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2007年09月23日
体調を崩し、終日寝ている
曇り
数日前から気温が27度程度に落ちる。33度から35度の
頃に比べると5度から7度も急激に下がる。
ベトナム事務所員もバオミンさん・ハンさん・サンさん・ソン君と
順々に体調を崩して来ている。
日本人スタッフも気をつけなければ、と思っていた矢先、私がダウン。
37度ちょとの微熱、倦怠、頭痛。幸い食欲あり。
この数日、どうしても寝込むことも出来ずにいた。昨日も
中秋祭り・地球の歩き方Ⅵの晩餐会。
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今朝は10時まで寝ていた。いくら寝ても寝られる。
朝から一日中、中秋祭りの太鼓が響いている。
隣りのホテルでは、何かの行事をしているのだろうか、
朝から大きな音で太鼓をドンドンたたく。うるさくて眠れない。
午前10時半、朝食。昨夜の晩餐会の残りを調理のウエンさんが
お土産に包んでくれた。ご飯、胡麻和え、ポテトサラダとお茶で
朝食。
それほどの高熱でもないので本を読む。と言っても軽い本。
「幻の光」(宮本輝著)読了。
「こうもり」「寝台車」。絵で言えば水彩画。
私の好きな上原隆「雨に濡れても」と筆致が似ている。
淡々と書いているだけだが、読み終わると心にひっかるものが
ある。水彩画を見た後、人生の機微・人生の変転などを
考えてしまうような本である。筆者の力が想像力を引き出す。
「はみ出し人間の系譜」(杉本苑子著:中公文庫)
微熱に丁度良い本である。変人奇人の話。
原作は伴こうけい「近世奇人伝」と八島五岳「百家奇行伝」から
64人の変人奇人を選び、杉本氏の私見も交えて紹介。
変人奇人といわれる人たちは、ある意味でその時代の
偉大な反逆者だと言っている。「あざけりや悪口に屈し、
中途半端なままで投げ出したら負けなのだ。世間的な
常識を蹴飛ばし、はみ出し人間の道を選んだ以上、
孤独は一生の道ずれと、覚悟しなければならない」と
書いている。
午後2時頃、CNNテレビを見ていたら「福田氏PMへ」
と言った見出しがでた。福田康夫氏が自民党総裁になった
ことが分かった。
日本という国は不思議な国である。「恥じ」という言葉が
死語になったようだ。
参議院選挙で自民党が大敗した。民意をうけ辞任するのかと
思ったら安倍首相は居座った。1ヶ月間も組閣を伸ばし、
第2次安倍内閣を組閣。インド・オーストラリアでは、テロ特捜法を
成立させるとの海外公約を勝手にしてきた。やる気満々。
いよいよ「ねじれ国会」が始まった。安倍首相の所信表明演説。
参議院選挙大敗の総括がきちんとできないまま、スローガンを
叫ぶだけ。新聞(インターネットだが)でも「虚ろな所信表明」
など書かれてしまった。1日明け、いよいよ各党の代表質問
となったら、突然辞任。政権投げ出し首相。前代未聞。
政権投げ出し自体が恥ずかしいことである。
それから自民党という一政党のために国会が休止状態。
10日間の自民党総裁選挙のために国会は37億円の浪費を
しているとのこと。ばかばかしい。そのうえ、国民に大迷惑を
かけている自民党が街頭に繰り出し「総裁選挙」をしているという。
国民に投票権はありません。勝手に自民党の中でやったららどう
ですか?
そんな馬鹿げたパフォーマンスをする前に、貴方たちは現在
『謹慎中』の身なのです。国民にお詫びをすべきである。
貴方たちに「厚顔無恥」という言葉を送りたい。
選挙に負けて1ヶ月間も組閣の準備をしながら、突然
政権を投げ出した自民党としてのお詫びが必要。お詫びの気持ち
があるのなら、街頭で福田・麻生の派手なパフォーマンス
などは、「恥を知れ」と一喝したい気持ちである。
現在も安倍氏は首相である。病院に篭ってしまい、
当初4・5日の入院という病気の詳しい病状も明らかにされていない。
既に入院して10日以上が経っている。首相代理も置いていない。
安倍氏が病院で決済しているという。しかし、与謝野官房長官が
安倍氏の会うのはたった10分。海外メディアは、「日本は不思議な
国だ。最高責任者が機能しなくても国が動いている」と報じている。
今、大きな地震や重大な出来事が勃発したらどうするのだろうか?
国民への危機管理義務遂行能力ゼロの自民党である。
福田でも麻生でも「小泉・安倍構造改革」を継承すると言っている。
大同小異である。内閣投げ捨て安倍首相の血迷った暴挙で
浪費した国会の無駄遣い37億円(東京新聞試算)で世界の
ストリートチルドレンが12万人(1年間)救われるという試算を
してみた。「お目出度い」我が日本ではある。
「腐食」とか「劣化」という言葉があるが、まさに自民党は
腐食・劣化の真っ只中。といいながら、そのこととばは、
そうした自民党の馬鹿げた行動とパフォーマンスを許している
私たち国民に向けられていることを自覚しなければならない。
劣化・腐食は国民の現実の反映。
血圧と体温が更に上がる。
午後10時過ぎまで中秋祭りの太鼓が近くでなり続ける。
お祝いとはいえ、迷惑千万。歓声とドンドンドンドンと打ち続く太鼓。
眠れない。困ったものだ。明日も続くのか?
投稿者 koyama : 2007年09月23日 18:09