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2007年04月10日
成田→ホーチミン→フエへ
東京は小雨。
朝7時、巣鴨経由で日暮里へ。日暮里からスカイライナーで
1時間。
午前9時過ぎ、成田着。ベトナム航空出国カウンターはガラ空き。
入管の出国手続きも簡単。
午前10時半成田発のVN便。待合室に行くと午前10時20分発に
変更の表示。いつものことだが、早まると言って、結局は
予定より遅くなるのだが・・・。。案の定、出発は午前10時40分。
機内はガラ空き。真ん中の3席に座る。昼食は牛乳と機内食。
ビールは飲まなかった、というのか飲みたくなかった。
3席に寝ながら読書。
「寂聴 般若心経 生きること」(瀬戸内寂聴著 中公文庫)
機内とホーチミン市での待ち時間、フエまでの機内で読了。
「般若心経」は600巻とも言われる「大般若経」という膨大な
経典のエッセンス。276文字の経典。
仏陀は2500年ほど前にインドの北部ネパールのターライ盆地
のシャカ族王子として生まれた。シャカ族は千葉県ほどの
国だったそうだ。29歳で王宮を家出(出家)し、苦行林で6年間
難行苦行。しかし、悟りを開けず、苦行林を脱出。
気候の穏やかな尼連禅河(ネーランジャラー河)のそばに
生えている大きな木の下に座り、座禅を組み7日間で
悟りを開いたとのこと。
釈迦没後600年ほどして釈迦の教えの原点に
戻れとの運動が起こり、西暦250年頃、インドに
ナーガルジュナ(龍樹)という大思想家が出て、「大般若経」
を出した。「空」と言う概念。
7世紀に三蔵法師玄奘がインドへ渡り16年間インドで勉強し
膨大な経典を中国に持ち帰り、中国語に翻訳。
現在日本で使われている「般若心経」は玄奘訳が中心。
それ以前にも羅什訳もある。
「空』と言う概念と因縁と結果。全ての事象は原因がある。
諸行無常の思想。万物は流転する。
一読の価値あり。この本を読むと般若心経のおおよその
意味が分かる。
午後8時半、トンチンカンホテル着。
ホーチミン市は33度。フエは雨。22度。寒い。
日本料理店で夕食。
子どもたちも日本人スタッフも元気に仕事をしていた。
大塚さん、税田さん、仁枝さん、石塚さんと簡単な会食。
この間の情報交換。
午後11時50分、就寝。
投稿者 koyama : 2007年04月10日 10:43