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2007年10月19日

病院での検査・関係者と懇談

曇り  寒くなる

午前6時、水200CC飲む。
午前7時、下剤の座薬使用。
午前9時半までに腸内を完全に空にする。

午前9時半、近くの総合病院へ。
レントゲン室へ。
検査着に着替え、腸が動かなくなるような注射を打つ。
肛門から腸内にバリューームを注入し、各部所毎にレントゲン
撮影をし、ポリープ等の有無を確認するのが目的。
胃のバリューム検査と基本的には同様の検査。

肛門にホースのようなものを差し込む。
バリュームを注入。5合(720ML)程度の量のバリュームを
少しずつ、各部所毎に注入しながら、撮影。
腸壁を拡げるために『空気」を相当量注入しながら、撮影。
1時間ほどかかる。ベッド用の撮影台が上下したり、カメラが
動いたり。総計30枚程度のレントゲン写真を撮影。
腸内に空気を注入するので「ガス」がでそうになるが、我慢。
多少、うなりながらの検査だった。

しばらく、待つ。担当医に呼ばれ、その場でレントゲン写真を
見せながら、検査の結果を説明してくれる。
「ここにポリープのようなものが見える」「このままにしておくか
胃カメラのように腸ファイバー検査をするか?、選択してください」
とのこと。腸内にカメラを入れて詳細に検査し、ポリープなどが
あれば、その場で切ってしまうという検査。
腸内内視カメラの検査をしない場合のメリットとデメリット、
検査をした場合のメリット・デメリットを医師が説明する。
「インフォームドコンセント」というやつだ。『最終決定は
ご本人で』とのこと。
バリューム注入の検査だけでもかなり体はきつかった。
無理に腸内を空にするということは、それなりに体に
無理がある。腸内視カメラ挿入は、それ以上にきつい検査との
説明あり。
多少、迷ったが、「楽な道と大変な道があったら、大変な道
選ぼう」との気持ちから「腸内視カメラ検査」をすることにした。
万一、ポリープが悪性腫瘍だった場合には、そのままほって
置けば、「手遅れ」のガンとなり、体中に転移したら、その後の
手当ては大変。また、命そのものに直結する重大事態に
なりかねないと自分なりに判断。手遅れになり後で悔やむ
よりは、万一のことを考え、この際は面倒ではあるが
検査をしよう。

腸内視鏡でポリープを切除した場合、出血するので3泊4日
の入院が必要とのこと。更にポリープが腸管にくっついていた
場合には、開腹手術をせざるを得ないとのこと。

手術の承諾書をもらい、入院の手続きをする。
既に講演会日程が入っている。3泊4日の日程が取れる
日にちは11月21日だけである。11月21日に検査をし、
ポリープ切除の際は3泊4日の入院とした。
腸内視鏡検査は、一応、ポリープ切除を考え、入院を前提
にしている。11月23日誕生日に予定していた「還暦ぶっ飛ばせ
家族総決起集会」は延期せざるを得ない。

入院するとなると「HIVとC型肝炎」の検査が必要とのこと。
再度採血をするが、区の無料検診の方が多数待機中。
1時間ほど待たされ、採血。HIV検査のために1600円態度
の費用が必要とのこと。
その間、下剤を飲んだため何度もトイレに行き、バリュームを
排出する。
採血後、薬剤師の指導があった。腸内視鏡検査のために
検査前日の食事や薬の説明。

当初、午前11時に心臓の病院を予約していたが、無理だった。
午後2時に新宿で知り合いの方と打ち合わせ・懇談の予定。
一度帰宅し、急いで新宿へ。1時間ほど、打ち合わせ。
日本語学校などについて。

簡単な検査なのだが、やはり体には無理を強いている。
夕方帰宅した時点で相当疲れていた。

読書「私の愛する源氏物語」(俵万智著)
源氏物語には795首の和歌が読み込まれている。
35の話題を挙げ、一つ一つの和歌を評論し、
万智流解釈をしていく。かなり、厳しい目で和歌を
分析する。米原万里のような「冷徹な目」と和歌に
ついての深い教養がにじみ出ている。
瀬戸内源氏、田辺源氏(ダイジェスト)を読んでいるので
ある程度源氏物語の筋書きが分かったので、
俵万智が解釈説明する和歌の『置かれている位置』を
理解することが出来た。


投稿者 koyama : 2007年10月19日 09:15

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