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2007年12月21日

日本語学校で日本語を教える

晴天

気温27度。

午前7時朝食。おかゆ。

午前8時半、新任日本語教師の松田先生が
ベトナム事務所で初仕事。就任早々ではあるが、
フエにかなり慣れてきているように見えた。
沖縄とフエが食生活・生活文化などがかなり
似ているところもあるようだ。

午前8時半からベトナム事務所員ソン君が、日本料理店
の子どもたちに日本語を教えていた。毎週1回金曜日。


午前9時、フエ市人民委員会外務部へ。
2008年1月24日から30日まで、フエ市要人を
と一緒に訪日する。1月26日(土)午後1時半から
東京北区王子にある「北区教育会館」で
『ベトナム現地報告会』を開催する。
2007年2月3日の総会で決定したJASSの新しい
方針に従ってこの1年間進めてきた現地での
「自立」に向けた取り組みの報告会を行う。
同時に地元フエ市の幹部、共産党の幹部も
同行し、現地共産党・行政側から見たJASSの
存在と活動の意義についての報告もしてもらう。
JASS各地の会からの活動報告もある。
また、山本竹勇さんの津軽三味線の演奏もある。
今回は、更に静岡市長懇談、静岡大学学長懇談、
日光市長懇談と日程も盛りだくさんである。
今日は、今回のフエ側訪日団事務局長の
ニエン外務部長と、1月23日フエ出発から1月30日
成田帰国までの諸活動の詳細打ち合わせ、
各懇談の内容と意義、進め方、到達点などを
細かく打ち合わせする。午前11時終了。
全て表に見える諸活動は、事前の精密な準備と
打ち合わせが成功の秘訣となる。

午後12時半、昼食。新ホテルにて。
ご飯、アヒルの玉子焼き、空芯菜のニンニク炒め。

午後1時半から1時間昼寝。
新ホテルに引越し、初めて読書。
「与謝野源氏」(紅葉賀)

メール受信・送信。

午後4時「静岡フエ青年交流会館」にある
日本語学校で「観光基礎コース」の学生20数人に
会話・聞き取りなどを中心とした授業を行う。

新任の松田先生は、若干の期間日本語学校の参観活動。
会話の相手がいない学生との日本語会話を手伝ってくれる。

午後6時、日本語学校終了。
ベトナム事務所に戻り2階の事務所に行こうと階段を
上っていくと、階段の途中で新ホテル警備員のハーイ君が
泣いていた。
事情を聞くとリー君に「いじめられた」というようなことを
言っているかに聞こえた。
早速事務所にいたバオミンさんのところへ連れて行き
事情を聞いてもらおうとした。既にバオミンさんと税田さん
がハーイ君から「泣いた」事情を聞いていた。

昨夜、リー君が酔っ払い夜中に日本料理店で仕事をしている
ニーさんとトゥオイさんの部屋のドアをドンドンとたたいた。
翌日、そのことを注意されたリー君は「俺じゃない、ハーイが
ドアをたたいたのだ」と言ったとのこと。
更に昨日午前中、ハーイ君の自転車を修理する
ため、リー君が一時新ホテルの警備員の代行をする約束に
なっていたが、リー君がどこかに行ってしまい、自転車の
修理が出来なかった。という訳で悲しくて泣いたとのこと。
自転車の件は、私の時計が壊れてしまい、リー君が
「僕が修理にもっていく」と行って路上の時計修理屋に
行ったために警備員が出来なかったという事情は
あったものの、ハーイ君には、悲しい出来事であったようだ。

午後6時半、今日も1日朝から夜まで仕事をしかなり疲れたの
で、フダ生ビールを飲む。授業を参観した松田さんも私と
一緒に夕食。生ビールを飲む。午後5時半から子どもたち
と夕食を摂っていたハンナ先生も同調。午後8時頃まで
ベトナム事務所で仕事をしていた税田さんも同調。
午後9時過ぎ日本料理店閉店。新ホテルへ帰る。

新ホテルでは、ハーイ警備員とリー君が1階ロビーに
いた。昨夜「けんか」のようなトラブルもあったので
ハーイ君とリー君を誘い、新ホテル1階で3人で飲む。

ハーイ君とリー君に「一杯飲むか?」と聞くと、
リー君は素早く新ホテル前の飲み屋に行き15本の
フダビンビールを買ってくる。更に引越しの時行った
大衆食堂へすっ飛んで行き、豚の「肝臓と腎臓」の
炒めものを買ってくる。リー君以外の新ホテル住民は
日本料理店と新ホテルの行き帰りだけでこの1週間
を過ごしてしまった。リー君は引越しの数日後には
新ホテル近辺のお店や状況を調べ、いくつかの
お店のおじさん、おばさんと知り合いになっていた。
そうした点はなかなか能力と行動力、生活力の
ある子どもである。
3人でしばらく飲みながら、『リー君とハーイ君は
二人で1部屋で生活しているのだから、これから
兄弟だと思い、助け合って生きていくように。
今後は、誰かの応援で生きていくという気持ちを
持たずに、自分の給料の範囲でしっかりと計画を
立てて生活して行かなければだめ」との
『お説教』を垂れながら、
リー君が冷やしてくれたフダビンビールを飲む。
人間を育てるということは、本当に難しいことである。
就寝、午後11時過ぎ。痛飲。

投稿者 koyama : 2007年12月21日 18:30

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