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2007年09月13日

ACCLフエ中央病院訪問

晴天 夕方小雨。

午前6時過ぎ起床。

午前7時朝食。ブンボー。

午前8時、ACCL(アジア・チャイルド・ケア・リーグ
代表渡辺和代)の関係者とフエ中央病院へ。
ACCLはベトナム中部の「小児ガン」特に小児白血病
の子どもたちの支援を行っている。
今回はACCLに協力している小児ガンの専門医師、
緩和ケアーの専門家、小児ガン患者の家族などが
参加。

午前8時半。フエ中央病院院長と会談。

その後、フエ中央病院小児科へ移動。小児科医長、小児ガン
担当医師との懇談。

その後、小児ガン病棟の視察。

午前11時過ぎ、フエ中央病院を出て、昼食へ。
バオミンさんはACCLの皆さんと昼食。
私は「マブベ・笑顔の会」(大極安子代表)の皆さんと
昼食。
昼食前にマブベ・笑顔の会を通して「子どもの家」に
送られた寄金を頂く。感謝。


●日本の片山様からの寄金を頂く。

●マブベ・笑顔の会・高木様・福田真弓様よりの寄金を頂く。


その後、マブベ・笑顔の会の皆さん4人と昼食。
フォー、ベトナム風ラーメン、肉まん、チャーハンなどを食べる。
美味しい。満足。

午後12時半、自室に戻る。
昼寝。
読書「三たびの海峡」。非常に面白い。引き込まれる。

午後2時、ACCLの皆さんと再度、フエ中央病院へ。
二組に別れ、小児白血病の治療の専門的な問題を
話し合うグループと、小児白血病の子どもたちと
折り紙で交流ケアーをするグループに分かれ行動。

白血病棟の子どもたちの部屋に行く。両親が
ベッドについて世話をしている。子どもたちは当初
暗い顔をしていたが、折り紙を見せて、一緒に
作り始めると生き生きとした顔つきになってきた。
医療というものは、もちろん物理的に病気を治すことが
基本なのだろうが、折り紙を見せ、作り出すと
寝ていた子どもたちに笑顔が出てきた。一緒に折り紙を
作り出すと、子どもたちから笑いが出てきた。
こうしたことも広い意味の医療行為なのかなと思った。
子どもたちが生きたトータルとしての人間である。
病気になったモルモットでなはない。毎日の生活に
喜びと楽しみ、苦しみと悲しみがあるはずだ。




フエ中央病院小児科病棟はアメリカのNGO支援で作られた。
海外支援はどうあるべきかを端的にあらわす実例のようだ。
アメリカのNGOはフエ中央病院内に「アメリカ流の小児病院」を
多額の資金を投資して作った。飽くまで善意な支援である。
投薬はテレビモンターに番号表示をするシステム。しかし、完成後
このテレビ投薬システムが稼動したことはない。ベトナムの
現実に全く合わないもの。使われていない。最近では
たくさんあったテレビモニターが撤去されている。
違うところで使われているのか?
小児科病棟は全ての部屋にエヤコンがあるということを
前提に設計された。小さな窓。外部の空気が入らないように
配慮された設計。しかし、現実にできあがっらアメリカ流
エヤコン用小児病棟には、電気代がかかるという理由で
フエ中央病院はエヤコンを入れていない。
エヤコンが入ることを前提にして作られた小児病棟。
窓が小さく、部屋は密封状態。エヤコンがないと
地獄の温室である。小児病棟の白血病の子どもたちは
密封された部屋でエヤコンもなく居たたまれないほどの暑さと
湿気の中で耐えていた。国際支援は、現実を知るべきである。
自国が進んでいる、進んでいる自国のものさしで遅れたベトナムを
支援すると言った思い上がりを捨てて、子どもたちの実態、
ベトナム社会の実態を知るべきである。
日本のODA支援で出来たフエ中央病院の
病棟も事実上お金持ちの人たちしか入れない病棟と化している。


午後3時40分。活動を終了し、ACCL、フエ中央病院小児科の
医師の皆さんとトゥアティエンフエ省人民委員会へ。
ホア副知事への表敬訪問。


その後、ホア副知事招待の晩餐会

午後7時過ぎ、晩餐会終了。

午後7時半から地球の歩き方スタディーツアー添乗員と
日本料理店で懇談。午後8時半まで。

今日は朝から1日中の活動であった。
日本の政治情勢を把握することが出来なかった。
安倍自爆辞任後の情勢はどうなっているのか?

今回の安倍自爆辞任を私なりに「総括」してみた。
原因は二つ。

第1は、安倍首相を後継者ににしたのは、小泉元首相である。
今回の辞任の最大の原因は、「小泉構造改革」が結果として何を
もたらしたのか?である。国民的な格差の拡大、真面目に働いても
生活保護以下の収入にしかならない「ワーキングプア」の増大。
結果的に安倍首相の「改革路線」は本当の改革ではなく、
日本の大企業のための構造改革、貧しい人、弱い立場の
人や地域を犠牲にした「ニセ構造改革」だった。貧しい人々、
真っ当に働く人々が馬鹿を見る「構造改革」だったのである。
参議院選挙の大敗は、基本的には、小泉路線を継承した
安倍内閣の路線への否定。

第2に、安倍首相の個人的なパーソナリティーである。
戦前への復帰としか思えない「アナクロニズム」内閣であった。
「戦後レジームからの脱却」「狭義の従軍慰安婦はなかった」
など、世界に通じない狂信的な思考。北朝鮮問題なども
強硬路線一本。アメリカの路線転換で安倍路線は、世界の
流れからも取り残され自縄自縛状態となった。

客観的に見ると安倍首相は、にっちもさっちも行かなくなり、
自爆辞任せざるを得ない所まで追い詰められたのではないかと
同情する。力と経験のない阿部首相を」持ち上げた周りの
人物の責任が大きい。安倍首相を事実上後継者にした
小泉全首相の責任は大きなものがある。

海外メディアの安倍辞任は以下のよう。それぞれ核心をついて
いるように思われる。




①米紙ワシントン・ポストは、安倍首相が7月末の参院選で
 惨敗して以来、「生けるしかばね」
②ニューヨーク・タイムズは首相は「明らかに闘う度胸を持って
 いなかった」と戦意喪失の様を紹介。
③英フィナンシャル・タイムズは「武士道ではない、
 臆病(おくびょう)者(チキン)だ」
④インディペンデント紙はスローガンの「美しい国」と国民の生活
 に即した関心との「格差」などから「『権力のおごり』の教科書だ」。
⑤イタリアの有力紙レプブリカは「若い才能と目されていたのに、
 彼の政府はへまと素人的振る舞いにさいなまれていた」とした。
⑥ドイツの経済紙ハンデルスブラットは、「政権は風に揺れる竹の
 ようにいつも外因になびいていた」と表現した。
⑦アルゼンチンのニュースサイト「ウルヘンテ24」「日本流のハラキリ」
 の見出しで、「スキャンダルで5人の閣僚が辞任や自殺をし、
 首相は351日の間、ひ弱な政権を守るのに必死だった」。
⑧英BBCのスペイン語版サイトは「翼が短かったタカ」。
⑨韓国紙はほぼ全紙が1面で辞任を伝え、
 「運もなかったが、危機管理、内閣統率はどうしようもない水準との
 評価を受けた」(朝鮮日報)、
 「最後までちゃんと判断できなかった」(中央日報)。
⑩中国では新華社通信が「安倍政権が国民の支持を失い、
 自民党内でも求心力がなくなったため」と論評。
 「タカ派、麻生氏が後任へ」(英字紙チャイナ・デイリー)
 などと早くも「ポスト安倍」に関心が集まっている。
⑪ロシアの主要紙コメルサントは「日本は政治的カオス
 (混乱状態)に入った」と報じた。
⑫台湾では安倍首相を「親台派」とする見方が一般的で、
 論調は惜しむ声が圧倒的。
⑬香港紙「明報」は社説で、安倍首相が小泉前首相と異なり
 靖国参拝問題でアジア諸国への配慮を見せた点を高く評価したが、
 「それが安倍政権が放った唯一の輝きだったとも言える」とした。

世界のマスコミもそれなりに日本の実情を正確に伝えている。
誰が後継者になっても自民党の歴史的退潮傾向は阻止できない。
自公政権の破綻を内外に明らかにした安部自爆辞任であった。


投稿者 koyama : 2007年09月13日 23:06

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