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2007年03月05日
ピースボートダナンへ、日本の投資視察団来訪
曇りのち晴れ
疲れがたまり朝起きられない。
午前7時朝食。フォー。乾麺なので美味しくない。
午前8時半、ベトナム事務所へ。
いくつかの問題の打ち合わせ。
昼食はトンチンカンホテルへうどん。
午後1時過ぎ、帝国ホテルへ日本の投資視察団の社長さん方
を迎えに。
投資視察団は、旧三和銀行系の経営者の研究会関係者が
中心となったもの。
12人の企業家が参加。中には年商1000億円の企業もある。
バオミンさんと一緒に皆さんを案内しフエ市人民委員会へ。
フエの投資環境の視察、市長への表敬訪問。
フエ側は、市長、副市長(経済担当)、外務部長、
フエ省投資計画局副局長、部長、フエ市人民委員会
事務局長など豪華なメンバーが出席。
フエ側の投資受け入れへの並々ならぬ姿勢が読み取れる。
●フエ市側
●日本側投資団
●フエ市長の挨拶
●日本側投資団団長挨拶
フエ省投資計画局がフエへの投資環境、優遇措置などの
説明を行った。
その際、フエ投資環境についてパワーポイントを使って説明したが、
スクリーンに映った日本語の文章があまりに稚拙なものなのに
驚いた。聞くとフエ市人民委員会外務部にいたJICA海外青年
協力隊員が監修したとのこと。呆れてしまう。
全体の説明文が「です調」と「である調」の混合文。
日本人投資家に説明する公式文章が「です、である」が混合されて
いたのでは普通の企業家はそれだけで説明文章を信用しなくなる。
ベトナム語を直訳しているため、日本語にすらなっていない文章。
読んでいて赤面する。ベトナム側で日本語が読める人がいないから
何とかごまかせるが、こんな文章を書くJICA海外青年協力隊員の
基礎学力そのものを疑ってしまう。「フエ科学大学」を
「フエ化学大学」と書いてしまったのは、笑ってすますとしても
公式な文章すら書けない青年協力隊員をどんな基準で選んだ
のだろうか? 海外支援などと大仰なことを言う前に
きちんとした最低限度の日本語(小学校で勉強する程度)
を身に付けた若者を選抜して欲しいものである。
この若者は、多分、本を読んでいないのではないだろうか?
おまけに日本側企業家にこの文章を「CD-ROM」にして
渡しているもの驚きである。幼稚な日本語を日本の企業家に
撒き散らしていると言っても過言ではない。
その後、日本の企業家から多くの質問が出た。
税金の優遇措置はあるのか? 利益は日本に持ち帰る
ことが出来るか?・・・・・・
今後、日本企業を誘致する場合に日本語が出来るベトナム人
が必要だが、フエには日本語学校はあるのか?との質問が
出た。市長はフエ市内にある私塾のような日本語学校が
あると回答。
ベトナム中部最大の日本語学校である静岡会館日本語学校
があることを知ってか知らずか答えない。
日本側が「日本人は温泉が好きだ。一度、温泉に入って
日本人の温泉好きを知って欲しい」との質問に、
「フエには温泉がないので、日本の温泉に入りたい」
などととぼけた回答をしている。
フエには京都の会社とフエの会社の合弁会社で
「ミーアン温泉」という立派な温泉がある。草津温泉と
同じ硫黄泉である。コテージ風の建物には室内に
温泉が引かれ、飲んだり食事をしたりすることも出来る。
また、山側には「タンタン温泉」というリゾート温泉も
ある。
投資説明をするのに市長さんが自分の町をしっかり
説明できない現実に切歯扼腕の思い。もったいない。
噂では、近々副知事に昇任するとのこと。
既にフエ市には興味がなくなったのか。
それにしても自分の仕事に関してあまり勉強をしていない
市長にも呆れる。出世も良いが、日本からわざわざ投資の
説明を聞きに来たのであるから、きちんとした答えを言い、
フエの宣伝をして欲しかった。
市長、表敬訪問後、日本側視察者の希望もあり、IT企業と
建築・都市計画会社を訪問。
●IT企業ショールーム(インテルを使ったパソコン等の開発)
●建築・都市計画会社の説明会
フエ市内の二つの企業を視察した後、日本語学校視察。
日本語学校では1月に開講した「観光基礎コース」の学生
フーン先生の指導で勉強していた。このコースは、1日4時間、
週5日間=計週20時間。2年間で1600時間の日本語教育を
行う。
日本語学校を後にして、縫製研修工場を視察。既にほぼ出来上がり
3月末の落成式典を待つのみ。3月27日か28日の予定。
午後4時半、「子どもの家」へ。
セン運営委員長と挨拶をし、私の案内で「子どもの家」を
巡回視察し、子どもたちと交流する。
1時間ほど「子どもの家」に滞在し、帝国ホテルへ戻る。
午後6時15分。帝国ホテルから徒歩10秒。日本料理店へ。
投資視察団の皆さんと懇談。私とバオミン・運営委員長が
応対。
「子どもの家」のこと、ストリートチルドレンのこと、
ボランティアのことなどを話し合う。
夕食会の最後に家庭料理「子どもの家」のスタッフの
自己紹介。
「子どもの家」の子どもたちの成長と子どもたちの成長の
ために努力している大塚さん、仁枝さん、日本人スタッフ
への労いの言葉を頂く。
フダ生ビール、焼酎、久保田千寿の温燗。
午後9時過ぎ、夕食会は終了。投資視察団の皆さんから
多額の寄金を頂く。深謝。
日本料理店の片付け、閉店。
その後、日本人スタッフでこの間のスタディーツアー、
日本料理店の運営、ボランティアなどについて深い反省会を
開く。大塚、税田、石岡、仁枝、石塚、小山。
深い反省会は午前0時過ぎまで続く。
投稿者 koyama : 2007年03月05日 17:11