、里子のアン君の自宅訪問、
日本語学校で「DNA」研究の現状などについて話を
して頂く。
2日間にわたり日本料理店で日本料理を召し上がり、
子どもたちへの支援を継続して頂く。
3日間のフエ滞在に感謝。

リー君も具嶋先生の荷物運搬を行う。
具嶋先生からほめられる。


具嶋先生ご夫妻を見送り、3人で「ハイリーホテル」へ。
「ハイリーホテル」近くの大衆食堂で朝食・昼食兼用の
ビールを飲む。

串刺しの「ヤキ豚」。炭火焼。

ついて来た野菜の中に『生のこしょう』があった。緑色のつぶ。
ブドウ状のもの。ピリッとして美味しい。


午後12時半、途中で私は「ハイリーホテル」へ帰るが、入り口の
鍵が開かない。バオミンさんを呼んであけてもらったがだめ。
「ハイリーホテル」内にいる税田さんを電話で呼び出し、
あけてもらう。

2時間ほど休息昼寝。

午後3時から読書。「与謝野源氏」{葵の巻読了)
源氏の正妻、左大臣の娘の死去。

フエ要人訪日の打ち合わせ。福田もえ子JASS日本代表委員会
委員長とメールでの打ち合わせ。日本側で積極的な受け入れ
準備態勢を作ってくれているので安心して訪日できる。感謝。

夕食用にベトナム風ほか弁ーコムディア(70円)を買いにいく。
ベトナム事務所で日記書き込み。「ハイリーホテル」の自室の
パソコンが故障し、日記用の写真が取り込めない。

2008年1月26日午後1時半東京北区王子で行われる
「ベトナム現地報告会」で話すレジュメを作る。


11月26日、フエに戻り、「ハイリーホテル」への引越し、
多くの訪問者への対応、1月24日からのフエ要人の
訪日準備、新しいプロジェクトの準備・・・・・など忙しい
毎日を過ごした。
昨年11月「還暦」という人生の節目を迎えた。その後
確実に体力と健康の衰退を感じているが、この40日間、
増強されたのは「酒量」だけ。20歳のリー君、22歳のハイ君と
対等に飲もうと思ったら本当に大変である。
リー君、ハイ君の生い立ちを考えると、「ハイリーホテル」
で一人でいる二人を見ていると、何かしてあげたいと
いう気持ちになる。リー君に日本料理店終了間近、
「先生、ビール飲みましょう」と言われたら「断る」ことは出来ない
という『理屈』で10日間ほど、日本料理店終了後、リー君、
ハイ君と飲んでいる。二人とも父親がいるようでいない。
私はリー君もハイ君も自分の子どもだと思って付き合っている。
私がフエで「子どもの家」や障害児、奨学金支給などの
ボランティアをしていることの本当の気持ちを理解できない
フエ人もいる。

フエは今、「小型バブル」。「金・金・金」。お金があることが
出世であり立派な人間だと大きな勘違いをしている人間も
いる。人間にはお金だけではない「大事なもの」があるということを
理解できないフエ人もいる。致し方のないことではあるが
300年ほど前に出発した資本主義。多くの先進国が
「バルブ」を経験したが、バブルが永続した国は皆無。
無知とは恐ろしく可哀想なものである。お金が全てと
人間関係をお金で計り、切捨てるベトナムの世の中の
風潮ではある。しかし、バブルはいつか崩壊してしまう。
わが日本も1985年から1991年位までのバブルを
経験している。お金が全てと考えた日本人も多かった。
しかし、バブルが崩壊し、お金より大事なものがある
ことに気づいたのである。それは、「人間」である。
人間同士の信頼、お金だけで計れない人間の
生き方である。
人間はお金だけで動くものではないことを理解すべきで
ある。今、小型バブル最中のフエ。小金持ち、
一時成金が出没している。お金と立派な衣装は着ているが
人間は野蛮人・貧乏人根性丸出しといった人もいる。
教養と知性がない一時成金は見ているだけで吐き気がする。
近い将来崩壊するフエの小型バブル。それさえ知らないで
立派な「毛皮」を着て、高給な腕時計をし、別荘を立てて
「出世」したなどと思い上がっている一部の一時成金のフエ人。
日本が経験したように近い将来、バブルが崩壊したら
どん底の生活に戻ることを知るべきであるが、そうした
ことを思い計る知性と教養すらないのが情けないところである。
私がフエに来て15年。私の周りにこの種の人間が
一人もいないことは幸いなことではある。


投稿者 koyama : 2008年01月06日 19:25

コメント