« 打ち合わせ:訪問者対応 | メイン | 地球の歩き方Ⅴ「子どもの家」へ:安倍首相「自爆辞任」 »

2007年09月11日

地球の歩き方Ⅴフエ着

晴天

気温32度。湿度70%。

午前5時起床。血圧高し。

読書「三たびの海峡」。

午前7時朝食。ブンボー。

午前8時半、福島大学・早稲田大学の学生さんと懇談。
午後1時まで。ベトナムの事情、「子どもの家」、子どもたち
日本の教育の問題など・・・・・。

昼食の時間なし。

昼寝 1時間。

午後2時半。フエを訪問する静岡の製紙会社の関係者と
連絡。

静岡市役所とメール連絡。

体がだるい。ベッドに横になる。

ーーーーー

1週間ほどかけて「VOICE 2007年4月号」
「特集:格差が日本を強くする」の9人の論文を
全て読んでみた。

論者は全員現実の格差がどのような実態になっている
のかを論じてはいない。どの論者も「理念」だけの
空中戦。現実をきちんと分析し、そこから格差が必要との
結論を導き出す思考法が必要かと思われる。

これら9人の論者に以下の現実を示すだけでも十分に
意味のあることだと思う。

現在、働きたくとも仕事のない若者たちが増えている。
駅のごみ箱などから汚れていない週刊誌を集めて業者に
販売する若者は、一日の収入が400円だそうだ。
全給与所得者の5人に1人は年収200万円以下
(国税庁「民間給与実態調査結果」2005年)。
15歳から34歳までの非正規雇用者は27・2パーセント
(総務省統計局「労働力調査結果」2006年)で毎年増加している。


全給与所得者の20%は年収200万円以下と国が認めている。
真面目に働く日本人の5人に一人がほぼ生活保護費と同等の
収入しかないのである。正社員でない若者は若者の3人に1人
に近い。

能力がない、意欲が乏しい、現在の社会に合わないなどと言って
みたところで、給与所得者の20%が年収200万円以下という
事実は、政治や労働政策の結果でしかない。年収200万円以下
ということは月収16万円以下。家を借りて食べていくだけで精一杯
の国民が20%もいる現実をどの論者も語ろうともみようともしない。
若者の3人に一人が非正規雇用(パート・派遣・アルバイト)である。
これらの若者が仕事に習熟し、今後の日本社会を背負っていくための
トレーニングさえ出来ない現実である。日本という国家の未来を支える
若者の危機的実態である。
現実を見ない・見たくない人々は、「心構え」「お説教」に終始する。
何事も現実を見ることから出発するのではないだろうか?
怠慢やさぼりで年収が200万円以下ではないことを知るべきである。

ーーーー


午後5時。地球の歩き方Ⅴ添乗員さんから電話。
35人、全員が無事ホーチミン空港へ到着とのこと。
搭乗者が少なくなったのかホーチミン市からフエへは
プロペラ機に変更されてしまった。通常1時間で
行く距離だがプロペラキ機は2時間かかる。
フエ到着が大幅に遅れる。午後8時半の予定。

午後5時過ぎ、豪雨。秋近しか?
例年、9月15日頃台風でフオン川が洪水になる。
今年はどうなるか?

午後7時45分。バオミンさん・ソンさん・サンさん・私で
地球の歩き方Ⅴ班の皆さんの出迎えに行く。
飛行機が遅れフエ空港着は午後9時前。

●出迎えのベトナム事務所スタッフ

●フエ空港で全員記念写真

国道1号線を北上。午後9時半、「フォー24」へ。
米うどんのフォーの夕食。

フォー24で食事をし、午後10時半にホテルへ向かう。

ホテルチェックイン。セフティーボックスがなく、一人一人が
封筒に貴重品を入れ、セロテープで封印する。
フロントは1人しかいない。2~3人位スタッフを出すように
言うが、「時間が来たので全員帰ってしまった」との返事。
結局、30分ほど、かかり、セフティーボックス代わりの
封筒預けを終わる。各自、部屋に行き、①トイレの水
②温水シャワーがでるか ③冷蔵庫は使えるか
④エヤコンは使えるか のチェックをしてもらう。
こんなことをお客がチェックしなければならないサービスの
現状である。お金を取ることには熱心だが、義務を果たす
ことにはいたって無関心な昨今のベトナムである。

30分ほどロビーで待つ。お客さんが来て「温水シャワーが出ない」
という。係りの人は「明日直すと行っている」とのこと。
「明日では駄目だから」といい、ミンさんに行ってもらう。
20分位すると、外から工具をもった職人さんのような人が
ホテルに入ってきた。温水シャワーを直そうということらし。
時刻は既に11時を過ぎている。お客さんは今朝4時頃起きて
成田・関空へきているので相当疲労が蓄積している。
「今からシャワーを直すのではお客さんの寝る時間がなくなる。
部屋を変えてもらうように」に言う。
そんなことをしているうちにシャワーが出るようになった。
掃除の叔母さんがシャワーの元栓を勝手に締めてしまった
とのこと。

しばらく部屋の問題がないか、添乗員さん・バオミンさんと
ロビーで待つ。
全て終了したのは、午後11時半。
部屋に戻る。

今日は9・11NYテロの6周年。9・11テロとその後の
各国の国民・指導者の対応がどうだったのかを
ある程度客観的に分析できる6年間でもあった。

投稿者 koyama : 2007年09月11日 18:45

コメント